今回は、セルフケア薬局で池袋店店長として活躍する薬剤師の早川さんにお話をお伺いしました。働き始めの頃は、投薬・服薬指導が苦手だった早川さんがコミュニケーション強化を意識しだしたきっかけや、零売という制度を専門に扱う薬局だからこそ注意していることなどをお伺いしました。
元々セルフメディケーションに興味があって、自分のやりたいことってこういうことでは?と思った
ーGOOD AID(セルフケア薬局)への入社のきっかけは何ですか?
転職を考えていた頃、スマホで調べ物をしているときにたまたまHPを見つけました。元々セルフメディケーションに興味があって、自分のやりたいことってこういうことでは?と思ってすぐに取締役の小瀬さんに直接メールで連絡を取ったのがきっかけです。
実際に店舗に伺って話を聞いて、やっぱりコレだ!って思いました。
そんな制度があったんだ!という驚きとワクワク感が強かったですね。
ー零売制度に対する印象はどうでしたか?
国家試験の時にそういう制度がある、程度の認識はありました。
実際に色々調べてみると、そんな制度があったんだ!という驚きとワクワク感が強かったですね。
調剤薬局では薬の内容を決めるのは医師で薬剤師は正確にお薬を提供する、というのが重要な役割だったのですが、零売制度を知って、お薬の専門家である薬剤師として働き方の幅が広がりそうだと感じました。
お客様が薬剤師としっかり向き合ってくれている、と感じますね。
ーセルフケア薬局(零売)ならでは薬剤師としてのやりがいはどんなところですか?
お客様との距離が近く感じることが多いです。
調剤の時は、医師から既にお薬の説明を受けてから来られる方が多いので結構、お薬の説明とかは面倒くさがられることが多かったのですが、零売薬局だとファーストコンタクトが薬剤師になるので、しっかりと聞いてくれることの方が多いですね。お客様が薬剤師としっかり向き合ってくれている、と感じますね。
ー零売薬局だからこそ、気をつけていることや意識していることはありますか?
零売の気をつけなければいけない点として、お客様が自分の希望する薬・量での購入を望まれる事が多かったりするので、販売する前に、病気などが見え隠れしていないか、受診の必要性がないかなど、しっかり認確してから販売をするようにしています。
制度上、零売は医療機関への受診を促すことが義務ですので、その判断に関してはかなり気をつけています。
ー零売薬局ならではのお客様との印象的なストーリーはありますか?
常連さんが薬剤師の名前を覚えてくれるようになって、指名で来られる方が多いなと思いました。
以前ご利用いただいた方がご家族の方に紹介してくれて、その方のお姉さんがご来店されたこともあります。
地域密着型の薬局として、なるべくお客様に顔を覚えてもらえるような接客はいつも心掛けています。
ーどんな人が零売で働く薬剤師さんに向いていると思いますか?
コミュニケーションが取れる方、お客様と向き合える方がまずは第一条件ではあると思うのですが、零売という制度上、判断に迷うことが多い事もあり、何が間違っているのか明確でないからこそ判断力も大事になってくると思います。
ー今後、薬剤師の在り方、薬剤師が提供できる価値はどのように変化していくと思いますか?
医療を取り巻く環境は、「オンライン診療」や「オンライン服薬指導」の導入など日々目まぐるしく変わっています。
20年後にはまたどういうふうに変わっているのかは正直、想像つかないですね!
AIによる自動化など、日々、業務上は便利にはなってくると思いますが、薬剤師の活躍機会はコミュニケーション能力が必須になってくるのでは?と思います。
ー昔からコミュニケーション部分に関しては得意でしたか?
いえ!(笑)
実は、働き始めの頃、投薬・服薬指導が凄く苦手で。トラウマになるんじゃないかってくらい話せなくて(笑)
同期で入った女性の薬剤師の方は難なくこなしているのを横で見ていて、自分はこの仕事向いてないのでは?と落ち込みました。
でも、ある時、たまたま友人からの誘いで勉強会に参加したのですが、ある医師の言葉が印象でそれをきっかけに頑張って改善して褒められるようにまでなりました。
その医師は、今は機械に設定を仕込めば施術も自動化が可能になってきている。でも、メンタルなどの精神疾患などは対面でのヒアリングが改善に重要で、今後AIが発達しても、人とのコミュニケーションはなくならない。むしろ重要になってくるだろう。といったことをお話しされていて。
その話を聞いて、以前は処方箋とか薬にばかり意識がいってたのですが、人に対して意識を持つようにしました。
零売薬局では特にコミュニケーションが重要だと思います。
今後、零売に限らず薬局で働く人にとってコミュニケーションはとっても力になると思います。
ーそうだったのですね!入社のきっかけもホームページから問い合わせいただいたり積極的な姿勢が素晴らしいな、と思うのですがGOOD AIDのカルチャーでもある「薬剤師×〇〇」のタレントタグに関しても今後挑戦してみたいことなどありますか?
GOOD AIDが掲げるセルフケアプラットフォーム構想の一環として、健康食品やオーガニック食品の開発に興味があります。
お客様のお話を聞いていると食生活に結構問題抱えている人が多いな、と日々接する中で感じているからです。
実は、薬剤師の私が言うのも、、、なのですが、私は安易に薬に頼ってほしくないと思っています。
根本から原因を見直してくれるように、一人一人に寄り添った健康アドバイザーとして食生活・健康週間などのアドバイスをもっとやっていきたいと思っています。
あとは個人的に占いの勉強もしているので、手相占いとかも出来たら面白いかな、とか思っています。(笑)
これは、ちょっとおふざけに聞こえてしまいますが、薬局で働いているとたくさんの人と接することが多いので、顔を見れば大体どんな方なのか分かるようになってきたり、常連さんだとご来店された瞬間の顔色とかで具合の調子がだんだん分かるようになってきたりしたのが興味を持ったきっかけになります。
ー手相占いもできる薬局、それは新しいですね(笑)
最後にスタートアップ企業ならではのやりがいなどあれば教えてください!
まだまだスタートアップ企業なので、制度等が整っていない環境ではありますが、会社の成長を見守りながら、協力しながら、自分達も一緒に成長できる環境なので楽しいですよ。
中々、会社と一緒に自分も成長できる環境ってないと思うので!
セルフケア薬局の公式HPはこちら!!
https://selfcare-sdc.com/