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【必要なのは経験ではなく志】燈株式会社 AI SaaS事業部 事業開発 母袋雄也

初めまして!燈株式会社の母袋(もたい)と申します。私は約半年前の2024年1月に燈に中途入社しました。今回の転職は変化が大きく、私にとって大きなチャレンジです(未経験業界への挑戦、フルリモートからフル出社へ等々)。この記事では燈に入社したきっかけや、入社後に分かった燈の魅力をお伝えします。最後までお読みいただけると嬉しいです。

これまでのキャリア

私は高校まで長野県で育ちました。山に囲まれた盆地に住んでおり、小学校の裏山に授業でよく登ったり、家から5分歩くと千曲川に入れそうな距離まで近づけたりと自然に囲まれて育ちました。中高ともバスケ部に所属し、特に高校は木曜以外毎日練習があるような部活中心の日々でした。レギュラーにはなれませんでしたが、疲労骨折2回を始めとした怪我に悩まされながらも途中で辞めずに最後まで続けられたことは今でも自信になっています。

大学は海への憧れから横浜国立大学を選び、物理が好きだったため物理学科を選びました。大学3年まではバスケサークルと居酒屋バイトの日々を過ごし、大学4年時に電子物性の研究室に入りました。卒業研究ではカーボンナノチューブの生成方法を研究し、このテーマが面白かったため共同研究先の東京大学院に院進しました。

そのまま博士への進学も考えましたが、修士1年夏の就活でマーケティングや経営戦略の面白さを知り、そこからいわゆる文系就職へ。理系職種はほぼ見ず、スタートアップから大手まで広く話を聞きました。紆余曲折ありながらも大手とスタートアップの両方から内定をいただき、散々迷った挙句、総合電機メーカーの事務系総合職を選びました。総合電機メーカーを選んだ理由は日常を支える意義深さへの共感と、歴史ある企業からビジネスを学びたいと考えたためです。一方、スタートアップを選べなかったという見方もしています(どちらかというとこちらが本音)。スタートアップの同期はいつか社長になりたいなどの明確な目標を持っていた一方、私にはそこまで明確なものがなく、スタートアップ迷子になりそうだと感じてしまったのです。このような想いはありつつ、決めたからには本気で取り組もうと気合を十分にして総合電機メーカーへの入社日を迎えました。

入社後は先輩や同僚にも恵まれ、多くの人が関わる事業規模にも魅力を感じました。勤務6年の中で製作所での現場経験も積ませていただき、非常にやりがいを感じていた一方、このままでいいのかなという漠然とした不安がありました。新卒で飛び込みきれなかったスタートアップへの挑戦が心残りとなっていたこともあり、出るなら今しかないと第一子が産まれる直前に当時創業3年目のLabBase社へ転職しました。

「研究の力を人類の力に」をパーパスに掲げるLabBase社。目指す世界観が自身の修士時代の原体験と重なり、とても共感ができました。入社後はカスタマーサクセスから始まり、フィールドセールス、新規事業開発と会社の戦略に合わせて職種が変わっていきました。職種、業界、会社の規模感、全てが初めてであったため、分からないことが当たり前。新卒1年目の気持ちを思い出して仕事に取り組み、非常に濃い経験をさせていただきました。メンバーにも恵まれ、特に大きな不満もなく4年を過ごし、燈への転職を決める直前までプロダクト作りに邁進していました。

燈との出会い

燈のことは元から知っていたわけではありません。ある日偶然見たパネルディスカッションで代表野呂の存在を知りました。錚々たるメンバーの中に一際若い野呂がいて、「既に時価総額1,000億円は見えていて、そこから3,000億円、5,000億円、最終的には1兆円。このような規模になるまでの解像度がまだ低い部分があって、それは自分の中でも大きな挑戦だと思っています。」と淡々と話していたことが強く印象に残っています。

日本でユニコーン企業を増やすには?大学発ベンチャーの裾野を広げるためには? | GLOBIS学び放題×知見録
G1ベンチャー2023第5部分科会F「大学発スタートアップ創出戦略~ユニコーン創出に必要な生態系とは~」今野穣×大嶋泰介×野呂侑希×各務茂夫(2023年6月11日/グロービス経営大学院 東京校)GAFAMやテスラを例に挙げるまでもなく、起業... スキマ時間を有効活用してリスキリング・スキルアップ。ビジネスを学ぶならGLOBIS学び放題(グロ放題)×知見録。
https://globis.jp/article/58170/

そしてちょうど次の日、燈の共同創業者であり、私の今の上長にあたる石川からリクルートサイト経由でダイレクトメッセージを受け取りました。転職意向は高くありませんでしたが、急成長の秘訣を知りたくて話を聞いてみることにしました。面談で驚いたのは次の3点です。

  • プロダクトをリリースしてから1年で100社を超えるお客様がついている。
  • プロダクトを立ち上げるため、文京区ほぼ全ての建設会社を訪問してヒアリングと壁打ちをした
  • プロダクトをリリースしてから1年で1,000回以上のアップデートをしている。

まさに新規事業の立ち上げをお手本のように進めており、実際に立ち上がっていることに大変驚きました。私には新規事業を立ち上げきれなかった苦い経験があります。難しさを痛感していたので凄さが分かり、悔しさを通り越して感銘を受けました。なぜここまでうまくいっているのか、もっと知りたいと思い、他のメンバーとも面談をさせていただくことにしました。

燈の魅力

その後、CEOの野呂、CTOの三澤、CFOの郷司と面談の機会をいただきました。特に印象に残っているのは、次の4点です。

  • 燈には多数の技術モジュールがあり、それぞれが大学発ベンチャー級の技術力である。
  • CEOの野呂はもちろん、CTOの三澤も率先して商談に出ていく。高い技術力に甘んじることなく、顧客視点を追求している。
  • 若手が中心の組織であり、30歳代が不足している。もし入社をしたらプレイヤーとして成果を出しつつ、マネジメントもセットで担える状況。
  • AI SaaS事業はコンパウンド型の拡大方針。プロダクトが次々に増えていく。自分が極めたいと思っているPdM職はもちろん、事業開発の機会がたくさん転がっている。

プロダクトが増え、メンバーも増えているがマネジメント層は少ない。解決すべき問題が多いためビジネス化の機会が多い。解決手段としての最先端技術は自社で所有している。建設業は未経験だからこそ学べることが多い。非常にチャレンジングな環境だと感じました。強い魅力を感じて帰路につき、帰り道でメンバーの入社エントリを読むとさらに魅力を感じました。メンバーの経歴は様々ですが、燈の使命である「日本を照らす燈となる」への共感が共通していました。行動規範である燈道(いわゆるバリュー)にも共感でき、率直に素敵な会社だと感じました。

燈が成長しきる今だからこその環境が非常に魅力的であり、このタイミングを逃すときっと後悔する。一晩経っても魅力を感じる気持ちが残っていました。前職には特に不満もなく、まさか自分が転職するのかと思いながらも、率直な気持ちを経営陣に伝えました。1ヶ月ほど対話を重ね、最後の最後まで迷いましたが、燈に移ることを決めました。最後まで向き合っていただけたLabBase社には大変感謝をしていますし、今でも応援しています。この場をお借りして改めて感謝を伝えさせていただきます。本当にありがとうございました。

入社をしてみて

入社してからまず感じたのはメンバーの人柄の良さです。一回り以上離れているメンバーも多く、馴染めるか不安はありましたが、受け入れていただいた皆さんに感謝です。実直素直な方ばかりで日々エネルギーをもらっています。

業務面の充実感も強いです。求められる基準が高く、どっしり構える余裕は全くありません。一人のプレーヤーとして本気で取り組まないとあっという間に置いていかれます。毎日ストレッチゾーンにいる感覚であり、大変さはありますがその分学びも多く、求めていた環境だと感じています。

建設業に取り組む意義も感じられています。元々建設業に携わった経験がなく、入社するまでどのような問題があるのか分かっていませんでした。今見えてきたのは、問題が山積している一方、解決できる問題も多いことです。私が所属しているAI SaaS事業部は設立2年で4つのプロダクトを提供しています。これだけのスピード感でプロダクトを増やせるのは解決できる領域が広いことの裏返しだと考えています。今後もプロダクトを増やし、広く業界に貢献できる会社にしていきたいです。

また、フル出社だからこその良さも感じています。各分野の最先端をいくエンジニアが普通に歩いており、ランチ中に技術談義に混ぜてもらうことも。ビジネス側と技術側のいいとこ取りができるところも燈の魅力だと思います。元々フルリモートだった前職からフル出社への切り替わりであるため、大きな変化ではありました。私の想いを理解し、背中を押してくれた家族には本当に感謝しています。

最後に

以上、燈に入社するきっかけと魅力を書かせていただきました。最後になりましたが、燈道の中で一番好きな「志がすべて」にまつわるエピソードで締めとさせていただきます。

私は内定をいただいた後、メンバーのレベルの高さや成長の勢いについていけるか不安がありました。求められている役割に対し、不足している経験もありました。その不安を率直に石川さんに伝えると、「全く問題ありません。燈で大切なのは経験でも、能力でも、スキルでもありません。志がすべてです。私こそ経験したことないことばかりですよ」と即答され、情けない気持ちになったことをよく覚えています。気をつけていたつもりではありましたが、無意識のうちに自分の可能性を狭めてしまっていました。気付かせていただけた石川さんに対して感謝の気持ちが強く、その日のうちに入社を決めました。

燈では志がすベてであり、経験スキルの不足は問題になりません。高い志を立て、不足していたらどんどん埋めていく。これを繰り返すと結果として自分も成長する。そんな文化が私は大好きです。少しでも興味関心をおもちいただけたらお声がけください。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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