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上場準備に入ったウェビナーマーケティング企業のトップに訊く 「リアル」を超える「オンライン」の可能性と実現へ


尾花慎也 代表取締役社長

2021年12月に代表取締役社長に就任した尾花慎也さん。経営統合に伴い、自らの「買いたい」という一声で買収が決まったネクプロへの思いは強い。上場を見据える中で、リアルの代替に止まらないネクプロの価値を伺いました。

こんにちは!ネクプロ 採用担当です。

本日は弊社社長である尾花の社長就任以来初のインタビューをお届けしたいと思います。

ぜひ最後までお読みいただき、社長尾花のこと、ネクプロという会社のこと、これからのネクプロのことをよく知っていただけたらと思います!



本日はよろしくお願い致します。

よろしくお願いします!

社長に就任から約5ヶ月が経ちましたが、考え方や景色の変化はありますか?

個人的な感覚では、すごく大きく変わりましたね。元々エンジニアなので、仕事への考え方としては「守り」の要素が強いです。無理をしてトラブルが発生してしまってはいけませんので。。。

しかし、社長として事業を大きくしていくためには、常に挑戦をしなければいけません。その点では意識が大きく変わりました。

挑戦というのは具体的にどういうことでしょうか?

まずは明確な目標を決めて数字を取りに行くということです。そういった感覚を磨くために現在は、営業チームやコーポレート部門とも一緒に仕事をすることが多くなっています。

そもそも、ネクプロは尾花さんが「買いましょう」と提案して親会社が買収したと聞きましたが?

その通りです。

ネクプロの目指す未来の姿に可能性を感じて、親会社社長に提案しました!

責任もこれまで以上に感じているのではないのですか?

めちゃめちゃ感じていますよ(笑)

僕の一言で全員が動いたわけなので。。。コロナというタイミングでより一層社会に求められる存在にもなりましたので・・・

というと、ウェビナー業界の可能性についてはコロナの前から感じていたということですか?

そうですね!

海外ではウェビナーは一般的になっていますが、日本ではまだまだ発展の余地があるという感覚です。

世間のウェビナーのイメージと尾花さんが持ち続けている可能性の違いはなんですか?

世間のウェビナーのイメージはまだまだ「リアルの代替であるオンライン」です。現地に来る代わりにオンラインで視聴するもの。しかし、ネクプロが目指すのは「営業」や「マーケティング」のDXです。リアルでは不可能でも、オンラインでは実現できる施策がたくさんあります。オンラインだからこそできる価値を広めていきたいと思っています。

それがウェビナーの可能性だと考えています!

具体的に伺えますか?

例えばイベントで自社商品の説明をし質疑応答を受け付け、最後にはアンケートを記入してもらうとします。もちろんそこで得た情報は後の販売戦略に活かしたい。でも参加者が多ければ全ての質問に答えることもできないし、アンケートは手動で入力、集計することになります。また、来場者がどれだけこちらの伝えたいことを理解したのか測る指標が最後のアンケートしかないという点にも改善の余地を感じます。

このようなことでもウェビナーの可能性を感じています。

オンラインだからこそできることというのは例えばどんなことですか?

オンラインであればスピーカーが説明中でもチャット機能で他の従業員が質問対応するということも出来ますし、チャットと言ってもオープン、クローズドの使い分けで出来ることも変わってきます。終了後のアンケートも参加者が入力したものが直接データとして集積され、入力ミスも発生しません。また、言語が違う海外でのイベントでは「言葉の壁」をデジタルの力で解消することもできます。その他にはウェビナー参加者の顔認証による本人確認などなど。。。あげればキリが無いですね!

驚きました…。正直、移動や場所の確保が不要で通信環境があれば繋がれる便利なツールというイメージでした。

実際にそういうイメージの方が多いと思いますし、まずはコロナ禍で求められるものはそこだったのだと思います。ただしネクプロはもう10年以上このサービスを開発していますので常にその先を見据えています。

一方でネクプロの課題としてはまだまだサービスの価値をうまく伝えきれていないことがありますね。

今後ウェビナーマーケティングが十分に浸透していない日本に新たな風を吹かせられるように頑張ります。

そんなネクプロのVisionを教えてください!

先程のリアルの代替ではない、という思いを込めて「リアルを超えるデジタル体験」をネクプロのVisionとして掲げています。

クライアントはどのような企業が多いのでしょうか?

元々は大手企業やグローバル企業が多かったです。現在は様々なお客様に広がってきていますが、大手企業の利用が非常に多いのが弊社の特徴かと思います。

どうして大手の割合が多いのでしょうか?

理由は大きく2つあります。

1つ目はウェビナーマーケティングに積極的なのが大手企業であること。

2つ目が大手企業の要求に応えられるサービス内容の幅の広さと深さです。

ネクプロは長年お客様の様々な要望に答えながら開発を続け、セールスやイベントの構成、サポートなども行なっています。蓄積した経験と自社完結しているからこそのスピード感でクライアントの要望に答えることができるのです。

実際に利用したクライアントの反応はいかがですか?

ありがたいことに「すごい」と言ってくださる企業様が多いですね。

ネクプロが作ってきた営業、マーケDXがお客様のニーズとマッチしたときは「ここまでできるんだ。」と言っていただけます。

進化を続けるサービスの現在の満足度はいかがですか?

やっとネクプロがターゲットとする全てのクライアントに提供できるまで到達したと思います。以前は自社のサービスで網羅できない機能を求める声も多くありましたが、満を持して一通りの機能が揃ったと言えますね。今後はさらにクライアントに合わせた細部の機能に対応できると思います。



「守らない」でも「真面目」な社長像とは

2年前に取材した当時はバンドマン出身の話や失敗談も話してくださいましたね!

はい。前職も含めれば数多くの失敗もしてきたと思います(笑)

エンジニアとしての「守り」意識から社長としての「挑戦」意識について、社長就任の後は窮屈さなど感じませんでしたか?

社長として挑戦しなければいけないことは増えましたが、過去の記事を読んで頂いたら分かる通り、性格的には「守る」タイプでは無いので、やりにくさは感じていません。しかし従業員の人生も背負っているというまた別の守りの意識は強くなっています。仕事面では自分の得意分野をより反映させられる立場になったのでやりやすさの方が大きいです。

社長としてのやりがいや面白さについてはいかがですか?

以前、バーテンダーとしてアルバイトをしていた時と同じ感覚です。お客さんをどのように楽しませるかを常に考えて働いていました。お客さんがバーテンダーを見てお店を選ぶように、社長として自分自身を通して会社を見られることが多くなったと感じていますし、私にとってはすごいモチベーションになっています。

社長として成長した部分はどんなことでしょうか?

これまでも役員でしたが、代表になったのは初めてなので会社を運営するためのお金の管理をしなければいけない点が最も変わりました。

しかもネクプロは上場準備に入っているので、目標に向けた手続きがたくさんあります。

初めて上場することの大変さを感じる中で、周囲の社長を見る目も変わりました。タレントのように活躍している社長も裏ではこういうことをしているのだなと。。。

株主の方との対話や周囲の社長の方に勉強させてもらう日々を送っています。

ネクプロを目指すみなさんにメッセージをお願いします!

まだまだ成長途中の企業ですので、変化を楽しむことができる人がネクプロには向いていると思います。これからウェビナーマーケティングの業界のトップを目指せる会社だと自負していますので、オンラインの可能性を追求したい方や自社での経験をIT・DX業界で活かしたいという皆さんのエントリーお待ちしております!

現在ネクプロでは

サーバーサイドエンジニア(システムの構築や改善)※Ruby最低1年経験者

・セールス(経験者・オンライン配信の企画・運営も含む)

・マーケター(自社プロダクトの運用経験がある方)

・24年卒対象インターン(エンジニア希望者)

上記の職種を募集しています!挑戦者の皆さんをお待ちしております!



インタビューはここまで...

尾花社長「ところで、ウェビナーマーケティングってどんなものかイメージできる?」

江間  「なんとなくはわかりますが、各社の違いがよくわかりません

ITやDXに興味があるという皆さんもネクプロが掲げる「ウェビナープラットフォーム」の魅力にピンときていない方も多くいらっしゃると思います。インタビュー終了後、フリーアナウンサーでもある江間がウェビナーマーケティングについて切り込んだ。

(江間)

本日はお忙しい中ありがとうございました。私もお話を聞いてウェビナーだからこそできることやその先の可能性についてとても魅力を感じました。

(尾花社長)

実際どう?わかった?アメリカなど海外ではすでに浸透しているマーケティングなのだけれどね。

(江間)

どうして日本では浸透しないのですか?

(尾花社長)

日本は場所を指定すれば東京でも大阪でもまあ集まれるよね。でも例えばアメリカでは西海岸から東海岸に人を頻繁に呼べないからね。英語圏という意味ではオーストラリアにもお客はいるわけで。そもそもビジネスに利用しているから、データの集積は徹底しているよね。また、母国語が違う顧客を相手にしている企業はウェビナー開催をすることで言語の壁を解消することができることもあるんだ。

(江間)

そうなんですね。しかし、現状日本ではコロナの影響でリアルをオンラインに切り替えて意外と便利だということで、少しずつ浸透しているという程度の価値しか見出されていないような気がしますがどうですか?

(尾花社長)

そうかもしれないね。大手企業やグローバル企業を中心にウェビナーマーケティングへの関心は強まりつつあるよ。コロナが収束したからといってこの流れは大きくは戻らないだろうしね。江間くんはどうしたらもっとウェビナーの価値を広められると思う?

(江間)

難しいですね。まずはウェビナーを多くの人に体験してもらい「すごい」と感じてもらうことではないでしょうか。

(尾花社長)

そのためには何ができると思う?

(江間)

例えば、私の場合は自社商品の説明会をしますという見出しのウェビナーに行くと始まる前から構えてしまいます。よっぽどの納得が得られれば購買意欲を掻き立てられますが、オンラインだとながら見の場合も多くあまり内容を覚えていません。説明会のように単調ですと集中力が持ちませんが、映像が面白ければ内容が記憶に残る人も増えるのではないでしょうか?

(尾花社長)

内容がしっかりしていても伝え方によっては退屈に感じ、それが印象に残らないことにつながるということだね。

(江間)

はい。尾花さんはどうすればウェビナーの価値が高まると思いますか?

(尾花社長)

ウェビナーを今までの説明会のオンライン版だと思わないことだね。これは企業と顧客との新しいコミュニケーションのとり方だと考えたほうがいい。そう考えるとどうやって視聴者を「参加者」にできるかだと思う。チャットやアンケート投票を駆使したり、様々な手段を使ってそこにいる顧客たちに自分事として捉えてもらうかが大事だね。

(江間)

お話を聞くとテレビやラジオとすごく似ている気がします。

(尾花社長)

特にラジオの生放送はすごく似ているかもれないね。生放送ではリアルタイムで参加してくるリスナーのメールを紹介し、不測の事態にも対応しなければいけない。ウェビナーも準備はするものの生配信の中で起こる様々なことに柔軟に対応していければ、視聴者が当事者意識を持ち初めてでも理解できるようになるんじゃないかな。

(江間)

そうですね。実際配信が始まった後にクライアントが伝えたいことと視聴者が求めていることにギャップを感じたらどうしますか?

(尾花社長)

生放送の中でその時ベストだと思う選択肢をクライアントの利益を優先して選んでいくことが必要だと思う。またはそういった軌道修正をあらかじめ計画して盛り込んでおく。何を拾い何を捨てるかという意思決定が重要だね。

(江間)

過去にスポーツ実況で「準備したものを全て出そうとすると失敗する」と言われたのを思い出しました。

(尾花社長)

僕もバンド時代のMCとかでよくやったけど、準備したネタ全部話そうととするとやたらと説明的になって失敗するよね(笑)もちろん準備は大切だけど、その場の空気感を大切に進行できると共感を生む素晴らしい時間にできるよね。

(江間)

ライブ感、一緒に作る時間という意識を持つことでオンラインの利点を活かしつつリアルの良さも継承できる新たなツールになるのですね!企画や立案、当日のサポートまで一括管理してくれるので、配信が初めてという企業や配信を次の施策に繋げたいという皆さんにはとても合っているような気がしました!尾花さん、ありがとうございました!

ネクプロ「尾花社長」×フリーアナウンサー「江間丈」の異業種対談

次回もお楽しみに!

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