税金や社会保険料の国民負担率の話題をよく見聞きします。給与明細書の控除欄を見ると、健康・介護保険料や厚生年金保険料の金額は目立ち、「はぁ、、、」とため息が漏れることもあります。「大勢の人が助かっているし、重要な社会保障制度だ。」とも思います。
それらの保険料額は、毎年4月〜6月に支給した賃金(報酬)をベースに標準報酬月額を決定し、保険料率を乗じて求めています。対象となる賃金は、時間外手当も非課税通勤費も、まかない等の食事(要件を満たした場合)も現物給与として含みます。「この期間は残業をせず、さらにテレワーク勤務日を増やしたら、毎月の保険料は安くなるかも!?」と、考えたりもしますが、実行したことはありません(笑)
年に1度、標準報酬月額を見直しし、日本年金機構事務センターや健康保険組合さんに、7月1日現在で健康保険に加入している全従業員さんの算定基礎届を提出する業務を、略してサンテイまたはサンキソと呼び、企業の給与計算担当者さんは、毎年6~7月に行います。今年の提出期間は7月1日~10日です。
サンテイは、報酬だけでなく、賃金支払基礎日数(勤務日数+有給休暇)も確認の対象になり、原則17日以上ある月が、標準報酬月額を算定する対象月です。しかし、パートなど短時間就労者の場合や、特定適用事業所勤務の短時間労働者の場合は例外があります。
他に、欠勤日がある場合、育休中の場合、月途中に入社された場合など、算定基礎届への記載方法が何パターンもあり、ミスや漏れなく行うには、経験と知識が必要な業務です。
エムザスでは、6月29日(木)の14時より『今年の"算定基礎届"とkintone活用セミナー』を、オンラインで開催します!サンテイの基本情報や関連情報お届けしますので、算定基礎届を初めて行う方、おさらいしたい方、また、低コストで給与業務の大きな改善を目指す方やkintoneにご興味ある方も、お気軽にご参加ください。
セミナーの詳細とお申込みは こちら から!
※kintoneはサイボウズ株式会社の登録商標です。