CORDERでは現在、建設業の中でも特に長年変革がなかった見積領域の不合理を解消するため、改革の一歩目として「積算代行サービス」を展開しております。しかし、建設業に従事していない方からすれば、そもそも積算が一体どのような業務なのか、想像もつかないことでしょう。
また積算事務所とCORDERの積算代行サービスとの違いが何か、と疑問を持たれている業界関係者の方もいるかもしれません。そこで今回は、積算とはどのような業種であり、CORDERが提供しているのはどのようなサービスなのか、ご紹介します。
積算は建設業界企業の根幹を担う業種
建物を建てる工程は「設計」「積算」「施工」の3つに大きく分けることができます。設計で作られた図面を元に、施工に必要な資材や費用の見積もりを算出する業務が積算です。
建築や建設工事は基本的に受注生産であり、案件によって費用は異なってきます。また同じような建物を建てるとしても、工事内容が全て一緒になることはありません。そのため工事ごとに積算をして必要な資材や費用を算出しなければ、工事に着手できないのです。
さらに、ひとつの工事でどれくらいの利益が上がるのかは積算を通じて算出されます。そのため、積算は建設業界企業の根幹を担う業種とも言えるのです。
積算領域の大きな課題は「人材不足」「専門性不足」
積算は図面や仕様書の読み取り、CADやBIMの操作など専門的な知識が必要な業務。さらに景気による資材の市場価格変動の予想や施工にかかる費用の削減など数学的な能力も必要です。
また施工するためには人件費や資材費だけではなく、資材の運搬費、現場の事前調査費、現場作業員の募集費など、さまざまな費用が発生します。それら全てを一工事につき算出する必要が出てくるため、積算は非常に複雑で高度な業務と言えるのです。
そのため人材不足、専門性不足が進んでいます。
CORDERの積算代行サービスとは
CORDERでは「他社事務所様の対応棟数に限りがある」「誰もが出来る作業ではなく即戦力人材の確保が大変」「案件が重なると手が回らなくなる」といった課題を抱えている企業に対し、積算代行サービスを提供しています。
積算代行業務を行うのは正社員ではなく、副業・フリーランスの積算パートナーです。現在CORDERには約120名の積算パートナーが所属しており、多くの棟数を対応できます。また積算パートナーは長年の経験を積み、高い技術力を持った方々を厳選。依頼内容に合わせ、最適なパートナーをアサインするため、幅広い案件に対応することが可能です。
積算パートナーの業務の流れ
積算パートナーが業務を行う流れは以下の通りです。
①ご対応可否の回答
②数量算出・成果物作成
③自己チェック・修正
④ご提出
⑤チェックバック対応
⑥顧客からのフィードバック受領・満足度アンケートの回答
①ご対応可否の回答
パートナーには事前に伺った経験やスキルに合わせて、案件を依頼しています。
案件依頼時には、弊社から図面や納期、報酬額などをメールで送付。ご承諾いただけましたら、正式に発注し、業務を進めていただきます。
②数量算出・成果物作成
数量算出、成果物作成を行っていただく上で、弊社指定のツールはございません。ご自身で使いやすいツールを使って業務を行っていただくことが可能です。また業務を進めていく中で、お客様への質疑や問い合わせが必要な場合は、弊社が窓口となり対応します。そのため積算パートナーの方は積算業務に専念していただけます。
③自己チェック・修正
成果物を提出していただく前に、弊社で作成したチェックシートを元に自己チェック・修正をしてもらいます。
④ご提出
成果物や形式は、案件都度指示させていただきます。ご提出いただいた成果物は弊社の品質管理部署にて、最終チェックをし、問題がなければお客様へ納品させていただきます。
⑤チェックバック対応
お客様より修正指示があった場合は、チェックバック対応も行っていただきます。修正が完了次第、最終納品となります。
⑥顧客からのフィードバック受領・満足度アンケートの回答
無事案件が完了後、顧客からのフィードバックをCORDERから受領し、次回案件に活かしていただきます。
また、CORDERの対応や報酬額、案件マッチ度などの観点でアンケートにお答えいただくことで、サービス改善に繋げています。
積算パートナーのとある1週間の流れ
実際にCORDERで働かれている積算パートナーの1週間のスケジュールをご紹介します。
フリーランス
- 週4日勤務、土日休み
- 1案件/2週間案件担当
- 打ち合わせ:なし ※基本的にメールやお電話でやり取り
- 基本的に在宅での勤務
- 自由時間も確保できるように
副業
- 週5日勤務
- 1案件/2週間担当
- 打ち合わせ:※基本的にメールやお電話でやり取り
- 細かな作業はスキマ時間に
- 数量拾いは土日にまとめて行う
- 副業収入が得られるように
積算パートナーの声
50代、フリーランス
会社員時代は出勤が必須で、通勤時間に多くの時間をとられており、また残業が常態化していたので、プライベートの時間を取ることもなかなかできませんでした。比べて、CORDERは基本的にリモートワークなので、時間も場所も自由に働けます。案件を依頼いただく際には、こちらのリソースを必ず確認してくれるので、納期に追われることもそれほどなく、とても働きやすいなと感じています。
40代、副業(ゼネコン勤務)
CORDERのビジョンが明確なので、社会貢献性があり、やりがいを感じています。また、安定した高副収入が得られ、本業の収入と合わせると70万円を超える月もあります。頑張ったら頑張った分だけのリターンがあるため、非常にモチベーション高く働けています。
20代、フリーランス
会社員のときには、年に数件程度しか案件がなかったり、建物の種類が限られていたりと、なかなか積算領域でのスキルアップができないことに悩んでいました。独立後にCORDERで案件を請け負うようになってからは、多彩な建物の積算が行え、着実にスキルアップができている実感があります。また将来建設業界での起業を考えているので、その足がかりにもなっていますね。
積算パートナーのインタビュー記事はこちら!
「建設業で働く人々を不合理から解放する」ための今後の計画と課題
CORDERでは「建設業で働く人々を不合理から解放する」という理念を掲げています。その理念を達成するために、3つのステップを設けています。1つ目が「積算代行」、2つ目が「積算ツール(概算)」、3つ目が「調達領域」です。
今後の事業計画についてはこちら!
現在はファーストステップの「積算代行」に注力していますが、2つ目、3つ目にもスピード感を持って取り組んでいきたいと考えています。しかし、協力してくれる仲間がまだまだ足りておりません。
そこでCORDERでは、以下のような人材を募集しております。ひとつでも当てはまる部分がある方はぜひご応募してください!
■積算パートナー
- 副業やフリーランスで積算業務を請け負っているが満足した収入を得られていないと困っている方
- 仕事で積算を扱うことが多く、将来的なキャリアへの不安もあり独立を考えている方
- 積算の仕事で稼げない、もっと自分の成果が収入に直結する働き方がしたいという気持ちが強い方
■積算パートナー以外
- 建設業界になんらかの思いがある、又は社会的意義のある大きなマーケットで仕事をしたい方
- 弊社2021年創業とまだまだ若いので、創業メンバーとして組織や事業を主体的に前に押し進めたい方
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