データベースの構造を考える力。“とりあえず動く”から、“長く使える設計”へ
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― “とりあえず動く”から、“長く使える設計”へ ―
アプリケーションがいくら高機能でも、データベースの設計がまずいと破綻します。
想定以上のデータ量で重くなる、正規化されておらず更新漏れが起きる、テーブル構造が複雑すぎて誰も触れない……。
こうしたトラブルの多くは、最初のデータベース設計力の不足に原因があります
✅ なぜ「DB設計力」が重要なのか?
1. 業務・サービスの本質を表現する
- データベースは、「業務ルール」や「ドメイン知識」を形にしたもの。
- つまり、ビジネス理解なくして良いDBは設計できない。
- 例:教育業界なら「学生」「講座」「履修」「成績」など、実体と関係性を整理する力が必須。
2. 将来の変更に強いシステムになる
- 初期要件しか見ない設計だと、数カ月後の仕様追加に耐えられない。
- 「変更されそうな部分」を切り分けておく設計力が、保守性・拡張性を左右する。
- 例:1つのテーブルに情報を詰め込みすぎると、あとでカラム追加地獄に。
3. アプリの性能にも直結する
- 適切なインデックス設計や正規化・非正規化の判断で、検索速度は何倍も変わる。
- DB設計のまずさは、アプリ側の「ロジックでゴリ押し」に直結し、結果として開発負荷増。
4. 他のエンジニアとの共通言語になる
- 「ER図を見て業務が語れる」「SQLを見て意図がわかる」など、構造ベースの会話が可能に。
- チームでの議論やレビューも、根拠のある設計視点があるとスムーズ。
🛠 データベース設計力を伸ばすには?
- 現実の業務フローからER図を描いてみる
(例:売上管理、学校運営、予約システムなど) - ドメインモデリング(概念設計)を意識する
テーブル設計前に、業務を「もの・関係・ルール」で整理 - 正規化・非正規化のバランスを理解する
「きれいすぎて重いDB」にならないために、運用とのバランスも考慮 - SQLを書いてパフォーマンス検証をしてみる
理論だけでなく、実際にJOIN・WHEREの設計がどう効くか体感する
まとめ
データベースはアプリケーションの「心臓部」。
構造をどう捉え、どこまで先を見据えて設計するかで、プロダクトの健全性も寿命も変わります。
「一発で完璧」は難しくても、日々の業務の中で「なぜこのテーブル構造にしたのか?」を意識することで、設計力は確実に育ちます😊