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24時間365日、システムを見守るプロフェッショナルたち。チーム一丸となって掴んだ、技術の先にある成長物語

みなさん、こんにちは。IIJプロテックの採用担当です。

IT業界での新たなキャリアを考えている皆さまに、ある特別なチームの物語をお届けしたいと思います。それは24時間365日体制でお客様のシステムを支えるテクニカルサポートチームです。

IT業界未経験からスタートしたメンバーも含め、多様なバックグラウンドを持つ6名が、日々成長を続けています。今回は、このチームの中核を担う3名のメンバーにお話を伺いました。

プロジェクトリーダーの熊谷たかよしさん、技術担当の古屋れいたさん、そして新卒メンバーの白岩まひろさん。

全員での資格取得という大きな目標に向かって走り続けた彼らの物語をお届けします。

お客様を待たせない」という言葉は、IIJプロテックの24時間テクニカルサポートを担当するチームの合言葉です。プロジェクト始動当初は手探り状態からのスタートでした。しかし、お客様のシステムを24時間365日支えるという使命のもと、6名というコンパクトな体制で効率的なサポート体制を築き上げています。

チームは3つのシフトに分かれ、時間帯ごとに最適な働き方を実現。日中帯は原則出社、午後帯は基本リモート、夜間帯はフルリモートという形で、メンバーの働きやすさを第一に考えた体制を整えています。特に重視されているのが引き継ぎの質の担保です。
カメラをオンにした画面共有を活用し、細かな情報まで確実に伝達する仕組みが構築されています。

新卒メンバーは8月から勉強会を開始し、10月から日勤業務を本格的にスタート。
当初は不安も抱えていたものの、リーダーの丁寧なフォローのもと、徐々に1人で対応できる業務の幅を広げていきました。これは、チームで支え合いながら成長していく文化を体現する好例といえます。

このプロジェクトの特徴は、新卒メンバーもベテランも、同じ目標に向かって進んでいる点にあります。そのため、経験年数の差を超えて、お互いの強みを活かし、弱みを補い合える関係性が自然と築かれています。このような環境は、技術者としてのキャリアを築きたい方にとって、理想的な成長の場となっています。24時間体制の立ち上げという大きな挑戦は、同時にチームの絆を深め、一人ひとりの成長を加速させる機会となっています。技術力と人間力を同時に高められる環境が、IIJにはあります。


資格取得への挑戦は、常駐先からの要望をきっかけに始まりました。より専門的な知識を身につけ、サービス品質を高めていくための重要な機会となったのです。

当初は12月末を目標に掲げていたチームですが、10月末から11月初めにかけて、まずはITの基礎知識を証明するベーシック資格の取得を目指すことになりました。技術的な専門用語の多さに戸惑いながらも、チームは独自の学習方法を確立していきました。特に多くの企業システムで使用されているLinux環境に関する知識が不足していたメンバーへの対応として、社内での講習実施が決定されました。

また、学習効率を高めるため、チーム内で共有する予想問題を統一フォーマットに整理し直すなど、メンバー全員が学びやすい環境づくりが進められました。資格取得の取り組みは単なるスキルアップ以上の価値をもたらしました。技術的な仕組みの理解が深まることで、お客様からの質問に対する推測の幅が広がり、より的確なサポートが実現できるようになっていきました。

この挑戦を通して、チームの結束力も一段と強くなっています。24時間シフト制という環境下で学習時間の確保が難しい中、先輩方がシフトの調整に協力したり、休憩時間を使って問題を出し合ったりと、チーム全体で支え合う体制が築かれました。

振り返ってみると、この経験は今後のキャリアにも活きる大切な財産となっています。専門的な知識を習得する過程で、チーム全体のコミュニケーションも活発になり、より良いサポート体制の構築にも繋がりました。社内講習を皮切りに、メンバー同士が教え合う文化が自然と根付いていったのです。

個人の成長チームの成長二つの成長が重なり合うところに、この挑戦の真価があります。

「わからない」と言える環境があることが、このチームの大きな強みとなっています。

朝のシフト交代時、画面越しに交わされる会話には、初歩的な質問から鋭い気づきまで、さまざまな学びの種が含まれています。そのすべてが、チームの成長の糧となっているのです。

新人メンバーにとって、最初は専門用語の意味を理解することさえ困難でした。
しかし、先輩メンバーが技術用語を丁寧に解説し、実際の対応事例と結びつけて説明することで、確かな知識として定着していきました。このような段階的な学習アプローチにより、着実なスキルアップを実現しています。チームの学習方針として特に重視しているのが、「なぜそうなるのか」という本質的な理解です。例えば、Linux環境の講習では、単にコマンドの使い方を覚えるだけでなく、システムの仕組みから丁寧に説明することで、実践的な応用力を養っています。

新卒メンバーならではの視点も、チームの大きな財産となっています。「初めて」の目線でサービスを見ることができる若手メンバーからの気づきは、マニュアルの改善やサポート品質の向上に直接的に貢献しています。
24時間シフト制という環境下で、仕事と学習の両立を実現するために、さまざまな工夫が重ねられています。全員が同時に参加する従来型の勉強会が難しい中、オンラインでの情報共有を徹底。画面共有機能を活用した対応記録の共有など、時間や場所に縛られない学習の仕組みを構築しています。

各メンバーは、シフトの合間を活用して先輩作成の学習教材に取り組んだり、自身の経験をドキュメント化して共有したりと、チーム全体の知識基盤の拡充に貢献しています。

このような地道な取り組みの積み重ねが、持続的な成長を支えています。

単なる知識の伝達にとどまらず、技術者としての考え方や問題解決力を育む、本質的な「学び合い」となっているのです。この学びの文化こそが、未経験からでも着実にキャリアを築いていける環境を作り出しています。

資格取得は、チームにとってあくまでも通過点に過ぎません。プロジェクト開始から約半年が経過し、その成長は具体的な数字となって表れ始めています。10月当初は高い水準にあった問い合わせへの回答時間は、徐々に短縮されてきています。

しかし、チームが目指すのは単なる対応時間の短縮ではありません。お問い合わせをいただいてから、その日のうちに解決できる「当日クローズ率」の向上が、真の目標として掲げられています。それこそが、お客様への価値提供に直結するという考えがチーム全体で共有されているのです。

技術面での挑戦も続いています。最近では、クラウドサービスの代表格であるAWS(Amazon Web Services)関連の問い合わせが増加傾向にあり、クラウド技術の急速な進化に伴って求められる知識も日々アップデートされています。そのため、継続的な学習が欠かせない環境となっています。

さらに、日立製作所が開発した統合システム運用管理ソフトウェアであるJP1の対応や、IT技術者の登竜門とされる基本情報技術者の資格取得など、新たな目標も設定されています。

新しい技術との出会いは、チームにとって常に刺激であり、チャレンジの機会となっています。特に、経験豊富な先輩メンバーの深い知識に触れることで、若手メンバーの向上心も一層高まっています。チームが掲げる目標は決して夢物語ではありません。ペンディング率の改善や対応品質の向上など、具体的な数値目標を持って取り組んでいます。チーム全員が同じ方向を向いて進めるのは、これまでの成功体験が土台となっているからこそです。

そして何より大切にしているのは、技術力の向上と同時に「お客様に寄り添う」サポートチームであり続けることです。どんなに技術が進化しても、その先には必ずお客様がいる。この想いを胸に、チーム一丸となって成長を続けています。

新しい技術との出会いに期待と覚悟を持って臨むチームの姿には、プロフェッショナルとしての誇りと、さらなる高みを目指す情熱が感じられます。

このプロジェクトで活躍する3名のメンバーに、具体的な経験や今後の展望について語ってもらいました。

熊谷 天克(プロジェクトリーダー)

初めてのリーダーとしてプロジェクトを率いる中で、チームマネジメントの醍醐味を日々実感しています。メンバー一人ひとりの個性や強みを活かしながら、24時間体制のシフト管理から技術面のサポートまで、幅広い役割にやりがいを感じています。

マネジメントという新たなキャリアステージで得られる経験は、自身の成長にも大きく寄与しています。今後は更にマネジメントスキルを磨き、より大きな責任を担えるリーダーを目指していきます。

古屋 嶺多(技術担当)

技術のプロフェッショナルとして、チーム全体の技術力向上を牽引する立場で活動しています。特に後輩育成では、単なる知識の伝達だけでなく、技術者としての考え方や問題解決能力を育むことを重視しています。

メンバーの成長に深く関われることは、自身の技術力向上にもつながっています。これからもチームの技術基盤を支えながら、さらに高度な技術領域にも挑戦していきたいと考えています。

白岩 麻弘(新卒メンバー)

ネットワークセキュリティのスペシャリストを目指し、日々新しい知識と技術の習得に励んでいます。実践的な環境で即座にフィードバックが得られる環境は、技術者としての成長を大きく加速させてくれています。

先輩方からの手厚いサポートのおかげで、入社時には不安だった技術的な課題も、着実に克服できています。将来は、自分も後輩たちの良きロールモデルとなれるよう、今できることに全力で取り組んでいます。

私たちは、IT業界での新たなキャリアにチャレンジする仲間を募集しています。未経験からでもスタートできる充実した教育体制と、技術力も人間力も高め合えるIIJプロテックで、共に成長していきませんか?


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