こんにちは!
ウィモーション広報担当の安田です。
先般、弊社代表が東京都杉並区にある東京家庭学校さん(児童養護施設)にたくさんの漫画を寄贈しました!
その時の様子や児童養護施設の現状、今私たちにできることは何かなどを知るべく、社長と対談させていただきました(^O^)/わーい
ー社長、本日はよろしくお願いします~!
さっそくですが、養護施設に行った経緯を教えてください!
よろしくね!
きっかけとしては、もともと子供に向けてなにかしてあげたいと思っていたこともあって、色々調べていたんだよね。そのときたまたま大学時代の友人と飲みに行く機会があって、そういった施設で働いていることを知ったんだ。インターネットで調べている内容だけだと施設全体として本当に必要なものが何なのか、実情が見えてこないから、実際に話を聞いてどういったものが喜ばれるのかを知るために友人にお願いして施設に行かせてもらったんだ。ただ話を聞きに行くだけだと恐縮だから、みんなが楽しめる漫画をプレゼントとして選んだんだよね。きっと本などの寄贈はたくさんされているだろうから。
ー漫画、どの世代も大好きですからね~!どういった漫画をプレゼントしたんですか?
そうだね!
古い漫画や本は寄付されることが多いと思うけど、やっぱりはやりの漫画も読みたいかなと思って。
少女漫画としてはちはやふる、オレンジ、スポコン系だとスラムダンク、はやりものだと進撃の巨人、鬼滅の刃かな!
あとは子供たちの未来をつくるきっかけとなればいいなと思って、科学関係の漫画ドクターストーンやIT関係の王様達のヴァイキング、お金の勉強になればと思ってバビロン一冊の教えをプレゼントしたよ!
ー幅広い分野の漫画なので、みんなで楽しく読めそうですね🌝
子供向けに何かしたいと思ったきっかけはなにかあるんですか?
きっかけは僕自身に11歳年の離れた妹がいることかな。
妹は何不自由ない生活をしているけど、一方でNHKをつけたら登録のない児童養護施設やプレハブハウスで生活する妹と同世代の子たちの姿を見て、妹とそういった子たちに対してすごくギャップを感じたんだ。
ーそういった視点で物事を見ることってあまりできないと思うので、すごいで
す。実際に行く前と行った後でどういったギャップを感じましたか?
逆にそういった施設ってどんなところだと思う?
ーえー、イメージ...。あんまり考えたことがないです。しいて言うなら、二段ベットで寝ていたり、子供同士の中に上下関係がしっかりあるイメージですね~。
そうだよね。僕も行く前のイメージとしてはあまり整った環境じゃないと思ってたんだけど、実際に行ってみたら一人一人に部屋が分け与えられていたり、ダンスや塾などの習い事も普通に習えてるみたいだよ!あとはお小遣いをもらっていたり、食事もしっかりしたものが提供されていたりだとか、本当に普通の家庭と何も変わらない環境だった。逆にメンタルケアしすぎて人格が成長しないという課題があるみたいなんだ。
ー人格が成長しない??例えばどんなものがあるんですか?
例えば食べ物をこぼしたときに施設の職員さんに対して、「拾って」と言って拾わせたりだとか、職員側からしたら子供たちが甘えすぎている部分が多く見受けられるみたい。でも傷ついた経験がある子たちだから職員さんたちも慎重になるから、結果として強く叱れないというもどかしさがあるみたいなんだ。そこから職員さん側もストレスを感じることもあるみたいなんだ。
ーそうなんですね。確かに精神的に傷ついている子も多いので、職員さんも叱る強さに悩みますよね...。話は少し変わりますが、大学への進学率はどのくらいなんですか?
ここの施設は、30%-40%の子供たちが大学に進学するんだけど、中退率が25%なんだ。理由としては、高校卒業までは何不自由なく育ててもらってたけど、卒業したあとは1人で生きていくとなるとなかなか難しいのが現状で、そういったところからも精神的に自立できていないと感じちゃうみたいなんだ。一般家庭だと親っていう目に見える支援者がいたから感謝できたけど、この子たちは国とか見えない支援者のおかげで大きくなってきたから、見えない相手への感謝ってなかなかできないから途中で心が折れてしまって結果的に中退という道を選ぶ子が多いみたいなんだ。施設長はそういったところが課題だと感じていて、子供たちに向けて「あなたは税金で生きてきた。あなたができる恩返しは、税金をしっかり払う側になることだ。」と常日頃指導してるそうなんだよね。ほかにもアルバイトをしたり、ボランティアに参加したりといろいろな経験をさせることで精神的自立に貢献しているそうなんだ!
ー施設長は子供たちにとってお父さんみたいな存在なんですね~!
会社としてなにか貢献できたらいいですよね!
そうだよね!会社としてできることは卒業後の精神教育ということで、アルバイト型のインターンシップを募集することで、スキルの教育にもなるし精神的にも教育につながるから取り入れて行きたいなと思った!あとは自社の従業員に向けて、保育所みたいなものはなるべく早く作っていきたいと思った。自社の社員の子供たちを預かって子育ての不安というのを払拭してあげたいと思っている。現状、保育に入れないことも多いみたいだからそういった場所を作ることによって従業員が働きやすくなるからさ。何より俺が子供が好きだからそういったものを作りたいと思ってる(笑)一次保護所が足りてないという背景もあるから、そういったものも作っていきたいなと感じた。
ー社長が園長先生になってる姿が想像できないです(笑)でも今後女性の社会進出
がますます活発になることが想定されるので、そういった取り組みは早く取り入
れたいですね!
僕が園長になるにはまだ若すぎるか(笑)でも本当になるべく早く取り組みたいと思った。今後全社的にもこういったボランティア活動をしていきたいね。
ーそうですね、私自身もお話を聞いて実際に子供たちと触れ合ってみたいと感じ
ました!社長、本日はありがとうございました!
この対談を通じて、今まで当たり前だと思っていたことが実はとても有難いことであることを再認識しました。また、こういった子たちへの精神的成長につながる場所の提供だけでなく、小さなお子さんを抱えている親御さんがのびのび働ける環境を提供して新たな働き方改革を築いて行きたいと思いました。私たちにできることを最大限にやることで、明るい未来につながればいいなと思います。
今回伺った東京家庭学校の情報はこちらになります↓
東京家庭学校(トウキョウカテイガッコウ)
東京都杉並区にある児童養護施設。
「明るく、のびのびと」、そして「やさしく、たくましく」をモットーとして、幼児か
ら高校生まで、計52名の男女が一緒に生活している。
当園についての詳しい情報はこちら↓
https://katei-gakko.jp/