■ 建築業界には、まだ届いていない情報がある
施工管理として5年働いた人が、転職を考え始めたとします。
「自分の市場価値はどれくらいだろう」「設計職に転向できるだろうか」「大手ゼネコンとスタートアップ、どちらが自分に合うのか」「施工管理の経験は、他の業界でも通用するのか」——そう思って検索しても、ちゃんと答えてくれるコンテンツがほとんど見つかりません。
たとえばIT業界なら、エンジニアのキャリアパスや市場価値、転職のタイミングについて、質の高いコンテンツが無数にあります。Twitterにはエンジニアの本音が溢れ、YouTubeには転職体験談が並び、ブログには詳細な給与レンジが公開されています。転職を考えたエンジニアは、情報を集めながら自分の軸を整理し、納得した上で動き出せる環境があります。
建築業界には、それがない。
施工管理士として現場を走り続けてきた人が、ふと「このまま続けていいのか」と感じたとき、頼れる情報源がほとんど存在しません。SNSにはリアルな声が少なく、ネット上の情報は表面的で古く、転職サイトに登録してもエージェントから求人を押しつけられるだけ。「自分に合った選択肢を、自分で考えるための情報」が圧倒的に不足しています。
結果として、「よく分からないまま、何となく決めた」転職が、この業界では日常的に起きています。情報がないまま動くから、転職後に「こんなはずじゃなかった」が起きやすい。それが当たり前になっているのが、今の建築業界のキャリア市場です。
これは、誰かが変えなければいけない構造です。
■ その空白に、私たちは可能性を見た
ガウディキャリアの前身は、住宅・建設領域の企業向けにSNS運用や映像制作を行う会社でした。ハウスメーカー、ゼネコン、建設系スタートアップ——多くのクライアントと関わる中で、ほぼ共通して聞こえてきた言葉があります。
「施工管理士や設計士が、採用できない」
採用予算をかけても、媒体に出稿しても、なかなか応募が来ない。来ても、求めている人材と合わない。建設業界の人手不足は数字として知られていますが、現場で働く企業担当者が感じている切実さは、その数字をはるかに超えていました。
同じ頃、前職が施工管理士のメンバーが入社しました。彼が転職活動を通じて強く感じていたのは、「正しい情報が手に入らない」「どんなキャリアの選択肢があるのか分からない」という閉塞感でした。さらに彼だけでなく、同僚や友人も同じようにキャリアに迷い、適切なサポートを得られずに悩んでいることが分かりました。
企業側にも、求職者側にも、それぞれ深刻な課題がある。なのに、その間をつなぐ人も情報もない。
この構造を変えられるのは、建築業界を外から見ながら、クリエイティブと情報発信のノウハウを持つ私たちではないか——そう確信して、2023年10月にガウディキャリアを立ち上げました。
■ 2023年から2025年、私たちがやってきたこと
立ち上げから約2年。5名体制で年間1億円超の売上を達成しました。
ただ、数字以上に手応えを感じているのは、転換率です。初回面談から内定承諾までの割合は25〜30%。業界平均の約2倍です。
この数字を支えているのは、量ではなく質への徹底したこだわりです。一般的なエージェントが1名対応のところ、ガウディキャリアはキャリアコンサルタント2名体制で求職者に伴走します。条件の一致だけで紹介するのではなく、仕事内容・期待役割・カルチャーまで踏まえて、入社後の活躍を見据えた提案を積み重ねてきました。
その結果、転職を終えた方から知人をご紹介いただくことが増え、口コミで信頼が広がっています。「ガウディキャリアを使ってよかった」という声を、紹介という形で体現してもらえるようになってきました。
情報発信の面でも、創業期から積み上げてきたものがあります。オフィスには映像制作ブースを設置し、YouTube・TikTokでのコンテンツを自社で企画・制作・発信しています。建築技術者向けのキャリア情報、企業で働く姿をドキュメンタリー形式で伝えるコンテンツなど、業界のリアルを丁寧に届け続けることで、少しずつ認知が広がってきました。
支援の質と、クリエイティブ発信。この2つを軸に、ガウディキャリアのブランドと信頼を築いてきた2年間でした。
■ 次のフェーズで、マーケターが必要な理由
ここまでの成長は、支援の質と口コミによって支えられてきました。再現性のある仕組みがなくても、ここまで来られた。それは事実です。
ただ、正直に言います。今のままでは、次の壁を越えられません。
口コミと紹介だけでは、届く人数に限界があります。「ガウディキャリアを知らないまま、納得できない転職をしてしまう人」が、今日もこの瞬間にいます。その人たちに届くためには、仕組みが必要です。
「建築士 転職」「施工管理 キャリアアップ」「設計 年収 上げる方法」——そうした言葉で検索したとき、自然とガウディキャリアに辿り着く導線をつくる。採用を考える企業担当者が、エージェントを探したとき、真っ先に相談したいと思える存在になる。SNSで流れてきたコンテンツを見て、「この会社なら信頼できそう」と感じてもらえる。
その設計を、今チームでゼロから始めています。
マーケチームは現在3名。人材紹介業界でマーケ責任者を経験したメンバーが設計の方向性を共有しながら、週次で施策の仮説と結果をすり合わせ、改善を積み重ねています。まだ正解は見えていません。試行錯誤の真っ只中です。
だからこそ、今が面白いフェーズだと思っています。
仕組みがない状態から、再現性のある成果の出し方をチームで作り上げていく。その過程に、最初から関われる4人目を探しています。
■ この仕事で得られること
建築業界のキャリア情報市場は、まだほとんど整っていません。言い換えれば、コンテンツひとつ、導線ひとつが、そのまま成果に直結しやすい環境です。
成熟した市場でマーケをやると、どうしても「改善の余地が数%」という世界になります。すでに整った仕組みの上で、細かい最適化を積み重ねる仕事です。それはそれで価値がある仕事ですが、「自分がやったことが、事業の形を変えた」という実感は得にくい。
ガウディキャリアはその逆です。SEOもSNSも広告も、まだ本気で取り組んでいる競合がほとんどいない。やったことが直接、事業の数字に反映されます。「この記事を書いたら流入が増えた」「この導線を変えたらエントリーが増えた」という手応えを、早い段階で実感できます。
扱う打ち手の幅も広いです。コンテンツ制作、SEO、SNS運用、検索広告、SNS広告、YouTube、LP改善、メルマガ——マーケターとして身につけるべきスキルを、一通り経験できます。さらに、候補者向けと企業向けの両方を設計するため、「誰に・何を・どう届けるか」を複眼的に考える力が自然と養われます。
意思決定のスピードも早い。「試してみよう」から実行まで、スタートアップならではのスピードで動けます。大企業では稟議と承認に数週間かかることが、ここでは翌日には動き始めます。施策の結果がすぐ数字に出るので、自分の成長を実感しやすい環境です。
将来的には、マーケ責任者として事業の中核を担う道があります。事業が拡大すれば、チームを持つ選択肢も生まれます。キャリアの早い段階で、事業に直結するマーケの経験を積みたい人にとって、これ以上ない環境だと思っています。
■ どんな人と働きたいか
経験よりも、姿勢を大切にしています。
自分で調べて、仮説を立てて、試して、結果を見て直せる人。答えのない問いを前にしたとき、面倒より面白さを感じられる人。相手の立場に立って考え、誠実に信頼を積み上げられる人。建築業界やキャリア支援に、何となくでも興味が持てる人。
難しいことを自分の頭で考えることを、楽しめるかどうか。私たちが一緒に働きたいのは、そういう人です。
マーケターとしての実務経験は不問です。第二新卒の方、歓迎しています。建築の知識は、入社してから身につければ大丈夫です。最初からすべてができる必要はありません。経験・志向に合わせて、担当領域を一緒に決めます。
「教えてもらえる」環境ではなく、「一緒に考える」環境です。それが合う方と、一緒に動きたいと思っています。
■ 最後に
ガウディキャリアのマーケは、「目の前の一人の意思決定を助ける情報」を届ける仕事です。
施工管理として10年働いてきた人が、初めて転職を考えたとき。設計職に転向したいけど、どうすればいいか分からない人が、検索窓に言葉を打ち込んだとき。そこに、必要な情報が届いている状態をつくる。
その積み重ねが、建築技術者一人ひとりのキャリアの選択肢を広げ、業界全体の未来を少しずつ動かしていきます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、私たちはそれを本気でやろうとしています。
まずは話しましょう。事業のこと、チームのこと、仕事のこと、何でも話します。「話を聞きに行きたい」ボタンから、気軽にエントリーしてみてください。