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【あびら職員#7】「常に考え、答えを見つけようとする努力」が、明るい安平町を創っていく。

笹山 陽平(Yohei Sasayama)

1989年10月生まれ。北海道苫小牧市出身。2012年に安平町役場に入庁し、税務課を経て、現在は政策推進課で総合計画の進捗管理などの業務を行う。温厚な性格で先輩職員から可愛がられている。安平町役場野球部ではオールラウンダーとしてチームを牽引する。趣味は庭いじり。

エースとして駆け抜けた、学生時代

父が野球のコーチをやっていたこともあり、小・中・高・大学と野球をやっていました。特に中学からは、強豪の硬式クラブチームに所属しました。練習はとてもハードでしたが、送迎の為に母親が免許を取ってくれるなど後ろ支えもあり、乗り越えることが出来ましたね。やめたいと思ったことは一度もなかったです。中学の最後には、「中学版の甲子園」と言われる試合にも出させてもらうことができました。

中学の野球の成績が評価され、高校は推薦で入学しました。エースとしてグラウンドに立ち、野球漬けの生活です。野球は「ピッチャーvsバッター」の構図で取り上げられることが多いのですが、実は「自分との戦いをいかに制するか」が重要なんですね。グラウンドでは、自分のマインドをどの様にコントロールするかが試合を八割型決めるとも言われます。怒りをあらわにすることで力を発揮するタイプもいますが、自分は割と気持ちを抑えるタイプでした。常に平常心を心がけ、味方がエラーしてもそこはぐっと堪えて冷静な判断をしようと努めていましたね。


教わったのは「答えの見つけ方」。先輩から学び続けた税務課時代

役場に入って今年で9年目を迎えます。最初の4年間は税務課で、納税担当として窓口業務を経験しました。座席も一番窓口から近かったので、よく問い合わせの対応をさせてもらいました。でも、1年目だったので知識がないんですね。「ちょっと待ってくださいね。調べますので。」と伝えて、 周りにアドバイスを求めながら必死に対応してました。

そこで特徴的だったのが、問い合わせがある状況でも先輩からいただくアドバイスは、常に「答え」ではなく「答えの見つけ方」だったんです。「ここにこう書いてあるよ」みたいな。すぐに答えを教えてくれる訳ではないので大変でしたが、その時に役場職員として働く上で最も大切なことを教えていただいたと思っています。短絡的に答えにたどり着いてもしょうがなくて、「何が問題なのか?」や「なぜそうなのか?」と考えることとセットで学ばないといけないと思っています。時には傷つく時もありましたが(笑)。それでも、背中を見せてくれる諸先輩方と働くことができたことに、本当に感謝しています。

今でも町民の方とコミュニケーションを取る際は、誠心誠意向き合うことを心がけています。当時は納税係なので、時には徴収や差し押さえをすることもありました。そんな時も、相手に配慮しながら現状を的確に伝えることを意識していました。役場は「町民が安心して住み続けられる町を維持する」という重要な役割を担っています。こちらが真摯に説明し、理解をしてもらうことが今後の町のためにも繋がると思っています。

環境も自分の認識も変えた“震災

町民の皆さんがそうだと思いますが、私にとっても2018年の北海道胆振東部地震は大きな出来事でした。役場としても誰も経験したことのない災害だからこそ、力を合わせて乗り越えなければなりませんでした。

私の話で言うと、安平町の建物約8,000戸の被害調査をすぐに行う必要があり、その調査は他県からの応援職員で行うことになった中で、その事務局長をしてほしいと町長から直接指示を受けました。正直「自分にはまだ早い」という不安な気持ちがあったのですが、そんなことを言ってる場合ではないので、自分なりに懸命に考えて動きました。町民の皆さんも自分の住宅状況を心配されていたので早く取り掛かりたかったし、応援職員の方々もしっかり動いてくれまして、なんとか全て終わらせることができました。

この仕事はやりがいもありましたし、自分の自信になる大きな経験となりました。震災で町は大きな被害を受けたからこそ、ここで培った経験を今後のまちづくりでしっかりと活かしていきたいと思いますね。


1円を集めることは大変。だからこそ、「意味のある政策」にお金を使いたい。

現在、私は政策推進課に所属しています。ここでは「町の最重要計画」と言われる総合計画の進捗管理や、 国を始めとした外部の組織から受ける交付金の手続きなどの業務に取り組んでいます。

交付金を申請する際は、採択を目指して各事業課から上がってきた事業の見せ方を考えたり、事業を組み合わせたりするなど、様々な申請方法を検討します。特に事業を行う根拠を整理したり、KPIを明確に設定することは大切です。事業が馴れ合いにならないためにも、しっかり成果指標を設けることで、終わった後に「この業務が本当に必要か?」という検証が出来るようにしたいと思っています。

私の仕事は、町の事業を単発で終わらせず、事業を軌道に乗せるための仕事だと思っています。そのためにもしっかり担当者の話を聞いて、キーワードや目指す方向性を頭に入れながら、事業の見せ方を整理していきたいと思っています。税務課での経験があるからこそ、特に「1円を集める大変さ」は感じますね。お金を集めるというのは簡単なことではありません。事業を行うにはお金が必要だからこそ、やるからにはしっかりやってほしいし、そのための予算は責任を持って確保したいなと思っています。


ストラップが語る、これからの挑戦に向けた想い。

今後は、個人的には「町のプロモーション」に関わってみたいと思っていますね。今はシティ・プロモーションの方向性を検討する庁舎内会議のメンバーとしても参加しています。この会議のメンバーはみんな若くて、これからの安平町を担っていく世代で構成されています。自分の変化を求めたいという気持ちは常にあるので、積極的関わってチームや町の将来に貢献したいと思います。

実は、現在職員が付けている「名札ストラップ」もデザインさせてもらいました。職員研修の一環で、安平町役場職員有志で他自治体が開催するシティプロモーションの大会に参加した際、ストラップをデザインすることになったんです。そこで私にデザインを任せてもらったところ、見事採用していただくことができました。これを役場職員全員に配布したんですが、名札の着用率が増えたと思っています(笑)。役場職員の町に対する愛着が深まり、それが周囲にも伝わればいいなと思っています。


役場職員を志す若者に向けて

役場職員として働くことを考えている方には、「役場を変えたい」というような前向きな気持ちを持って入ってきてほしいです。そして、周りの職員の心に火をつけるような働きかけをどんどん行ってほしいです。

安平町役場には、尊敬でき、模範となる先輩方がたくさん居ます。この記事を読んで、少しでも興味を持ってくれた方がいたら嬉しいです。

未来の安平町を形作る仲間と一緒に働けることを、心から楽しみにしています。


\安平町を支える職員をご紹介します!/

【あびら職員#6】食の楽しみを通して、町の健康を支えたい。チャレンジして掴んだ、栄養士という仕事。 | 安平町を支える、職員たち
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【あびら職員#5】"職人"として生きる。教育学部卒「土木技師」の働き方 | 安平町を支える、職員たち
1990年7月29日生まれ。北海道千歳市出身。大学卒業後、建設コンサルタント会社に就職。様々な現場経験を経て、安平町役場建設課に土木管理技師として入庁。土木・公園グループに所属し、2019年4月にオープンして年間80万人が利用した道の駅「道の駅あびらD51ステーション」の外構工事などを手掛けた。趣味は野球で、高校時代はエースとして新聞に取り上げられたことも。 ...
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【あびら職員#4】日々の積み重ねが作る、自分だけの仕事観 | 安平町を支える、職員たち
北海道富良野市出身。大学卒業後、追分町役場に入庁し、教育委員会で社会教育事業に取り組む。29歳から2年間北海道庁へ出向し、法制文書課に配属される。町職員として戻った後は合併協議会、総務課、企画財政課を経て、現在は地域推進課道の駅グループに勤務する。これまで役場の様々な重要事業を任されてきた職員だが、本人曰く「家では何一つ決めたことがないポンコツ」。 ...
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\安平で共に"挑戦"する仲間をWanted!/

一般行政職員
安平の今を支え、安平の未来を一緒に創る行政職員を大募集!
北海道安平町は、「北海道の玄関口」である新千歳空港から20分ほどの距離に位置する、人口約7700人(2021年1月現在)の町です。札幌市まで1時間、千歳市・苫小牧市などの中規模都市から30分と距離が近く、生活の利便性が高いことが特徴です。また国内有数の馬産地でもあり、ディープインパクトやアーモンドアイなどの有名な競走馬が生まれた町でもあります。 安平町では、「子育て・教育を軸としたまちづくり」を進めています。安平町の教育には三つの大きな魅力があります。 一つ目は、平成28年に全国に先駆けて設立した公私連携・幼保連携型認定こども園。園内に馬や鶏を飼い、身近にある自然や動物とのふれあいから命の大切さを学ぶこと、豊かな自然を生かした環境づくりをするなど全国から高い評価を受けています。 二つ目は「遊び」「探求」「挑戦」をテーマとした「あびら教育プラン」です。子どもの「やってみたい」をサポートする取り組みで、子どもの好奇心や探究心を育みつつ、それを挑戦に繋げられるための支援を行っています。 そして三つ目は令和5年度開校を目指す「早来小・中学校施設一体型校舎」の義務教育学校です。地震で被災した校舎をただ建て直すのではなく、「未来に繋がる全く新しい学校に創り変えよう」という学校づくりのコンセプトに、社会のグローバル化に対応した英語教育環境や情報教育環境づくり、多様性の中で豊かな社会性を育てる環境づくりを実現するため、小学校と一体型の学校整備による早来中学校の再建を目指しています。 安平町では上記の取り組みを中心とした多種多様な取り組みを行いながら、安平町に住む町民のみなさんが豊かに過ごすことができ、また町外の方に安平町で楽しい時間を過ごしていただくためのお手伝いをしています。町全体がチーム安平として一丸となって、未来に向けて進んでいけることを念頭に置きながら、日々の業務を行っています。
安平町役場
一般職情報通信担当
令和時代の地方自治体の情報システムを保守・運用するエンジニア募集!!
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安平町役場
土木技師
安平の町を再構築!土木施工管理技師を募集!
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