映像制作や企画を手掛けている株式会社ハクシのCOOを務めながら、2年間FUSIONで働いてきた井上光さん。
そんな井上さんが、2023年1月よりFUSIONにフルコミットすることを決断したそう。その理由とは…?
井上光(いのうえ・ひかる)
株式会社ハクシCOO。学生時代よりCMやMVなどを始め、さまざまな作品にプロデューサーとして参加。その後、ぶんけい、オカダと共にハクシの前身となるトウメイモードを設立し、全部門を統括するCOOを務める。2年間に渡る業務委託提携を経て、2023年1月にFUSIONに正式ジョイン。(Twitter:@627ll)
ここで多くの時間を使うことは、絶対に損にならないと感じた
ーーこれまでは業務委託としてFUSIONに関わられていたとお聞きしました。なぜ今回、改めてフルコミットしようと思ったのですか?
今後のキャリアを踏まえたときに、FUSIONにフルコミットしたほうが、未来が広がると感じたからです。
僕はもともと「映画監督になりたい」とか「いつか代表作となるCMを撮りたい」とか、具体的な夢を持ったことがないのですが、何か新しいことをやりたいという想いはずっと抱えていました。
でも、なぜそれが具現化していかないのかを考えたときに、自分が見えていない領域があるゆえに、取れる選択肢が少ないことに気付いたんです。
そこで、モヤモヤを晴らすために自分ができることを増やし、今後のキャリアステップを広げたいという想いで、フルコミットを決めました。
ーーなるほど。FUSIONは業務形態問わず、チャレンジをさせてもらえる場所だと以前はお話されていましたが、やはりフルコミットに意味があると感じたのでしょうか?
そうですね。どのように時間を過ごすかで人生は形作られていくと思うのですが、FUSIONで多くの時間を使うことは、自分にとって絶対に損にならないと感じました。
業務委託のときは、辞めようと思えばいつでも辞められたし、お互いに値踏みをしていたこともあったと思うんです。でも、2年間働いてみたことで、「ここに時間を投資していこう」と覚悟が決まりました。
FUSIONは現在、上場を目指して動いているので、会社の成長スピードが速いし、求められるレベルも高い。外的要因によって強制的に自分がレベルアップさせられるのが、しんどくもあるけれど、とても楽しいのだと再確認しました。
それに、一緒に働くメンバーたちにも、より自分を高いところに持っていくための姿勢が根付いている。そんな環境に身を投じることは、とても価値のあることだと思うんです。
ーー井上さんは株式会社ハクシのCOOも務めていますが、お仕事の両立は難しくはないのですか?
もともとハクシは仕事を取る部分も各々が担当し、自分に合ったプロジェクトに参加していくスタイルなんです。
だからこそ、FUSIONで立案したプロジェクトの制作をハクシと連携して行ったり、ハクシが請け負えない領域のものをFUSIONで担当したりすることができています。実際に僕がFUSIONに入ってからは、ハクシでもやれることの幅が増えました。
だから僕は、これがハクシにとっても1番いい選択だと思い、各メンバーの力を借りながら取り組ませてもらってます!
「選んだからには、会社として成長してもらわないと困ります」
ーー実際にフルコミットしてみて、お仕事に変化はありましたか?
フロントに立ち、企画からスタッフのアサイン、予算管理、クリエイティブチームと制作会社との橋渡しをするのは今までと変わらないのですが、確実に変わったのはマネジメントが増えたことですね。
今はプロダクション局の局長を務めているのですが、新卒や中途に対して環境を整えたり、メンタートレーニーをしたりしています。自分を含め、メンバーがどうしたら組織目標を達成できるかなど、会社のことを考える時間は以前よりも増えましたね。
あとは、帰属意識が強くなった気がします。これまでも身内のように接してもらってはいたけれど、「社員」と「業務委託」のあいだに1枚フィルターがあるようにも感じていて。
それがなくなったことで、「会社のために」という責任感がより芽生えたように思います。仕事と向き合う姿勢は変わらないですが、「会社を成長させなきゃ!」と強く思うようになりましたね。
無意識のうちに、会社と自分との同質化が起きているみたいです。
ーー仕事面はもちろん、気持ちの面でも大きな変化があったんですね。
そうですね。やっぱり覚悟を決めて選んだからには、会社として成長してもらわないと僕自身が困るな、と!
僕はこれまでの人生で、自分が取った選択肢をなるべく正解にするような動き方をしてきました。たとえば、高校を辞めたあとに大学に入ったり、大学を辞めたあとに会社を設立して働いたり。
さまざまな選択肢があるなかで、時間的な投資や、転職のリスクを取ってFUSIONに来ているわけだから、今回も自分の選択肢を正解にしていきたいと思っています。
そして、今はFUSIONを大きくすることに寄与していくことこそが、わかりやすい正解だと思うんです。ベストな結果を目指すために、力を注いでいきたいですね。
中心にいるのは、FUSIONへの投資に価値を感じている人たち
ーーそんな井上さんの、今後の目標を教えてください
会社の価値をいかに上げて、いかにベストな形で上場させるか。
もちろん、このままいけば上場を達成することはできるとは思いますが、そこに自分のパワーがどれだけあったと言えるかが、外からの評価軸になると思っています。会社に乗っかるのではなく、個人としてきちんと力を発揮していきたい。
あとは、マネジメント能力をもっと伸ばしていきたいですね。
僕はこれまで会社に務めた経験がなかったし、COOを務めているハクシは、個人が各々で動いていくスタイルのため、ある程度は自走するような会社だった。つまり、自分のなかにマネジメントの正解像があまりないんですね。
一方で、FUSIONでは達成するべき目標が明確にあるので、手探りの状態ではありますが、メンバーにヒアリングをしつつ、「やって覚えろ」となりがちなところをうまく教えてあげられるようにしたいです。
ーーありがとうございます。最後に、局長を務められている井上さん目線での、求めている人物像があれば教えてください。
成長欲求が高い人ですね。頑張りたい、レベルを上げたい、成長したいと本気で思っている人にとってはすごくいい会社です。
今の新卒はすごいですよ! 自主的に勉強をしたり、提案をしたり、前のめりな子たちが多いです。その反面、ラクして成長したいという人には絶対に合わないと思います。
今、FUSIONの中心にいる人たちは、僕と同じようにFUSIONへの投資に価値を感じている人たち。成長するためには、ここに時間を使わなければいけないと、覚悟を持って臨んでいます。
自分の成長のためなら、誰も知らないような領域を、模索しながら楽しんでやれる。わからないなりに思考することができる。そんな人にはぜひ来ていただきたいですね!