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IoT、IoTって最近やたらうるさいけど、うちは10年以上前からそればっかやっとんねん。

福岡に生まれ、名古屋でそだった私でも、ふと、関西弁になる時があります。きっとそれは私だけではないはず。関西圏とは全く無縁な人間でも、日本人であればそのタイミングは年に数回訪れます。ではどんな時でしょう。それは何かにツッコミを入れるとき、そのときだけその衝動が抑えきれなくなります。突発性関西弁症候群です。関西の人、ごめんなさい。

会社の目標の一つに、上場があります。普段から上場したいとあちらこちらで詳しい人に話を聞き、上場するためにはPERが大切だとか、利益が大切だとか専門家からアドバイスを受けます。その中で、ちょっと心にひかかったのが、「業種によって必要な売り上げが違いますよ」、とお話を受けたときのこと。

ある日、ある専門家から「御社のような設備会社は、最低でも30億ぐらいの売り上げがないと上場はできませんよ」といわれ、まだまだ長い道のりだなぁと実感させられます。

「でも、IoTとかAIの会社なら10億でも上場できるんですよ。」と続くわけです。現在のトレンドであるこのキーワードが会社の事業に入っているかいないかで、将来どれだけ有望か投資家の見る目が変わるからだそうです。

そっかー、IoTとかAIかぁ、IoT?IoTってあのIoT? 

IoTって、うちは10年以上も前からそればっかやっとんねん!

そう、このタイミングで人は関西弁になります。

私たちの仕事は、IoT以外の何物でもなかった

それから、私は色んな所でIoTの話を聞くことになります。IoTでこんなことがやりたい、あんなことがやりたい、そういう話を聞きに行きます。「それ、インターネットにつながなくても電話回線でできますよ。」とか「だったら、あそこにリレーかましてトリガーを拾いましょう。」とか、そういう話をするとすごく興味を持って聞いていただけます。そういった現場での次元でIoTのほとんどが理解ができると分かるまで時間はかかりませんでした。

「廃材の山がいっぱいになったら知りたい。」とか、「誰かがこの部屋に入ったらメールで通報してほしい」とか、ほとんどのIoTは、はなれている場所の状況を知ることでした。それは私たちが日々の業務で何回も何回も繰り返しやっていることでした。

一番最初のIoTは、13年前の冷蔵庫の温度管理

防犯カメラの映像をインターネット経由でパソコンで見るというシステムは14年前の創業当時からやっていました。当時はスマホがなかったのでパソコンで見るしかなかったのですが、まだまだADSLとかで接続しているお客様が多くて、回線速度をすごく気にしていましたね。

世の中的にはそれもIoTと呼ぶのでしょうが、私たちには当たり前すぎて、そんな呼び方はしません。

IoTといえば、会社を設立して1年ほどたったころ(今から13年前)、ご家族で食品工場を営むある会社の社長から依頼がありました。

「以前この冷蔵倉庫の温度が下がって中の食材がダメになり何百万円も損害が出た。それから気になって気になって出かけてるときも不安で、、、。この冷蔵倉庫の温度が下がったら知らせてくれる装置ないだろうか?」

実現するとお客さんはかなり喜んでくれました。「これで家族で〇ィズニ―ランド行っても心から楽しめるよ!」


離れている場所の分からないことを分かるようにすることが人を安心させ、その仕組みがお金になると実感できるタイミングがうちの会社には必ずあります。

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