1
/
5

【活躍する薬剤師 #09】「零売は医療人としてのプロフェッショナルが見せられる場だと思います。」

今回は、調剤と零売の両方を取り扱っているGOOD AIDが展開するおだいじに薬局
グループの一つでもある、おだいじに薬局和泉青葉台店の店長 黒田 亜弥子さんにお話をお伺いしました。
自身の薬剤師としての未来に漠然と不安を感じていた黒田さんに、何がきっかけで自身の今後のキャリアについて見出すことが出来たのか、などをお伺いしました。
ー薬剤師としての経歴を教えてください!

最初は製薬会社の学術部で勤務を経験しました。
学術部では、製品紹介や問い合わせ対応・MR主催の勉強会の資料作成や登壇などを担当したのちに、医療現場を近くに感じたくて病院の薬剤師を経験しました。
その後、結婚・出産を経て、調剤薬局で働いています。

ー調剤薬局の薬剤師として働いていた中で、運営会社がGOOD AIDに変わっても続けようと思ったきっかけや決め手となったのは、どんなところですか?

まず、代表の服部さんが直接店舗に来て、会社の説明をしてくれたのは安心感がありました。
その中でも、薬剤師の未来は「薬剤師×〇〇」というタレント性が必要になってくる、GOOD AIDではタレント性を持った薬剤師を育成していきたい、というビジョンに感銘を受けたのが決め手になりますね。
実は、薬剤師を続けていく中で、AIなどが台頭して取り巻く環境が変化していっている現在の時代で、薬剤師の未来ってどうなっていくんだろう、という漠然とした不安を感じていました。
代表の服部さんの話を聞いて、なるほど!そういうことか!、と胸にストーンと落ちてくるものがありました。
これからの薬剤師はタレント性を持つことによって健康アドバイザーとして包括的な活躍へと変化して生き残っていくのでは?、とスッキリしたんです。
この会社(GOOD AID)なら、何か自分にタレント性を見つけられるのでは?と思いました。
今までは、管理薬剤師ではなくパート勤務でしたが、お話を聞いて代表の服部さんからも黒田さんがしたいようにしてくれて良いから、とおっしゃっていただき、店長・管理薬剤師になろうと決めました。

ーご自身の「薬剤師×〇〇」(タレントタグ)について、どのようなことに挑戦していきたいと思っていますか?

色々やりたいなと思っています。
特に、女性の健康に関するアドバイザーはやりたいと思っています。
妊娠・出産・育児など女性は体の変化が大きくあるので。
プレコンセプションケアや思春期・更年期症状、緊急避妊ピルの取扱など女性に特化した健康面でのアドバイザー業務は取り組んでいきたいです。

また、漢方の重要性などの発信も興味があります。
薬局併設の薬膳カフェとかも面白そうだな、と思いますね。
「あれ?ここって、カフェ?薬局?あ!薬局か!」
っていう様な、皆んなが集まりたくなるような温かい場所としてのプラットフォームになりたいですね。

もっと、会社のやっていることや薬剤師の活動を発信できるようになりたいので広告塔としての活動も興味あります。

あとは、若手薬剤師の育成・指導も大切だと思っています。

ーGOOD AIDになってから、零売制度も前面にだして取り扱う様になったかと思うのですが零売に関しては以前からご存知でしたか?

零売は最初聞いた時は知らなかったんですけど、そういう制度があるんだな、と思いました。運営会社が変わったことにより、そういった事も始めるんだな、と客観的にはみていましたが、実施する事によって医療人としてのプロフェッショナルが見せられると思ってワクワクしていました。

ー零売を開始してみて、薬剤師としてのやりがいはどう感じていますか?

零売を始めてから若い人が来る様になったな、という変化を感じています。
若い人に向けて健康の情報発信ができる様になったので嬉しく思っています。
また、調剤の方でも小児科と内科が門前となっているので、小さなお子さんから高齢者の方まで幅広い年代の方に健康アドバイザーとして関われるのはやりがいを感じています。

ー零売を開始して、印象的に残っている患者さんとのストーリーはありますか?

1つ目は、
もう何年も前から内科受診の処方箋をご利用をいただいている患者さんで、ある時皮膚疾患に罹ってしまい処方箋のお薬だけではあまり効果を感じられない、と悩んでいる方がいました。
その方の皮膚科の処方箋も一元化して管理していたので、薬剤師として何か良い薬ないかな?と相談されたのですが、その時の処方箋が最大限に出してもらっている、これ以上は何も出せないっていう内容でした。

でも、その時の悩んでいる顔がずっと印象に残っていて何か出来ることはないのかな、と模索していました。
その時、零売が始まったら必要になってくる知識の一つとして漢方は外せないだろうと思って、漢方の認定薬剤師の取得に向けて勉強している時だったのですが、その中で皮膚疾患に関する内容がありました。
もしかして、と思って調べてみるとその患者さんに提案できそうな漢方がありました。
まずは、お試しで零売で最小限で飲んでみて、副作用などを確認してから皮膚科と内科の先生に相談して問題なければ処方してもらいましょう、と提案しました。
その時は零売での販売はしなかったのですが、その後、皮膚科の先生に相談してその漢方も処方に追加になり、内科の先生にも相談して、既に内科で処方されている漢方の減量相談などをご協力いただいて並行して飲める様に調整してもらいました。
まさに、薬局が起点となって情報発信をし、各医療機関に協力してもらって患者さんの治療に貢献ができた!という専門家としてのやりがいと同時に零売をするにあたって漢方薬は大事だと学ぶきっかけを与えてくれた印象的な経験です。

2つ目に、
零売でありがちなのが、この薬が欲しいとご自身でご希望される方が多いのですが、ヒアリングを重ねるうちに、そのお薬は飲んでも効果がでないのではないか、そのお薬はちょっと高すぎるのではないか、と思うと無理に販売していません。
理由としては、やっぱり薬なので軽い気持ちで売りたくない、効果が出ないのに売りたくないという専門家としての思いがあります。
薬に頼るのではなく、生活習慣や食生活の改善から、というのが必要な時もあるからです。その時は、プリントアウトした情報を渡して説明するようにしています。
患者さんからすると、薬を買いたいって言っているのに、薬は売らずに健康のアドバイスばっかりしてくる変な薬剤師と思われているかもしれません(笑)
でも、しつこく言ってくるからちょっと聞いてみようかな、と思ってくれるんですよね。そこから、何かあったらあの薬剤師に聞いてみよう!って思えるし、信頼される薬剤師になるために、良い意味でクセのある薬剤師を演じていますね(笑)

ー地域にとって「街の保健室」であるために意識していることはありますか?

ご来店された方との対話はとても大事にしています。
あとは、いつでも相談できる身近な存在になれるように、話しやすい雰囲気づくりを心掛けていますね。

・最後に(零売に興味ある人、薬剤師のキャリアについて悩んでいる人)へのメッセージをお願いします!

GOOD AIDは、まだまだ若い会社ですが、いろんなことをさせてもらえる環境でもあります。
代表の服部さんやCOOの小瀬さんなど、上の方が色々な活動をすることで社員の士気が上がっている会社です。
士気が上がる!楽しい!って見てていつも思っています。
いろんなことに挑戦したい!と思われている方、是非GOOD AIDで一緒に薬剤師としての未来をかえていきましょう!

Invitation from GOOD AID株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
GOOD AID株式会社's job postings
81 Likes
81 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like keitaro okamoto's Story
Let keitaro okamoto's company know you're interested in their content