「時代を創る、人を育てる。」をビジョンに掲げ、IT教育や開発支援を行うERAS(イラズ)。
代表の千葉涼介は、「エンジニアリングで人を育てる」という独自の視点で、社会課題の解決に挑んでいます。技術だけではない、人の力を信じるERASの挑戦。その中心にある千葉の想いを伺いました。
エンジニアリングを通して「課題解決できる人」を育てたい
ーーーまず、千葉さんが描いているERASの展望を教えてください。
私たちは「課題解決できる人を育てる。」です。その言葉通り、人が育ち、社会が変わる瞬間を共に作りたいです。
社会課題、経営課題、事業課題、組織課題。世の中には解くべきテーマが無数にありますが、私たちはそれらを「人の思考力と技術力」で乗り越えたいと考えています。
思考力とは「課題を紐解き、仮説を立て、最適解を導く力」。技術力とは「それを実現できる力」。この2つを兼ね備えた人が社会に増えれば、世の中はもっと良くなるはずだと信じています。
ERASという社名には、「時代を創る者(Era’s)」という想いが込められています。技術をただ学ぶ場所ではなく、「課題を自ら発見し、考え、行動できる人」を生み出す場所でありたい。
それが、私たちの描く未来です。
「AI時代のエンジニア」に必要なのは、技術よりも考える力
ーーーここ1〜2年でエンジニアリングのあり方も大きく変化しています。特にAIの進化についてはどう見ていますか?
正直、これからの時代は「AIを使えないと厳しい」ではなく、「AIを使いこなせなければ生き残れない」時代です。生成AIがコードを書き、設計を行う時代において、人間が付加価値を発揮できる領域はますます限られてきます。
だからこそ、ERASではAIリテラシーを高めるための新たなカリキュラムや、バイブコーディングのような教育プロジェクトも進めています。
ただし、どれほどAIが進化しても、人間にしかできないことがあります。それは「人の気持ちを汲み取り、温度のある思考をすること」。たとえば、課題の背景にある「なぜ」を深掘りすることや、人の表情から痛みや喜びを感じ取ること。それはAIには決してできない、人間だけの力です。
AIが技術面を支える一方で、私たちは人間らしい「思考と対話」を磨く必要があります。ERASが育てたいのは、まさにその両輪を持つエンジニアです。
原点は「地元・岩手を良くしたい」という想いから
ーーー今の千葉さんの活動の原点はどこにあるのでしょう?
きっかけは地元・岩手を良くしたいという純粋な気持ちでした。
生まれ育った場所が衰退していくのを見て、「このままじゃ嫌だ」という思いが強くあったため、街づくりや防災の仕事を志しました。当時は公務員くらいしか選択肢がないと思い込んでいたのですが、自分が信じる課題を解決する手段は別に行政でなくてもいいこと、その延長線上に「エンジニアリング」という道があることに気づきました。
大学時代から独学でコードを書き、フリーランスとして活動していました。最初はHTMLのマークアップから始め、時給1,000円にも満たない時期もありましたが、学び続け、試行錯誤し、気づけばアプリ開発を一人で完結できるまでになっていた。
この経験が、「学びの仕組みを自分たちで作れば、もっと多くの人が早く成長できる」という発想につながりました。そうして誕生したのが、ERASです。
そして、「地元のため」という想いは今も変わっておりませんので、岩手を拠点に、防災×AIのスタートアップ「Visnu(ヴィシュヌ)」も立ち上げました。
地方からでも時代を創れる。人が育ち、社会に還元される流れをつくりたい。それが、私の根っこにある想いです。
「人は変わらない」——だからこそ、きっかけをつくる会社でありたい
ーーー千葉さんの話を聞いていると、「人を育てる」というテーマに強い一貫性を感じます。
そうですね。とはいえ、正直に言うと「人を育てる」なんておこがましいと思っているんです。私は人を変えることはできないと思っています。でも、「気づくきっかけ」や「挑戦する環境」はつくれる。
だから、ERASは「きっかけを与えるプラットフォーム」でありたいんです。「こんな考え方もあるんだ」「自分にもできるかもしれない」そう思える瞬間を増やす。その積み重ねが、人の成長につながると信じています。
社会の変化が激しい今、完璧な人材なんて存在しません。大切なのは「変わり続けられる人」であること。そして、その変化を楽しめる仲間と一緒に走ること。
私たちは、そういう人たちと一緒に時代を創っていく会社でありたいと思っています。
人が育ち、社会が変わる瞬間を共に作る
ーーー最後に、これからERASに関わる人たちへメッセージをお願いします。
ERASはまだ完成された会社ではありません。むしろ、これからを一緒に創っていくフェーズです。
課題を見つけ、考え、行動できる人。
変化を恐れずにチャレンジできる人。
そして、自分の想いをまっすぐに伝えられる人。
そういう人にこそ、ERASに来てほしいと思っています。
私たちのVisionは「時代を創る、人を育てる。」です。その言葉通り、人が育ち、社会が変わる瞬間を共に作る。
そんな仲間と出会えることを、心から楽しみにしています。