1
/
5

【創業メンバーインタビュー】ジョインした理由、味わった挫折、そしてこれから

こんにちは!AGE technologies広報担当です。

今回はAGE technologiesの創業期に参画したエンジニアの新納さんに、ジョインした理由、スタートアップの難しさや味わった挫折、またいま取り組んでる業務や今後についてインタビューを実施しました。

創業3ヶ月目に初めてWantedlyに掲載した募集がきっかけでジョインした第一号社員で、エンジニアとして創業期を支え、今ではコーディングに加えプロダクトマネージャーとしても活躍中のメンバーです。弊社に興味をお持ちの方、またこれからスタートアップへのジョインを検討中の方の参考になれば幸いです!

―AGE technologiesにジョインする前のキャリアについて、教えてください。

はじめまして、私は高校から進学する際にプログラミングができるようになりたいと思い、プログラミングを学べる専門学校に進学しました。

学生時代は主にC言語やCOBOLといったプログラム言語を学んでいました。

新卒でICD(インタラクティブ・コミュニケーション・デザイン)というシステム開発会社に入社し、最初はC言語を使った業務アプリケーションの開発に携わっていました。

当初は、大手通信会社の加入者DBのメンテナンスを行う部署でDBの更新や移管などの業務を行っていました。しかしその後、別の案件に移動しWebアプリケーションの開発に携わることになりました。そこでグラフィカルなUIの開発を経験し、Webでの表現に興味を持つようになりました。

それをきっかけに、Webに関わる開発環境を求めてWeb制作会社に転職し、主にサイト制作などの実装業務を経験してきました。そして前職ではオリジナルCMSの企画から開発までを経験し、リードエンジニアとして開発の最前線に立ちました。また、エンジニアチームの立ち上げを行うため転職フェアに出店して求職者に声を掛けるといった採用活動やチームビルディングなども行なってきました。

―AGE technologiesを知ったのはいつですか?

本当に創業期の、何も情報のなかった当社のWantedlyページ(当時の社名はマーク・オンでした)

2018年の5月頃です。前職ではいろんなことを経験させてもらい充実はしていましたが、私が担当していたプロジェクトが完了したタイミングで次のキャリアを考え始めていました。

もちろん、引き続き同じ会社で新しいプロジェクトを立ち上げることも考えました。しかし30歳を迎えたことも合わせ、現状で満足せず新しい事に挑戦したいと思う気持ちが強くなり、新しい環境を求めていました。

当時は転職だけでなく、自分自身での起業も視野に入れて活動していました。知人からの紹介や求人サイトを見て興味をもった会社さんにお話を聞かせてもらったりして、情報収集をしていました。

そんな中​​Wantedlyを見ていたら、まだ何も書いてない会社のページを見つけてコンタクトを取ったのがAGE technologiesになります。

「創業から間もないスタートアップがエンジニアを募集しているのか、軽く話を聞いてみよう」と、軽い気持ちでコンタクトを取った覚えがあります。

これを機に代表の塩原と出会ったのですが、彼は一番最初の顔合わせから挑戦しようとしている領域や事業について熱く語ってくれました。塩原とはこれをきっかけにランチや飲みに行ったりしてお互いの近況を報告し合うような関係になりました。

また、その時に塩原と黒川の2名で開発しているプロダクトのリリースに向けて準備していることなども聞いていました。

―ジョインの決め手はなんですか?

他のスタートアップが入ってこなさそうな一見渋い領域、しかしとても課題が深い領域に取り組もうとする姿勢です。

相続については私も話を聞くまでは何も意識したことがありませんでした。家族が亡くなった時にやる、めんどくさそうな手続きという程度の認識でした。しかし塩原と議論を重ねるにしたがって、そこには解決するべき大きな課題と日本の未来を変える可能性があると思えました。

相続にはオンラインゲームのような大量のトラフィックや、世界中の膨大なユーザー数といった派手さはありませんが、日本中の人に使われるかもしれないと思うとそれに匹敵する将来性があると感じました。

また、それについて熱く語り、熱心に私を口説いてくれた塩原の存在も大きいです。
それに今のタイミングでコミットしたら面白い経験ができるなと思ったのもあります。

創業時のオフィス。毎日ここに籠ってプロダクト作りをしていました。1階がオフィス、2階は代表の自宅です。笑

―印象に残っているできごとはありますか?

街頭インタビューならぬ、役所前インタビューを行なったことです。

まだプロダクトの形が決まっていなかった頃、ユーザーペインを探るために、役所から出てくる方に声をかけて、お話を聞かせてもらう活動をしたことがあります。

1月の寒い時期でしたが、塩原と2人で朝から役所の前に立って声かけを行いました。参入する領域について理解を深めるために絶対に必要な工程だと理解はしていましたが、その一方で、役所の職員さんに注意されるんじゃないか...?不審な人がいると噂になるんじゃないか...?と不安ではありました。

役所は実際、様々な手続きができる場所です。相続手続きのために来所する方はごく限られます。しかし、奇跡的に1名の方にインタビューに回答いただくことができました。そして約1時間程度、手続きの経験者としての貴重なご意見を伺うことができました。

私たちはインタビューに応じてくださった方へのお礼を用意していたので、インタビュー終了時にお渡ししようとしたのですが「若者のこれからに期待してその分、投資します」と言ってくださって、受け取ってもらえませんでした。

その心意気がとても嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。私の中では少なからず今日までの糧になっている経験です。

―挫折や悔しい思いをしたことはありますか?

弊社はOpen Network Labという歴史あるアクセラレータープログラムへの参加経験があるのですが、そのプラグラム中に作ったサービスを、PMFさせることができなかったことです。

プログラム期間中に私たちは「e-相続」という、相続手続きを効率化するプロダクトを作りました。e-相続は、不動産の相続手続きで使用できる申請書をWebブラウザ上で自動生成でき、誰でも簡単に使えるサービスで、それ自体は良くできたサービスでした。最終日には、このサービスと塩原の見事なピッチで受賞することができました。

小さくですがメディアにも取り上げてもらい、これをきっかけに忙しくなると思ったのですが、現実にはユーザーこそ少しずつ増えていたのですが、マネタイズして事業として成立させるには力不足で、日々焦りだけが募っていきました。

結果的に私たちは、e-相続をクローズする事を決めました。この判断はチーム全員で決めたこととはいえ、大きな挫折を味わうことになった辛い経験でした。実際に私はこれがショック過ぎて、自分のやってきたことやモチベーションを整理するために、3日ほど傷心休暇をもらいました。

今だからこそ分かりますが、e-相続はWebでできることを優先するあまり、最適なUXを設計することができていませんでした。想定されるユーザーに申請書の作り方さえ提供できれば、後のことはユーザー自身で解決できると考えていた、私たちの思考・洞察が足りていませんでした。

「人が欲しがるものを創れ」有名な言葉で頭で理解することは簡単ですが、実際にプロダクトに落とし込み、PMFを達成する、この難易度の高さにぶち当たった、良い経験でした。

―直近のお仕事ではどんなことをしていますか?

今は「そうぞくドットコム」の新規顧客開拓につながるようなプロジェクトを幾つか、PdMとして担当しています。また、サービスサイトの改善や利用体験を良くするための施策を設計・実装したりと、エンジニアとしての知見を生かしたプロジェクトにも取り組んでいます。

PdMについては、試行錯誤しながら日々取り組んでいますが、扱うプロジェクトの数もかなり増えてきているので「我こそは!」と思う方いれば、ぜひエントリーお待ちしております。代表は非エンジニアですが、私も、同じく創業メンバーのCTO黒川もエンジニアなので、プロダクトドリブンな経営を大事にしています。

―これからAGE technologiesでやっていきたいことはなんですか?

まずは今取り組んでいる弊社の主力事業「そうぞくドットコム」のサービス価値の向上です。

「相続手続き」は遺族の方にとても負担をかける手続きだと認識しています。そんな中、そうぞくドットコムは料金と手軽さで多数のお客様に支持されここまで成長してきました。僕らのサービスが市場に与えるインパクトは司法書士である呉村さんのブログを読んでもらうと分かると思います。

そしていまは不動産に特化したサービスとして提供を行っていますが、将来的には預貯金や相続税、証券や生命保険、自動車の名義変更まで、他手続きも一括して提供できるようにしたいと考えています。

また、社名にもある通り弊社はAgeTechを山の頂上として、様々な領域にプロダクトを提供していきたいと思っています。相続手続きだけに留まらず、生前対策、資産運用、そして介護、予防、住まい、生活サービスなど、まだまだ可能性は無限にあります。あらゆる挑戦をしていきたいです。

この分野の代表的なテック企業といえば「AGE technologies」と言われるような会社を創り上げていきたいです。

―これからAGE technologiesで一緒に働きたい人物像はありますか?

弊社は現在、相続という人の死を起因とする、いわゆるライフエンディング領域で事業を展開しています。

見た目の派手さなどは正直ありません。しかし、課題としてはとても大きく、日本の全ての人に影響を与えることができる領域です。そんな責任重大な領域で、新たな価値を提供したいと考えている方とは、是非一緒に働いてみたいです。

またAGE technologiesはシリーズAの資金調達を完了しており、これからどんどん事業や会社へ投資を行うフェーズに入っていきます。

まだまだやりたいことはたくさんありますが、人が足りていません。

現在、全方位で採用を強化しています。少しでも興味がありましたら、遠慮なくDMをください!!

株式会社AGE technologies's job postings
11 Likes
11 Likes

Weekly ranking

Show other rankings