なぜその機能を作るのか。そこに気づけるエンジニアが信頼される
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とある業務改善プロジェクトに参加していたエンジニアさんのお話です🐈
営業部門が毎月提出している「受注見込みレポート」の集計に非常に手間がかかっており「自動で集計・共有できるようにしたい」というのがシステム化の要望でした
要件として出されたのは「入力フォームを用意して、提出された内容を一覧にし、Excelで出力できるように」という機能仕様。開発チームではすぐに仕様に沿った設計がされ、UIも完成。けれど、レビュー段階で営業マネージャーからこんな声が上がりました
「これ、たしかに動くんだけど、結局みんなバラバラに入力してくるから、精度は上がらないと思う」
「前月との比較もしたいし、提出状況の可視化も必要だった」
その瞬間、気づかされました。私たちは「出力できるように」という手段ばかりに目がいっていて、
「なぜそれを作るのか」「どんな問題を解決したいのか」という目的に目が向いていなかったことを。
結局、要件を見直すことになり「予測精度を上げる」「報告漏れを防ぐ」「マネージャーが即時に状況を把握できるようにする」など、ビジネス上の目的に沿った形で再設計を行いました。入力ガイドの統一、前月データの自動比較、ステータス管理機能の追加などを盛り込んだところ、現場からの満足度は格段に上がりました
「機能を作る人」ではなく「目的を実現する人」へ
この経験を通して痛感したのは、技術力だけでは信頼されないということ。もちろん、コードを書く力やシステムを構築するスキルは必要不可欠です。でもそのうえで「なぜその機能が必要なのか」「本当にその手段でいいのか」まで考えられるエンジニアが、圧倒的に信頼されます
ビジネス要件の理解があるというのは「業界知識を持っている」「経営戦略を理解している」といった大げさな話ではない気がします。まずは相手の話を聞き、背景を想像し、目的を言語化しようとする姿勢。
その積み重ねが、機能ではなく価値を生み出せるエンジニアへの第一歩かなと思います✨
日本教育クリエイトの開発チームでは、「作れる人」より「一緒に目的を実現できる人」が求められています。ビジネス要件を理解できるエンジニアこそが、これからの時代、本当に頼られる存在になっていく気がします😊