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受託開発と自社プロダクト開発の両輪だからこそ得られるモノ

こんにちは。rayout株式会社エンジニアの八代です。

この会社に入って1年と少しが経ち、受託開発・自社プロダクト開発に満遍なく携わってきました。

世の中にはwebサイトだけを取り扱う制作会社だったり、自社開発1本しかやっていません!といった会社も多くある中、rayoutではどちらも絶妙な配分で仕事が舞い込んできます。

そんな僕が今まで経験した受託と自社プロダクトをやってきて感じたことを書いていきます。



受託開発

良いこと

  • 関係各所によるフローを経て成果物が出来上がる(良いことというよりすごいと思うこと)
  • 毎回違う案件・違う担当者と一緒に仕事をするため、業務経験値や関係値が増えていく
  • 社外の人間やクライアントとのやり取りも発生するので、PMやディレクションの経験値や社会人としての能力向上が大きい
  • 数をこなすことができるため、成長を感じやすい
  • 難しいより楽しいが勝つ

悪いこと

  • 1つの案件にかけられる時間が少ない
  • 要件が完全に固まっていないと、デザイン段階で依頼者の好き好みが発揮されてスケジュールに影響が出てしまう
  • ページ数の少ないLPだと単価が安い
  • 自分の強みを活かすことが求められやすく、技術の幅や開発手法が偏りがち


自社プロダクト開発

良いこと

  • 場合によってはスケジュールより品質を重視するので、とことんこだわれる
  • 要件を自分たちで考える力が身につく
  • 1つのサービスに対してより多くの時間をかけることができる
  • 規模が大きくなるので、よりチームでの開発経験が積める
  • 社内間で密なコミュニケーションが生まれる
  • できた時の達成感はすごい
  • 技術的なチャレンジや提案を行いやすい
  • 自分の役割や垣根を超えてオーナーシップを発揮しやすい

悪いこと

  • 受託開発に比べて開発工数が飛躍的に伸びる(難しい)
  • 成果に関しての短期的な数値化が難しい
  • やるべきことが無限にあるので心理的な区切りを付けにくい
  • 多くの失敗や頑張ったが使われなくなった機能、仕様変更に直面しやすい


受託開発・自社プロダクト開発それぞれについて良いこと・悪いことを挙げてみました。



じゃあ、受託開発と自社プロダクト開発の両輪だからこそ得られるモノは?


では次に、
この2つの開発業務を行なうことで得られるものは何なのか考えてみました。

受託開発では、技術的な所よりもむしろお客さんの要望を要件に落とし込む力や与えられた期間内に納品するためのプロジェクト進行力が求められます。

一方、自社開発では、要望がない所からでも仕様を作り出す力やできないことをできるようにしてでも実現する技術的成長が求められます。


これ、2つともできたら完璧じゃないですか?


2つの良いところ、悪いところを知っている時点で業務の幅が格段に向上していることがわかります。

というかここに尽きるのではないかと思います。

受託開発で比較的短いサイクルの案件進行の経験を得ることで、プロジェクト進行や要件定義の知見を身に付ける。

自社プロダクトの開発で技術的なチャレンジやUI/UXの知見を身につける。

受託と自社開発のそれぞれで得た知見がお互いの領域に活きていく。


そんな臨機応変な対応を個人として求められるのは貴重なことだと思います!!


最後に、僕自身が受託開発と自社開発の両輪で開発して思ったことを書きます。

僕が社会人になって最初の3年間は地方の公務員として、その年度の計画立案や予算を作成したり、イベント系の出展を行なっていました。
その業務の中でチラシの作成だったり、チャットボット作成等に協力していったことをきっかけに
「IT企業にいきたい!」という思いが出てきて、転職を決意します。
そして今の会社に転職をしました。


はじめは受託も自社開発もわからず、いつも汗ばかりかいていましたが
今は最初ほど慌てることは少なくなりました。


理由は、一方の開発で使ってきたやり方が、もう一方にも利用できると思ったからです。


僕が得意なのはどちらかというと受託業務(web制作)になります。
受託でのスピード感を求められるWeb制作案件を多く行っていくうちに、自社プロダクトでの画面制作にもそこで培った力が活きていることに気づいた時、どちらの業務も無駄じゃないんだなと実感しました。


以上、受託開発と自社プロダクト開発の両輪だからこそ得られるモノについてでした!




この記事を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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