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【報告】遊育事業で、役場職員向け研修会を開催しました!

安平町では、『挑戦』をテーマとした町独自の教育手法「あびら教育プラン」を展開し、教育を通じた魅力的なまちづくりを行っています。

あびら教育プラン | あそびとまなび | 北海道安平町
紹介MOVIE 各事業について 新たな世界とは、これまで行ったことがないところ、新しい領域です。国際空港へのアクセスが良い立地を生かした事業や、学びと挑戦による体験を積み重ねることにより、より深い経験という宝物になります。それが礎となり、子どもの将来性・可能性を大きな世界へと広げていきます。
https://www.town.abira.lg.jp/kosodate/asobimanabi/eduplan


その中の遊育推進事業では、「好きが増える。好きが深まる。」をテーマに、子どもたちの「やってみたい」の気持ちを大切にして、町内に子ども自らが「遊んで育つ」環境づくりを進めています。

安平町教育委員会・遊育推進事業「あびらのゆういく」
"教育のまち"北海道安平町の取り組みの一つ「遊育推進事業」の公式サイトです。
https://abira-asobi.com/


この遊育推進事業による研修の一環として、日本冒険遊び場協会代表の関戸博樹氏を講師に、役場職員向けのzoom講演会とワークショップを行いました。

安平町は、ユニセフが掲げる「子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の委嘱自治体でもあります。

CFCI | 安平で安心子育て | 北海道安平町
北海道安平町公式ホームページの安平で安心子育てに関するCFCIページです。安平町は「子どもにやさしいまちづくり」を「子どもたちが安心して遊べるまちづくり」と捉え、子どもたちが主人公のまちを目指していきます。
https://www.town.abira.lg.jp/kosodate/anshin-kosodate/cfci


その中で、安平町を「子どもにやさしいまち」として作っていくためにも、「なぜ子どもにやさしいまちを目指すのか?」「子どもにやさしい町にするためには、どんなことができるのか」を考える研修会を開催することになりました。

(町長挨拶からスタート。元々オフライン開催の予定でしたが、緊急事態宣言に伴いオンラインでの開催になったことなどを話していただきました。)


〜研修会スタート!「遊び」ってなんで重要なの?〜

(講師:日本冒険遊び場づくり協会代表 関戸博樹氏)

関戸さんには、「子どもにとっての遊びの意義」「現代の遊び環境」「子どもにやさしい町の未来」の3本立てでお話しいただきました。

講演の中では、最初に「遊びの重要性」が語られました。
実は、「遊び」はその時代や環境に適応していくための、人間の生存戦略なんだそうです。例えば、小さな子どもは「自分の体の範囲がどこからどこまでか」がわからない。なので足を初めて自分の発見すると、自分の口に入れて舐めてみて、初めてそこを「自分の体の一部」だということに気づいていくのだそう。その他にも子どもが何でもかんでも触ってみたがるのも(大人が触ってほしくない貴重なものに触りたがるのも・・・)、その行為を通じて自分と自分以外の世界を区別したり、理解したりしていくのだそうです。

大人は「子どもはいつも遊んでばかり!」と怒ったりしますが、この遊ぶという行為は、子どもが大人に成長するためにとても重要なプロセスなんだということを教えていただきました。

子どもは遊んでいる間に自分の好奇心に従って様々な発見を繰り返し、ゆっくりと脳を発達させていきます。この遊ぶ時間をしっかり取らないと、心も身体の発達も乏しくなってしまうのだそうです。

様々な講演経験のある関戸さんのお話だけあって、引き込まれる内容であっという間の1時間半でした。今回の研修参加者は保護者世代に限定しため、実際の子育てに生かせる話題に特に関心が集まりました。また、子どもにやさしいまちづくりを実際に進めているドイツの事例などを学ぶ機会にもなりました!

(積極的にお話を聞く職員)


(遊び心溢れるアクティビティなども行いました)

〜ワークショップ: 子どもにやさしいまちを作るために、役場職員ができること〜

講演会終了後は、部署横断型のワークショップを行いました。

まずは、グループシェアから。
①講演の感想 ②子ども時代にしていた遊び 
③子どもにどんな町に住んで欲しいか ④職員としてどんな町にしていきたいか 

などを話し、皆さんの気持ちがどんどんと打ち解けていきました。
会場の熱はどんどん上がっていきます。

そのあとは、グループワーク。
「子供にやさしいまちにするために、できることは?」をお題に、各自でアイデアを考えて、化学反応が生まれそうなアイデアを持った人たちとグループを組みます。

(真剣にアイデアを練っている様子)

(グループ分けの様子)


グループで集まってからは、持ち寄ったアイデアを題材に、一つにまとめていきます。

(こちらの班は、「手続きの待ってる間に子どもを見てあげられるといいよね!」という発想から、役場内にコミュニティスペースを設けるという案が生まれました!)


最後は「多様決」という単純に票を集めるだけではない決め方で、優秀賞を決めました!

前半の部では、『「役場」から「やくば」へ』をスローガンに、町民の意見などが反映されるボードなどを設置するアイデア。後半の部では、子どもの意見をふんだんに取り入れたコミュニティ放送『こどもあびらチャンネル』の制作を行うアイデアが選ばれました!その他の班も、目新しくかつ実現できそうなアイデアがたくさん生まれていました!


今回の研修を終えて、参加者アンケートでは「"日々の業務が子どもにやさしいか"を考えるきっかけとなった」「教育に関係のない部署でも"子どもにやさしいまちづくり"に関われそうだと思った」などの声をいただきました。

最後になりましたが、講師をしてくださった関戸さん、参加してくださった役場職員の皆さん、本当にありがとうございました。お疲れ様でした!


※今回の研修会の内容は、グラフィックレコーディングによる記録を取っています!どんな内容の研修だったか、是非のぞいてみてください!


主催:安平町遊育推進事業(地域おこし協力隊 鈴木宙夢)


遊育事業詳細はこちら👇

安平町教育委員会・遊育推進事業「あびらのゆういく」
"教育のまち"北海道安平町の取り組みの一つ「遊育推進事業」の公式サイトです。
https://abira-asobi.com
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