ーお名前と年齢、会社でのポジションを教えてください
黒沢幸樹、29歳です。現在は直営店2店舗の店長とサブマネージャーを務めています。
ー前職は何をしていましたか?
高校を卒業してすぐに、当時の先生のすすめもあってホテルのキッチンで仕事をしていました。
ーなぜ転職をされたんですか?
やはり数年前のホテル業界は縦社会が当たり前でしたし給料の面でも厳しくて。将来は独立して自分の店を持ちたいと思っていたので、店舗運営や経営のことを学べる会社に転職したいと思い、ダイニングエッジ(元ダイニングエッジインターナショナル)に決めました。
ー転職してからは望んでいた職場環境でしたか?
そうですね。はやく成長したいと自分が意気込んでいた部分もあったと思うんですが、たくさんの仕事を任せていただきました。串カツ田中総会(※)の優秀店舗に選ばれ、入社して間も無く副店長として壇上にあがれたのは嬉しかったですね。その後店長も任せていただいて、頑張ったらすぐ結果に繋がる環境なのは有難かったです。
※串カツ田中総会…全店の決められた期間の中で実施された各種キャンペーンの成績や、売上などの上位店舗に対し表彰を行う大会
ー現在は2店舗の店長とサブマネージャーということですが、順調に昇進していったんですね
実は・・そうでもないんです。現在のオリジナルブランド店舗の店長を任せて頂いたばかりの時に、体調を崩してしまったんです。自分が思ってたより無理をしてしまっていて、体と心がついていかず半年ほどお休みをしました。もう本当に心が折れてしまって正直、会社を辞めようと思っていたのですが、休んでいる間、代表の及川さんが朝自宅に来ては、「散歩にいこう」と、日光を浴びるように誘ってくれたんです。
ードラマみたいなお話しですね
ほんとですよね。でもただ体調を心配してくれて様子を見に来てくれてたみたいです。
その後、体調は元に戻り、「ここまで自分を大事に思ってくれた代表のために頑張ろう」、そんな気持ちで復帰しました。久しぶりの職場で不安を抱えながらお店に戻ったら、多くの仲間が復帰を祝ってくれたんです。迷惑をかけたから、何を言われてもおかしくない。そう思っていたのに、まっすぐに迎え入れてくれたことは今思い出すだけでも…。
その時から、自分が支えられるだけでなく、自分も代表のように、関わるメンバーがやりがいをもって働く、きっかけになれるような存在になりたいと思うようになりました。
ーお休みを経て、パワーアップしましたね
代表をはじめ他の社員や店舗メンバーに本当に迷惑かけましたし、何よりご心配をおかけしました。でもあのまま働いていただけでは気付かなかった、多くの発見があったのは事実です。何より、こうやって自分を受け入れてくれる会社が大好きになりましたね。
ーそれは大きな変化ですね。目標にも変化がありましたか?
そうですね。会社に恩返しをするということが目標になりました。現在は働くメンバーが会社をより好きになるように働きかけています。今も人間関係は良い会社ですが、新しく入ったメンバーからするとそうとも限らないことって多いんですよね。なので、新しく入ったメンバーも人間関係で不安を抱えることなく働けるように、新たな取り組みを提案し、仕掛けています。
ー具体的にはどのようなことを?
最近では、別部門のメンバー同士が情報交換をする場の設定を提案しました。これらの提案が通りやすいのも会社の好きなところです。そして、嬉しい事にこの1~2年で会社のことを自ら褒める社員が増えてきたんです。
それが、自分が褒められているような感覚なんですよね!こういった手ごたえを感じられるから、仕事は面白い。飲食はお客様の喜びを毎日直で感じられます。加えてベンチャーであるからこそ、変化の楽しみを直で感じやすいのも、今の会社が好きな理由かもしれません。
ー最後にオリジナル業態のサブマネージャーの今後の展望をお聞かせください
現在は自社ブランド部門の責任者という役割のもと、既存店の業績を伸ばすことと、新たな業態開発に挑戦しています。もともと独立してオリジナルブランドのお店をもちたいと思っていたので、会社の中でこれまで挑戦してこなかった業態へのチャレンジができるというのは、とてもありがたい環境です。
ダイニングエッジは、今の2倍、その先は4倍規模まで拡大するという目標が明確にあります。その達成のために、店舗数を増やすことだけでなく、コロナのような突然起こる外部環境の変化にも対応できるよう、事業ポートフォリオのバランスを保っていくことが求められています。そういう意味でも、居酒屋業態に限らない、新たなオリジナルブランドを考える必要があるので、とても挑戦しがいがあるな、と思っています。