【社会共創で不登校を希望に】「人の痛みを知る」彼らだからこそ、できることがきっとあるはず。|若者力大賞ユースリーダー支援賞 受賞スピーチ
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みなさん、はじめまして。
NIJNアカデミーの「今日も絶好調!」タツロー校長こと、星野達郎です。
「今日も絶好調!」とは普段は言っておりませんで(笑)
このスライドは本校のある生徒が全校ホームルームのときにつくった思い出のスライドです。
この生徒は人間関係が原因で不登校になり、しんどい時期も経験しました。
オンラインだったらとうちにきてくれて、笑顔も友達も増えて、いまは高輪ゲートウェイ駅のJR東日本スタートアップとコラボレーションした本校のキャンパスに通い、地方創生プロジェクトに取り組んでいます。
先日、群馬県みなかみ町に仲間といき、地方が元気になるにはどうしたらいいのか?
農業の大切さに気づき、先月、鈴木農林水産大臣を彼がメタバース校舎に招待をして、堂々とプレゼンをして、大臣から「今度バズマフにでなよ」農林水産省の公式Youtubeチャンネルに誘っていただきました。
もしかすると、彼は、地方や農業の未来を担うひとりになっていくのかもしれません。
本校にくる生徒は、彼のように人間関係で傷ついたり、障害や特性によって自分を嫌いになったり、社会に絶望し生きることを諦めそうになった子もいます。
誰のせいでもありません。問題は、”学校に行けないだけで”、この国の宝が自身の可能性に自ら蓋をしてしまうことにあります。
NIJNアカデミーは、「Be HAPPY Do HAPPY すべての子どもに幸せになる力と人を幸せにする力がある」という教育理念のもと、多様性・主体性・選択制を土台にしながら、社会共創により日本中・世界中を教材・学びのフィールドとして、誰もが自分らしく誰かを幸せにする未来をつくる、オンラインとリアルを掛け合わせたハイブリッド型の教育機関です。
何年も学校に行かなかった彼女は、出会ったとき、お母さんの着ているパーカーを握りしめ、まるで目の前が崖であるかのようにその身体は震えていました。
チャットやイラストを通じてコミュニケーションを重ね、自信と信頼を少しずつ取り戻した彼女はICCサミットというビジネスカンファレンスに登壇、ファイナルピッチで3分間号泣し続けた彼女は、最後に家族への想いを口にし、会場にいた経営者を泣かせました。
いま、モフモフサークルの部長として学園祭にお店を出し、その売り上げで保護猫団体に寄付をしています。
「社会をよくしたい」「人のためになにかしたい」と、トライ&エラーを繰り返す大人たちを見て、引きこもりの子がここまで変わるのです。
構音障害という、母音以外の言葉をうまく発音できない特性を持つ彼は、先生が怖くて1年生から学校に行けなくなりました。
そんな彼が、ソフトバンク本社の社会化見学でデジタルツールを使ってプレゼンをして、拍手喝さい浴びてスーパーヒーローになりまし た。
それから前向きにいろんなことを挑戦している彼は、昨年、パナソニックの新規事業プレゼを挑戦をして、「先生も忙しくて余裕がないと思うから、僕が採点アプリを作って楽にしてあげよう」と言いました。
先生が原因で不登校になったのに、先生を幸せにしようとしている子もいるのです。
全国の不登校の仲間を勇気づけようと、ラジオを通じて安心を届けようとする生徒もいます。彼女の言葉は胸を打ちます。下の動画から、ぜひお聴きください。
強みは公教育を持ち運び可能にしたことで、これまで学校に行かなければ享受できなかった友達、基礎学力、運動、対話・コミュニケーションを、PC一台あれば、どこからでも受けられるようにしました
これにより、心理的安全なおうちから、質の高い教育を受けることができます。
地域の教室に通いながら、公教育を受けることができます。
企業のなかに教室ができました。
大学の中にも教室ができました。
自治体と連携して過疎地や引き込もりの子どもたちにも学びを保障。
海外にいても日本の公教育を受けられるようになりました。
私たちは「共創ステークホルダーの数=教育の多様性」だと定義をしていて、みなさんとコー・クリエイションすることで、暗い顔で過ごす子どもを笑顔に、不登校を希望に、マイノリティに手を差し伸べることができます。
最後に、どうして私がこの活動をしているのか、お話をさせてください。
私は荒れた地域に生まれ、公教育をまともに受けずに育ちました。小6で九九を勉強し、中学校は一夜にして窓ガラスがすべて割れるようなところ、大学は3週間で不登校になりました。
自信がなく、やりたいこともなく、何のために生きているのか?
尾﨑豊を聞きながら、47都道府県を旅しても、グアテマラで2年間国際ボランティアをしても、生きる理由はわかりませんでした。
そんな私をおもしろいと可愛がってくれたのは社会のユニークな大人たち。
帰国後、小学校教師になり、出会ったのは自分を出せない子どもたち。
あの子は地味でおとなしい、あの子は問題児、レッテルを貼られ学校で居場所がない。
ノート一面に汚い言葉を書きなぐるような子どもが、私にはこの国の宝にみえました。
この子たちの味方になるために私の人生があったんじゃないか。
ニジンという言葉に込めたのは、「Be HAPPY Do HAPPY - すべての子どもに幸せになる力と人を幸せにする力がある」という信念です。
ひとりひとりがその子らしい「色」で輝き、誰かの「色」を輝かせてほしい。一般的なルートから外れ、人の痛みを知る彼らだからこそ、できることがきっとたくさんあるはずです。
そんな彼らの人生を彩り、輝かせることが、この会場にいるみなさんとならできます。このご縁、この出会いを大切にさせてください。ありがとうございました。
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