テクノロジーを起点に顧客のフォーサイトを描き変革志向に火をつける。デジタル技術コンサルタント・ワークスタイル変革コンサルタントの魅力
デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部のデジタル技術コンサルタント・ワークスタイル変革コンサルタントは、CIOやCDOの参謀役としてさまざまな企業や機関、団体のDXを支援し多様な変革ニーズに応え続けてきました。
彼/彼女らに課せられた使命は、たとえるなら、顧客の変革志向に火をつける「イグニッションキー」のようなものと言えます。なぜなら、顧客とともに先端テクノロジーに裏打ちされた未来を構想し、データドリブンな経営環境の実現やビジネス価値の創出に向けた最初の一歩を後押しするからです。
テクノロジーとビジネスの橋渡し役を務めるコンサルタント職の魅力、そして顧客に価値を届けるために必要な素養や経験などについて、デジタル技術コンサルタント・ワークスタイル変革コンサルタントが所属する「デジタルテクノロジーディレクターグループ」の徳田浩部長が解説します。
徳田 浩
デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部 デジタルテクノロジーディレクターグループ 部長
1996年にNTTデータに入社。研究開発部門を起点とし、事業部門やスタッフ部門を経験しながらも、一貫してプラットフォーム技術領域でキャリアを形成する。入社当時は珍しかったオープンソースの普及展開や近年ではブロックチェーンのグローバル組織を立ち上げるなど、ビジネスと技術をつなぐ仕掛人として組織を支えている。
先端テクノロジーでビジネスアイデアにインスパイアを与える
——まずは、コンサルタントの所属する「デジタルテクノロジーディレクターグループ」について教えてください。
デジタルテクノロジーディレクターグループは、DXを実現させたいが何から手をつけるべきか判断がつきかねている顧客に、テクノロジーを起点としたコンサルティングサービスを提供する組織です。デジタル技術コンサルタント・ワークスタイル変革コンサルタントをはじめ、多岐にわたる専門家が所属しており、それぞれの専門知識を活かして、顧客のビジネス課題を解決するお手伝いをしています。
——NTTデータのなかでどのような位置づけの組織なのでしょうか?
NTTデータは2022年7月から新たな中期経営計画のスタートとともに新体制をスタートさせました。今期以降、とくに注力するのが、グローバルビジネスの強化、サスティナビリティ経営の推進、そしてコンサルティング事業への注力です。こうした経営方針に伴い新設されたのが、私たちが属する「テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野」であり、NTTデータが持つ経営資産と強固な顧客基盤を活かして企業変革にあたるデザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部です。デジタルテクノロジーディレクターグループの位置づけは、先端テクノロジーを起点にお客様のDX戦略立案から効果創出まで、お客様の経営・事業・ITの課題をテクノロジードリブンで解決に導くこと。簡単に言えば、DXを実現するパートナーとして、お客様のビジネスの成長と革新を共に実現することと言えます。
——DXを実現するパートナーが求められる理由は何でしょうか?
お客様とともに温めたビジョンを「机上の空論」で終わらせないためにです。かつて技術開発部門はビジネス部門の後ろに控え、プランが確定した後、そのプランをいかに実現するかを考え実行するのが務めとされていました。しかしいまは違います。テクノロジーは日進月歩で進化しており、昨日できなかったことが今日には実現可能になることすら珍しくない時代となり、ビジネスプランと同時にテクノロジーについても考えておかなければ、変化のスピードについていけなくなってしまったからです。そのためプロジェクトの構想段階から、私たちのような「道具」の使い方を熟知した「目利き」の存在が必要とされるようになりました。どれだけ壮麗、壮大なビジョンも、それを実現する手段がなければ「絵に描いた餅」に終わってしまいます。それを阻止するのはもちろん、先端テクノロジーでビジネスアイデアにインスパイアを与え、より大きな成果をもたらすことが期待されています。
——どのようなテーマに取り組むことが多いのでしょう?
たとえば「2025年の崖をどうやって乗り越えるべきか」「新規ビジネス創出がなぜか上手くいかない」「クラウドシフトしたが既存事業のデジタルネイティブ化が進まない」「開発の内製化に取り組みたいが、知見をどうやって蓄積すればいいかわからない」など、課題の粒度や解像度、方向性が異なるさまざまなニーズに答えを出すのが私たちの役割です。やるべきことを明確に言語化できるお客様は限られており、かつ型通りの手法を当てはめるだけでは賄えない課題が多いため、私たちの仕事はお客様のビジョンを明らかにし、潜在的な課題を浮き彫りにするところからはじまります。その後、DX戦略や課題解決策をプランに落とし込みアーキテクチャを設計。プロジェクトの推進やサービス高度化までを一気通貫して担うのが私たちの仕事です。
話題の先端テクノロジー。あなたならどうビジネスに実装しますか
——競争力を高めるために、どのような取り組みを行っていますか?
ナレッジ共有とリサーチ力の向上にはとくに力を注いでいます。NTTデータグループおよびNTTグループには、最先端の研究開発を行う部署もあれば、お客様のビジネスや戦略、インダストリーに精通したコンサルティング部隊、オペレーション改革を実践するソリューション部隊があり、企業変革を実現するリソースに事欠きません。また、社内外の膨大な情報リソースから適切な情報を探し出し、レコメンドしてくれるセールスコンシェルジュという専門職が置かれており、リサーチ力の向上に一役買ってくれています。Slack等のコミュニケーションツールを介して、特定の専門分野に精通したベテランが若手の質問に答えたり、他部門のエンジニアたちと熱い議論を繰り広げたりすることも珍しくありません。ナレッジ共有とリサーチ力を育む最高の環境が整っていると自負しています。
——どのような技術に触れられますか?
私たちの仕事はお客様の将来、つまりForesightを見据えて実現可能性の高い未来を描くことにあります。そのため枯れた技術だけではなく生成AI、メタバースやデジタルツイン、ブロックチェーンなど、発展途上にある新しいテクノロジーを積極的に活用します。有望なテクノロジーであれば検討の俎上に乗せますし、リスクを回避し有効な活用法を見出せるのであれば実戦投入の提案も厭いません。テクノロジーの選択に制約を設けないのが私たちのやり方です。
——テクノロジーの「目利き」でなければ務まりませんね。
そうですね。目利き力を高めるにはトレンドのキャッチアップが必須です。しかしトレンドを追いかけるだけでは本質はつかめません。「真の目利き」であるためには、表面をなぞるだけの技術評価に留まらず、ビジネスにもたらす価値にまで踏み込んだ理解が必要だからです。そのため私たちは自分たちの組織に適用したり、実践したりすることを大切にしています。
——どのような取り組みをしているのでしょうか?
普段、私たちがお客様向けに提供しているサービス、たとえば最先端のテクノロジー知見と独自のノウハウでお客様の働き方変革を支援する「Workstyle Invention®」や、お客様のDX推進に関する課題を技術力と実行力で解決する「デジタルテクノロジーディレクター®によるDXディテクション」など、私たち自身でも実践し、業務プロセスの刷新や組織変革、人材育成や採用方針の策定、新サービスの創出に役立てています。NTTデータはピラミッド型の中央集権的な組織だと思われるかもしれませんが、実態はそうではありません。とりわけ私たちの組織は自由でフラットな組織文化が根づいており、私たちマネジメント陣にしても、組織の「管理者」というより、現場の「後援者」として立ち回ることがほとんど。むしろ現場に裁量を与え、機動性の高い組織だからこそ、さまざまな変化を起こせるのです。
日本初・日本最大級の難しい案件に挑戦してみませんか
——デジタル技術コンサルタント・ワークスタイル変革コンサルタントとして働くことは、どんなメリットが得られるでしょうか?
先端テクノロジーを起点に、未来を見据えたプロジェクトにかかわることができますし、大企業や官公庁、業界をまたぐような大がかりな取り組みにも携われます。私たちがお客様とともに立案した構想が、結果的に日本初、日本最大級のプロジェクトの組成につながり、社会に大きなインパクトを残すことも少なくありません。幅広い業界の多種多様な課題と向き合えるので、好奇心旺盛な人にとってはこれほど刺激的な環境はないと思います。
——どんな人に加わってほしいですか?
テクノロジーを起点にDXを発想する仕事であり、かつ、ビジネスやオペレーションを巻き込みプロジェクトを興す立場でもあるので、SIerやITコンサルティングファームでの開発経験やマネジメント経験は大いに役立ちます。また事業会社で自社のDXプロジェクトに携わったことがある方も非常に有望です。私たちの組織には若手にチャンスを与えサポートする文化が根づいています。育成制度や成長意欲に応える環境が整っているので、学ぶ意欲さえあればコンサルティング経験はなくてもかまいません。NTTデータはいま大きな変革期の真っ只中にあり、お客様と自社の変革に携われるチャンスもあります。ぜひ、私たちと共に、新たなキャリアを手に入れてください。
NTTデータ デジタルテクノロジーディレクターグループは一緒に働く仲間を募集しています。
詳しい仕事内容については、下記のリンク先の情報が参考になります。ぜひご一読ください。
組織紹介サイト「デザイン&テクノロジーコンサルティング事業本部」
最新のDXケーススタディ発信サイト「デジタルテクノロジーディレクター」