近年では、急速なテクノロジーの変化や未知の感染症の拡大といった目まぐるしいほどの環境の変化が起きています。東京海上日動では、損害保険においてもDXを活用し、「人」と「デジタル」のベストミックスを実現させ、新しい環境下で挑戦を続ける企業や人々をサポートしています。
今回はキャリア採用で入社し、これまでの経験を活かしてデジタルマーケティングの新たなプロジェクトを立ち上げる等、損害保険のDXにチャレンジしている吉村歩美をご紹介します!
ーこれまでのキャリアと東京海上日動に転職した経緯を教えてください。
2019年12月にキャリア採用で入社しました。新卒ではインターネットメディア運営企業に入社し、商品企画や広告営業、テックベンダーとのアライアンスなどを担当しました。2社目は人材サービス会社で、会員集客やオウンドメディアの立ち上げ、大手企業向け採用業務受託ビジネスのウェブ責任者などを務めました。
当社とのご縁は、2社目の新規事業起案制度で「保険×デジタル」の新規事業にチャレンジしていた頃です。新設デジタル部門の立ち上げメンバーと出会い、「外から変えるのも良いが、中から変えようとしている人たちと一緒に働くのも楽しそうだ」と感じて入社を決めました。
―全く異なる業界への転職。入社への不安はありましたか?
新卒で入社する社員が多いイメージですので、保険のことを全く知らない自分を受け入れてもらえるのか、不安はありました。しかし実際は、オープンマインドな方が多く、お互いをリスペクトしながら、他者を受け入れる雰囲気があり、当社の人材の魅力を感じています。
―今、挑戦していることを教えてください。
損害保険会社は保険を販売する代理店さんの経営支援を行うことも大事なミッションの1つであり、現在は代理店さんのデジタルマーケティングを支援する、新しいサービスの開発に取り組んでいます。
このプロジェクトは、ユーザー目線での保険の分かりにくさを解消する理解促進コンテンツを制作し、代理店さん各社に提供することで、デジタル募集の効果を高めるという仕組みです。デジタル募集に前向きな代理店さんから高い評価を頂き、PoC(※)の結果も良好でした。現在、規模・業態問わず幅広い代理店さんから自分達も利用したいとお声を頂いており、当社の強みの一つに育てていきたいと考えています。
※PoC(Proof of Concept:概念実証)・・・新たなアイディアやコンセプトの実現可能性やそれによって得られる効果等を検証すること。
―仕事の原動力ややりがいは何ですか?
マーケティングにおいて一番大切なことは「誰のどのような課題を解決するのか」ということです。現在取り組んでいるサービス開発を通じて、エンドユーザーの保険リテラシーの向上や代理店さんが抱える課題の解決に貢献したいと思っています。その結果、ユーザーの反応率が高まったり、代理店さんから「役に立った」とフィードバックをいただけたりすることが、自身のやりがいにつながっています。
―社内副業制度(※)にも参加しているとのことですが、どんなことに取り組んでいますか?
人事部採用チームでの採用業務を副業として担っています。前職で大企業のキャリア採用の支援をしていた経験を活かし、キャリア採用の強化に従事しています。今期はコロナ禍での採用活動ということもあり、ウェブセミナーの開催に注力しました。「キャリア入社者が当社の仕事や社風について本気で向き合い、本音で語る」というコンセプトのセミナーを複数回実施するなかで、私自身もキャリア入社組としての観点を活かしてチームに貢献しました。
(※)社内副業制度(=プロジェクトリクエスト制度)・・・所属部署の仕事を担いながら、一定の従事割合で本店のプロジェクトに参画できる制度。全国からリモート参加も可能。
―今後の抱負を教えてください。
メインミッションと社内副業の双方を通じて社内人脈も広がり、保険に関する知識も少しずつ増えてきました。一方でキャリア入社社員である以上、自身のユニークネスを失わずに当社ビジネスの非連続な成長に貢献していきたいですし、会社からもそういった動きを求められていると感じています。