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国際開発コンテスト決勝進出のエンジニアが語る、「価値あるものづくり」へのこだわりとは

 今回お話しを伺った向山さんは、ハードウェアエンジニアから転身し、SceneLiveではソフトウェアエンジニアとして力を発揮しています。大学時代に電気電子工学研究で感じていた「挑戦」と「ものづくり」の楽しさは、現在も向山さんの原動力。SceneLiveを転職先に選んだ理由は、この「挑戦」文化に加えて、自社製品を開発し、顧客目線で本質的な価値を提供していることに、自身の価値観との親和性を感じたからでした。

 入社後はソフトウェアエンジニアとしてすぐに頭角を表し、習熟の速さから、研修プログラムの設計と運営も任されています。向山さんには、これまでのキャリア経歴とともに、SceneLive入社前と実際に入社後に感じていたこと、現在の挑戦や今後の展望について聞きました。

向山さん / ソフトウェア開発部

大学で電気電子工学を学び、ものづくりの面白さを感じて大学院に進学。電気自動車の非接触充電を研究した。卒業後は大手電気メーカーに就職し、ハードウェアエンジニアとして3年ほど研究開発に従事。その間、ユーザーの声を取り入れやすいソフトウェアエンジニア分野に関心を持ち、SceneLiveに入社。入社1年目でプロジェクトのチームリーダーを任され、現在2年目。


国際開発コンテストや海外の学会。とことん挑戦した学生時代の研究がそのまま活かせるハードウェアエンジニアに

ーー大学院まで電気電子工学の研究に没頭していたそうですね。どんな研究生活でしたか?

大学の研究室では電気自動車の非接触充電技術を開発していました。学部時代から「ものづくり」の面白さに目覚め、研究を続けたいと大学院まで進学したんです。実際に自分でつくったものが、どう動いて、どんな価値を感じてもらえるか。挑戦できる環境がとにかく楽しくて。

ーーどんな挑戦がありましたか?

電気自動車の非接触充電はエネルギー量が必要なこともあり、コストなどの面でまだ実用化が難しい分野です。研究室ではコストとサイズ面を工夫した開発を行い、国際開発コンテストで決勝まで進出。3位と高評価をいただきました。自分たちが価値だと信じた「超小型化」を、国際舞台でも評価された嬉しい経験です。また、英語も話せないのに海外の学会で2度も発表をさせてもらいました。

ーー新卒では業界大手の電気メーカーに入社されたそうですね。

はい。電気自動車の充電装置の開発に従事していました。大学時代は非接触充電の研究でしたが、メーカーではより実用的な接触型の充電装置に携わっていましたね。自動車メーカーと一緒に開発に取り組むのですが、実際に人が乗る車の装備を開発しますので、安全性を考慮する必要があったりと、ものづくりに対する責任感が醸成されたと感じます。

ーー当時の仕事のやりがいはどんなことでしたか?

3年目にチームリーダーに抜擢され、マネジメントを経験できました。新規開発プロジェクトだったこともあり、上流工程から関わらせてもらえたのも貴重な経験でしたね。よりレベルの高いところで自分が価値を発揮できるか、チャレンジすることに楽しさを感じていました。

また、前職から、エラーの対処法に関しては訓練されました。主観を入れずに事実を捉え、冷静に対処する。この考え方は、SceneLiveでのソフトウェアエンジニアとしての仕事とも共通していて、とても役立っています。

「価値あるものづくりをしたい」顧客の声を反映するスピード感がソフトウェア開発の魅力

ーー前職のハードウェアエンジニアから、ソフトウェアエンジニアに転身されたきっかけはどんなことでしょうか?

前職は外側をつくる構造部隊とソフトウェア部隊、僕のいた電気部隊の3チームで充電器を開発していました。電気部隊はソフトウェア部隊に使用オーダーする立場ですが、実際のソフトの内容はブラックボックスでした。そこで踏み込んでソフトウェア開発技術を勉強しはじめたんですね。すると自分がIT自体を全く知らないことに気が付いて。全体像を知ろうと基本情報技術者試験も受けました。ソフトウェアは自由度が高く、顧客の声をすぐ反映でき、自分のアイデアもすぐに試せます。価値あるものづくりをしたいタイプなので、市場の声を即反映できるのが合理的だと感じました。ハードウェアの場合は製造工程もあるので、どうしても時間がかかってしまいますから。

ーー数あるソフトウェア開発企業のなかでSceneLiveを選んだ決め手はなんだったのでしょうか?

入社前に感じていたことでいえば、DDD(ドメイン駆動設計)を採用していることも決め手のひとつでした。DDDは変更容易性が特徴で、顧客の声を取り入れたり、新しい技術を必要に応じて取り入れやすい設計手法なんです。価値あるものを作りたいと言っている会社は多いと思いますが、実際にチームの設計思想に反映されている点に本気を感じ、共感しました。

ーー実際に働いてみて、どう感じていますか?

「ListNavigator.」のリプレースと機能アップデートのプロジェクトに携わっているのですが、実は入社1年目からプロジェクトリーダーに任命いただきまして。若手社員に挑戦させる文化があり、非常に刺激のある毎日を送っています。

また、レビュー文化がしっかりしていることで、より顧客主義の本気度を感じています。レビューは短期的には時間を食う作業ではありますが、長期的には品質担保に欠かせないステップです。仕様変更に対応可能なコードを書こうとしていると感じますね。

また、開発チームのミッションは、「業務を変え、常識を変え、世界を変える。より多くの人々の時間を創造し、幸せを提供する一行を。」です。不具合が出ないよう、コードを一行でも適当に書くことはなく、開発に取り組む一人ひとりが、ユーザーの目線を徹底的に意識していると日々感じます。私が電気メーカーで養われた「ものづくりに対する責任感」を、皆が持っているところも非常に共感して働けている1つの理由ですね。

チーム一体となって、業界シェアNo.1を狙う

ーー部署を横断したMTGも定期開催されていたり、チームの風通しの良さはSceneLiveの特色でもありますね

本当にチーム主義で、みなが良いものをつくろうという想いを持っています。「この仕様はこうした方が」「この画面はもっと」など、みなが主体的に投げかけて議論がはじまるのが日常なんです。会社によっては、バックエンドとフロントエンドにエンジニアを振り分ける場合も多いと思います。SceneLiveでは、基本的に仕様段階から意見出しなどの上流工程から、バックもフロントも両方を担当します。ですから、実際に完成するとすごく嬉しくなる。自分が作った実感を持てるのがいいですね。

また、ある程度のリモートワークやフレックス勤務が許容されているのは、本当にありがたいですね。あと、オフィスの雰囲気が本当におしゃれです(笑)。お菓子や自販機のジュースが飲み放題だったりと、働きやすい環境を整えてもらえているのがありがたいですね。

ーー新卒研修の設計を担っているとか。どんな内容になるのでしょうか?

僕もソフトウェア未経験で入社しましたが、成長速度を評価していただき、いま研修設計を担当させてもらっています。自分の学びの経験を活用してもらえるのが楽しいですね。入社後には、まずはレベルに合わせたテキストで基礎知識を習得してもらい、すぐに実際にアプリを開発してもらいます。楽しみながら技能を培ってもらうように工夫しているところです。半年間の研修期間を想定してはいますが、早く終わればすぐに実務に携わってもらいます。

ーー最後に向山さんご自身の目標をお伺いできますか?

現在プロジェクトリーダーとして手がけている「ListNavigator.」で、トップシェアをとりたいですね。短期的には技術をどんどんキャッチアップしていきたいです。新しい技術も普遍的な技術も、もっと身につけていきたい。中期的にはマネージャーポジションを担える人材を目指しています。より広い視野で、会社の方針に合わせて、製品の価値を届けることのできる存在に成長していきたいです。

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