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創業10年目、まさに第2創業期。代表の中澤が語る、インプローブの未来。

これまでの経歴
(株式会社インプローブ 代表取締役中澤)

インターネットが今ほど発達していなかった時代にインターネットの可能性を感じ、IT業界への転職を決意。IT系ベンチャー企業に飛び込みのアルバイトとして入り、システム開発やホームページ作成を経験する。
31歳の時に1社目の納品先である会社からヘッドハンティングを受け2社目のIT企業へ転職。この会社でWeb開発事業を立ち上げ、その後35歳にしてインプローブを共同で設立し、独立。

自分ならWeb開発事業をもっと伸ばしていける、という自信と働き方に対するこだわりから独立を決意。

-----会社設立のきっかけを教えてください。

背景としては、めちゃくちゃブラックなWeb開発会社に勤めていたことですかね。笑
その中でも3つのきっかけがあったと感じています。

1つ目が、働き方へのこだわりができたこと。
その会社では残業時間が100時間を超えることもザラにありましたし、全員SESに出ていけ!と言う会社の方向性もあり、働き方や仕事の進め方にずっと疑問を持っていました。

『労働時間=売上』ではなく、もっと効率化を測ってワークライフバランスを改善していきたいという想いを抱くことになりました。
ブラックな企業を経験したからこそ、働き方にこだわりができてきたという形ですね。

2つ目が、WEB業界への大きな可能性を感じたこと。
当時勤めていた会社はブラックな働き方にもかかわらず、採算が全く取れてなかったんですよね。笑
なんでろう、と考えていましたが、中身を見てみると、価格も顧客の言い値、営業も不在で交渉などもままならない状態で。ずっとビジネスとしてよくないな、、と感じていました。

でも、僕はこのWEB開発という領域に可能性をずっと感じていました。
顧客の成長の勢いも凄かったですし、
『この領域は将来絶対に伸びるな、自分でちゃんとやれば必ず儲かるハズだ』
という感覚が自分の中ずっとありました。

最後に、僕は群馬出身だったのですが、まだWebが浸透していない群馬でもっとWeb開発の文化を根付かせていきたいと感じていたことです。

”やっぱりWebシステム開発とかクリエイティブは東京”というイメージだったので、地元である群馬でもそういう企業を作りたかったです。

また、もう少し本音ベースでお話すると、群馬の友達のみんながが嫌いや東京で働いているのを見て、群馬で仲間達みんなと働けたらいいなと思ったのもきっかけの一つですね笑

そういう背景もありましたが、
今では群馬という地方企業だからこその強みも活きてきているように感じています。

固定費を抑えつつ”適正な価格”で、”品質のレベルも東京に変わらない形で担保”し、顧客へ支援ができている、これが当社の強みの一つになっています。

-----中澤さん自身の経験が今のインプローブの特徴である『自社開発』、『群馬発のシステム会社』、『ワークライフバランスに特化した働き方』の3つを確立させている。





群馬でスタートしたインプローブのこれまで

-----創業してから現在までの軌跡を教えてください。

創業当初は5名からスタートしました。
一般的な起業と比べ、もしかしたら少し多いと思われるかもしれません。

共同創業者は前職の顧客。
また前職を辞めて一緒に創業に携わってくれる方もいて、ありがたいことに最初からある程度の人数で開発を進めることができていた形です。

が、やはり順風満帆にはいかず、創業当初は本当に苦しかった記憶があります。

これまでサラリーマンだった人が、右も左もわからずある日突然経営者になったという状態で、、戦略なんでありませんでしたし、売上を立てるのが一杯一杯。
そうなるとやはり働く時間の量で解決しよう!というよくない発想になりまして、、笑
当時は月に200時間くらい働いていた時もありましたし、完全に属人化しているし個々人がすごく大変という組織になってしまっていました。

-----それは大変ですね、、どうやって打開された形ですか?

創業後3〜4年はそう言った状態が続き、人材の採用にもコストを割くことができないことが続いていました。
その中で
”まずは採用を強化しよう”という方針をたて、人材を採用できる状態になったことが転機となって事業が軌道に乗り始めた感覚があります。

当時は今よりもっとベンチャーな組織で規模感も小さく、1人採用できるだけでも案件の幅が広がっていくという形でした。

-----まさに人材の重要性を感じられたタイミングだったんですね。

やはり採用や人材の育成の大事さを本当に痛感します。

現在は20名ほどの規模感まで成長しており会社としての状態はすごく良くなってきていて、創業当初の想いであった、”労働環境の最適化”についてはかなり改善されるようになりました。

人員が増える前は、1名で1案件にかかりっきり、まさに”属人化”という体制でもありましたが、今では少なくても1案件に2名はプロジェクトチームとして組成しており、相互フォローしながら日々の開発を手掛けています。

-----他にも労務環境の最適化について心がけられているポイントはありますか?

あとは、当社の方針として、100%常駐はさせておらず、完全に自社・リモートでの体制にしている部分も特徴的だと思っています。

僕自身、過去常駐で案件参画をしていた経験がありますが、やはり顧客の制限も強く、決められた業務しかなくて正直すごくつまらなかったことを覚えています(笑)

仕事は決められた業務をすれば良いというものではないと思ってるんです。
それでは飼い殺しと同じ状態になってしまうし、単なる労働力となってしまうのはもったいないと感じています。

高品質を意識したシステム作りと人との繋がりが仕事に。

-----案件の獲得など当初から順調に進まれた形ですか?

始めの方は受託がメインということもあって案件が少なく、本当に苦労しました。
今でも思い出すと苦しい気持ちになるのですが、、笑
本当に案件獲得に苦戦しており、私自身がテレアポで案件獲得していたりという状態で、本当に試行錯誤な状態でした。

-----その中での転機となる考え方はありましたか?

僕らはシステムを作ってもあまり使われないことが多かった時代に、
“ちゃんと顧客に中長期的に使い続けてもらえるような価値のあるシステム作りたい”
という想い、システム構築を徹底していました。

結局、クライアント目線でシステムの品質を徹底的に拘っていたからこそ、顧客との関係性が強固になり、どんどんと紹介から案件に繋がるという良いスパイラルが回ってきた形です。

我々が作り上げたシステムをしっかりと使い続けてくれて、それをもとに事業グロースや業務効率につながってくれることが、本当に嬉しいです。

やはり原点ではないですが、これから規模が大きくなったとしても、そういった意識は必ず全員が持っていたいと思っています。

将来はフルスタックな企業へ
変化しながら目指すインプローブの未来とは。

今まではずっと同じ技術を持った人を増やすことを目標としていましたが、今後はフルスタックな組織に変革させていきたいと考えています。

状況としては、現在クライアントワークを手掛けている中で、サーバサイドだけでなくフロントエンドやインフラという “領域の棲み分け”がどんどん無くなってきていることを感じています。

特に当社がメインで手掛けているWebサービスはその流れが顕著ですね。

そう言った背景の中では、領域に特化しすぎることはリスクだと捉えているんです。

またその逆にサーバサイド開発のスペシャリストの体制から、フルスタックに対応できる体制に変革さえできれば、大きな強みにもなっていくはずです。

-----Webサービスは特にフルスタックの動きが顕著ですもんね、、!
そのような組織へ変革するための道筋としてはどのように考えていらっしゃいますか?

勿論各自が自己研鑽をしながら、社内でインプット・アウトプットを徹底していくことは前提としてありますが、近い将来はR&D組織も立ち上げていきたいと思っています。

トレンド技術を社内でしっかりと検証しながら、業務で各エンジニアが活用できるレベル感まで落とし込んでいく。どうしても業務で忙殺されてしまうケースも見受けられるので、組織を独立させて本気でフルスタック化を目指していく予定です。

-----本気度が伺えます、、!収益も内部留保しながら、積極的に投資していくお考えなんですね!

そうですね!

やはり企業としては安定性と攻めをバランスよく手掛けていきたいと考えています。
組織を新しく立ち上げることもそうですが、自社サービスの展開も検討していて、実はいまも企画構想中です。

自社サービスであれば、様々な技術も活用できますし、それが検証や各々のスキルアップにも繋がると考えています。
R&D組織ともうまく連携をさせていきたいですね。

-----目指す未来を実現するには、やはり人材が必要ですよね?

そのとおりですね。
とはいえ、闇雲に人数だけを引き上げるのではなく、堅実に3年後30名体制を目指していきたいと考えています。
実は東京を中心にSES案件の比率も高めていこうと考えていて、そこがうまく軌道に乗ればもう少しドライブして採用する可能性もあります。

SESといっても、当社では”常駐”という働き方が必要な案件は受注しない方針なので、リモートで対応できる受託に近い案件を戦略的に獲得していく想定です。

これまでお伝えしたとおり、様々な事業構想があり、そこをマネージャーとして推進してくれるような社員を迎え入れたいですよね。
トップダウンの組織でも無いですし、経営視点で色々と私ともディスカッションしながら、組織グロースしていただけるので、ダイナミックで面白みのある環境だと思っています!



中澤さんありがとうございました!

中澤さんが考える会社の未来を創り上げていくには、右腕となれるような人材も必要です。

理念である、
『信頼関係を築き、効率的に、親身に、楽しく仕事を』
を、形にし続けるコアメンバーをインプローブでは積極的に採用をしていきます。

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