ITSOは、前例に捉われない革新的な精神を胸に、ハイパーオートメーションを通じて、皆様のビジネスプロセスに革命をもたらすことを使命としています。
さまざまな先進技術を基盤に、より高度な自動化の実現を目指し、迅速にビジネス変革に取り組む全ステークホルダーにとってのパートナーであり続けます。
お客様一人ひとりのニーズに細やかに応え、全面的なサポートを通じて、各ビジネスが求める解を実現します。
今回は、ITSOでインターンとして初めてデュアルキャリアで働いている北村さんに、お話を伺いました。
【プロフィール】
北村 優輝士
東京大学大学院 情報理工学系研究科
2024年6月から、ITSOにインターンとして入社し、業務自動化プロジェクトに参画。
現在は業務自動化エンジニアの傍ら、サブアナリストとしてIGZIST VALORANT部門に従事している。
チャレンジしやすい学生の間に一度挑戦してみようと思い、インターンへ
ーー6月からインターンを開始されたとのことなのですが、どうして当社で「デュアルキャリア」という働き方をしようと思ったのか、経緯を教えてください
元々ゲームが好きだったというのが、一つの理由になります。
私は中学2年生の頃にAlliance of Valiant Arms(AVA)という5vs5爆破FPSに熱中していて、中でも大会観戦での緻密な戦術や大一番で発揮されるスーパープレイに魅了されました。
当時からeスポーツの競技シーンに強い憧れを持ってたのですが、プレイヤーとしての才能が残念ながらなく…。当時はプレイヤー以外のコーチやサポート陣といったポジションは珍しく、またゲームのみで生計を立てている人もごく上澄みにしかいないような時代であったため、競技シーンは私とは縁のない世界だと考え、一ファンとしてFPSを楽しんでいました。
しかしここ2・3年で業界も大きく変容し、アナリストという分野が一般化しました。この分野でなら、 自身の情報理工学の知見とeスポーツ(例えばVALORANT)の知識を掛け合わせ、希少価値を発揮できるのではないかと思ったんです。
そこでチャレンジしやすい学生の間に一度挑戦してみようと思い、IGZIST VALORANT部門のアナリストに応募しました。
ーー初めは、デュアルキャリアではなく、アナリストとしてのインターンを考えられていたんですね?
そうなんです。それまではそんな働き方があるとは知らず…。デュアルキャリアの存在を知ったのは、IGZISTの面接中でした。最初に話を伺った際には率直に衝撃を受けましたね。デュアルキャリアは私が一番求めていた業態であったと言っても過言でないかもしれません。
eスポーツ業界は個人事業主として働くのが主流であり、結果を出せなかったら見切られる、そんなイメージがありました。また、キャリアのスタートにeスポーツを選ぶとその後のキャリア選択の幅が狭まり、キャリアの積み上げに苦戦するというリスクを懸念していました。
だからこそ学生の間に一度体験し、将来についてじっくりと考えたいと思っていたのですが、こういった疑念を解消してくれるのがデュアルキャリア採用でした。
インターンを通して、将来のビジョンや私が真にやりたいことを実体験を基に見定める機会を探していた中、ITSOはエンジニアではAI等最新技術を駆使したコンサル・ 開発・運用保守といったDX化において様々な業務ができること、また、アナリストとしては、業界での各部門のコーチやアナリスト、チーム全般のクリエイティブ制作、コミュニティ運営全般等を一手に担当できるので、エンジニア・アナリストとしてどちらも成長できる最高の環境だと魅力的だったんです。
仕事量を柔軟に調整できるからエンジニア・アナリストとして安定して成長できる
ーーインターンを始めてからはどんなことを行っているのですか?
エンジニアとしては、社内向けのPower Platformを用いた休暇申請アプリと経費申請アプリの開発を行っています。
またそれに伴い、イベント・News・研修内容・勤怠などといった社内イントラを統合・整備するプロジェクトにも参画しています。
アナリストとしては、Tier1競技シーンの試合分析と現在のメタ構成で強い戦術やセット・定点等の収集・共有をメインに行っています。
ーーインターンを1ヵ月経験したあとは、早くも2ヵ月目で即戦力としてプロジェクトに入られたとお聞きしました。
はい、本当です。インターンシップの最初の1ヵ月で多くの経験を積ませていただき、2ヵ月目には即戦力としてプロジェクトに参加する機会を得ました。
具体的には、大手SIerのクライアント様が運営するヘルプデスクチームに加わり、RPAツールである Power PlatformとUiPathを日々ご利用されるユーザーへの支援を行っています。これには、ユーザーが開発に際して困った場合のサポートも含まれます。さらに、B to Bの営業活動において、各社の問い合わせフォームが異なる中で、AIがフォームを理解し自動的に問い合わせを行うツールの開発にも取り組んでいます。
このように、早くからさまざまなプロジェクトに携わることで、貴重な経験を積むことができており、とても嬉しく思っています。
ーー実際、デュアルキャリアとして働かれてみていかがですか?
エンジニアとしての業務と、eスポーツアナリストとしての業務は一見関係がないようで、実は相互に密接しています。 そのため一方で得たスキルをもう一方に生かすことができ、スキルアップへの意欲が高まります。
具体的にはIGZISTでは、統計サイトのスクレイピングや対戦データのグラフ化にオートメーションを用いており、本業で培ったスキルをアナリスト業務に生かしています。
VALORANTのアナリストは、通常オフシーズンは自己研鑽に励むだけだと思うのですが、デュアルキャリアでは仕事量の比重を柔軟に調節できます。閑散期にはエンジニア業務の比重を重くすることで安定した業務量を保てるんです。
ITSO理念の一つ”マルチタスク型人材”を実現したい
ーー北村さんの今後の目標や取り組んでいきたいことを教えてください。
まず、エンジニアとしての直近の目標は、業務自動化エンジニアとして社外のRPA案件を任されるだけのスキルや信頼を獲得することです。実際にプロジェクトに配属された際には、常にクライアント様の期待以上の成果を上げるようなエンジニアに成長したいと思っています。
そして、ゆくゆくは業種や環境などを問わず、お客様のニーズを瞬時に把握し最適な解決策を提案できる、DX化コンサルティングやデータアナリストのような業種にもマルチに取り組み、ITSO理念の一つ”マルチタスク型人材”を実現したいです。
その道中で自らの適性ややりがいを見据えたいと考えています。
アナリストとしては、長期的な目標とはなりますが、IGZIST VALORANT部門のインターナショナルリーグ昇格・世界一という目標達成の一助に自身がなることを目指しています。そのためにまずは、アナリストとしてもエンジニアとしても一人前になることが当面の目標です。
VALORANTの競技シーンが成熟するにつれて、データアナリティクスの重要性が増すことは間違いありません。黎明期に比べて対戦データの入手が容易になったことで、そのスピードは加速度的に伸びています。データを活用することでセオリーや肌感の裏付けをとるのはもちろん、かつてのハーフアーマーBUYのようにデータを起点に新たな戦術を導き出せたらそれはアナリスト冥利に尽きるのかなと思います。
究極かつ大局的な目標は日本シーンが世界をリードする存在になり、私はその動きを推し進める歯車の一部になることです。
日本のVALORANTシーンは既に非常に熱狂的であり、その熱量がシーン全体を引っ張っていく力になっています。海外の情報や戦術も迅速に取り入れられていますし、解説動画などの独自の発信も増えています。これらの基盤を通してコミュニティ全体のゲーム理解度が上がれば、競争力は自ずと向上して日本は真のリーディングリージョンとなり得ると考えています。
私個人としてはアナリストとしてIGZISTにダイレクトに寄与するのはもちろん、コミュニティ全体にも貢献していきたいです。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
実は、これまで学生インターン且つデュアルキャリアというポジションはITSOにはなく、今回学生の私のために、そういった枠組みを新設してくれました。そんな柔軟かつ暖かみのある会社です。
ゲームやeスポーツが好きな社員も多く、共通の趣味がある分楽しく働けると思います。
日本では、珍しい形態なのでいまいちイメージが湧きにくいかもしれませんが、ITSOとIGZISTの理念に共感した方はデュアルキャリアの道を共に開拓してみませんか。 ご応募お待ちしています!