安平町は、最も優先するべき政策分野に「子育て・教育」を据え、「日本一の公教育を目指すまち」を掲げています。
2018年に発生した胆振東部地震以降、学校教育と社会教育の2軸を立て、町独自の社会教育制度「あびら教育プラン」の立ち上げや、今年度新設された小中一貫義務教育学校の設立をはじめとした教育まちづくりを推し進めてきました。
「日本一の公教育を目指すまち」はどのように生まれ、今後、どのような飛躍を目指すのか。試行錯誤を繰り返し辿り着いた“安平町らしい”教育まちづくりのあり方を発信したいという思いから、「あびら教育フォーラム」が開催されました。
▼プログラム概要
2日間のフォーラムでは、安平町の変化を支えてきた一貫性、接続性、協働性をキーワードに幼児教育、学校教育、学校設計、社会教育、まちづくりに関するパネルディスカッションを8コンテンツ実施。
▼トークイベントの様子
当日は数多くの教育関係者・自治体職員の皆様にお集まりいただき、2日間の総動員数は340名に上るほどの大盛況でした。
トークイベントでは、町長、教育長、早来学園校長、子ども園園長を始めとした安平町の教育関係者をはじめとする様々なジャンルの方々が登壇し、今の時代を生き抜くために必要な教育について活発な議論を交わしました。
当日の様子は町内エリア放送「あびらチャンネル」でも放映されています。
▼自分が“世界”と出会う場所「早来学園校内見学ツアー」
その後、早来学園の設計に込められた“世界”と出会う、校内見学ツアーを実施。
今の「学校」の常識を覆す「学校」との出会いに、参加者の方が夢中になって聞いている様子が印象的でした。
▼100人参加!大懇親会!
1日目の夜にときわキャンプ場にて、大懇親会を開催しました。
参加者は100人を超え、それぞれが得た学びや気付きを共有したり、深めたりと、ギリギリまで冷めることなく盛り上がった懇親会となりました。
▼参加者の声
・安平町の教育まちづくりで幼少中の連携をハードにソフトと素晴らしい取り組みをされていて、この町に移住してみたいと思わせるものでした。
・民間と行政の連携力の強さを非常に感じました。大変参考になりました。
・今年2月にフィンランドに教育視察に行ったが、安平町はフィンランドの実践内容と非常に重なることを強く実感した。これからも目が離せないし、当町の学校づくりの貴重なモデルとして関わっていきたい。素晴らしい教育フォーラムでした。
・行政・民間と同じ方向を向いて進めていること、進めるにあたってのマインドセットが参考になった。
・学校職員だけでなく、町全体で子供たちのことを考えているところに驚きました。また、うらやましくも思いました。 そして、そこに民間の企業が入りしっかりと役割を果たしている所にも驚きました。
▼フォーラムを終えて
今回のイベントを経て、安平町の教育に関わった方々と共に、時間や役割を越えて「日本一の公教育を目指すまち」を作り続けてきた過程をお伝えすることができました。
ここに至るまでには、さまざまな苦労と壁がいくつも存在しました。
その度に、まちを支える一人一人が自分にできることを必死に考え、行動を起こしてきたからこそ、今の安平町があります。
この機会を皮切りに、「挑戦」の文化を子どもから大人へ、大人からまちへと伝播させ、これからも「日本一の公教育のまち」を目指していきたいと思います。
これからも安平町の発展に、ぜひご注目ください!
左から、株式会社FoundingBase 代表取締役 林賢司様、早来学園校長 山田誠一様、安平町長 及川秀一郎、教育長 種田直章、安平町教育委員会 子育て教育総合専門員 井内聖