こんにちは。株式会社シンシア・ハートで代表取締役をしている堀内猛志(takenoko1220)です。
このnoteでは、起業を志してベンチャー企業に新卒入社したのに、結局17年も所属してしまった結果、38歳6か月にしてやっと起業した人間のヒューマンストーリーという名のポエムブログを書いています。
まずは皆さま、あけましておめでとうございます。今年もnoteでの発信を続けていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします!
それでは早速、2025年最後の月のことを振り返っていきたいと思います。
目次
いい締めくくりができた12月
第一部:半期総会
第二部:忘年会
小さな贈り物
満足を超える感動を
食べログ☆3.5でも潰れる理由
暗黙知で同じ道を選べる組織へ
「シンシア・ハート」を体現するために
「真善美」を「心技体」で高める
これからの時代に必要なのは「美」
見た目もまた「美」の一部
行動指針を日常の中へ
メンバーを募集しています
いい締めくくりができた12月
僕にとって、12月はとてもいい月になりました。その一番の理由は“ちゃんと”社員総会ができたことです。
これまでも、半年に一度は半期総会を開催してきました。ただ、前回6月の開催日は、妻が倒れた当日の夜。それ以前から、妻の病気の発覚・闘病と怒涛の日々が続いていたので、精神が安定していない中で臨むしかないような状況でした。正直なところ、はっきりとした記憶はあまり残っておらず、何を話したのか曖昧な部分も多いです。
一方で、今回は、時間的にもメンタル的にもしっかりと考えられるようになり、インプットとスループットができているタイミングでの開催。準備段階から、会社の状況や展望をしっかりとシェアしたいという気持ちを抱いていました。
また、僕は、このnoteをはじめ、いろいろな場面でプライベートのことを発信していますが、事情が事情だけに、たとえ親しい人であっても詳しいことまでは尋ねにくいはずです。
だからこそ、自社のメンバーに対しては、noteに書いている以上のことを伝えたいと思いました。「今の僕は、強がっているわけじゃない。苦しい時は苦しかったけど、今はこんなメンタル状態なんだよね」みたいな形で、ありのままを伝える場にしたかったんです。
そこで、約1ヶ月前から企画を始め、メンバーとのスケジュール調整を繰り返し行うなど、これまでにないほど綿密な準備を重ねた上で、総会を開催しました。リモートでの開催ではありましたが、全員が集まることができてよかったです。
ここからは、当日のことを振り返ってみます。
第一部:半期総会
当社は11月末が上半期の締めでした。
そのため今回の総会では、上半期を振り返りながら
● 自社が今どのような経営状態にあるのか
● 事業の進捗状況
● 下半期の戦略
● 中長期的な狙い
などを全員で共有しました。
総会後には、「改めて思いを聞けてよかった」という声が上がりましたし、僕のことを昔から知っているメンバーからは、「堀内さんらしさが戻ってきましたね!」とも言われました。
僕は元々ビジョナリーな人間なので、この2年間は、確かに自分らしくなかったように思います。今回、メンバーからの言葉をもらって、「やっぱりいつもの僕と違ったんだな」と実感すると同時に、「みんな気を遣ってくれてたんだな」と感謝の気持ちも抱きました。
第二部:忘年会
半期総会に続き、第二部では忘年会を開催しました。当社はフルリモートのため、日頃はツール上でやりとりをしていても、1対1でしっかり会話する機会がほとんどないメンバー同士もいます。
そこで、親睦会としての意味も込め、各々自己紹介のスライドを準備してもらいました。今までの生い立ちや好きなもの、休みの日の過ごし方、どうしてシンシア・ハートにジョインしたのか……。
発表したメンバーに対する質問も多く出たので、会はとても盛り上がりました。メンバーたちからいい感想をたくさんもらえて、僕としても嬉しかったです。
小さな贈り物
リモートでの忘年会を開催するにあたって、僕は「みんな、飲み物や食べ物を用意しないのでは」という懸念がありました。僕自身もそうでしたが、コロナ禍に流行ったオンライン飲み会で、その場で飲んだり食べたりしている人は意外と少なかったからです。
そこで、ビールやジュース、高級缶詰など、「自分ではなかなか買わないけど、もらったら嬉しいもの」をチョイスし、メンバーの自宅に送ることにしました。すると、予想していた以上にメンバーから大好評。「まさかこんなのが届くと思ってなかったから嬉しい」「先に食べたくなっちゃうんですけど、当日まで我慢します」と、続々と喜びのメッセージが届き、当日も「皆さんはどれが好きです?」などと話題になりました。
僕としては、感謝の気持ちを込めたのはもちろんですが、一番は「みんなで楽しく飲みたい」という思いで、この贈り物を準備しました。正直、実際のお店での飲食代と比べたら、大した金額はかかっていません。ですが、相手のことを思い浮かべ、「どんなものが一番いいんだろう」と考えたこと自体が、一人ひとりの心に刺さったのだと思います。
満足を超える感動を
これと似たエピソードをもう一つご紹介します。1月7日に、メンバーとご飯を食べに行ったときのことです。そのお店では、最後に七草粥を出してくれました。
今の時代、人日の節句に七草粥を食べるという風習も、だいぶ薄れてきていますよね。実際、僕自身も本当に久しぶりでした。懐かしさ、そして、あたたかさを感じるサービスに「粋だな」と思いましたし、素直に「また来たい」と感じました。
僕は、こんな風に思わせてくれるかどうかが、100点のサービスと1000点のサービスの違いだと思います。100点が意味するのは「満足」であって、期待通りのものです。サービスが値段相応だと感じられれば、多くの人は満足します。一方で、1000点が意味するのは「感動」。感動は、期待を超えたときに生まれるものです。
世の中のサービスの多くは、期待以下か、せいぜい期待通りにとどまります。期待以上の体験はほんの少ししかありません。感動は、お金で生み出せるものではないからこそ、そういった価値を生み出すのは本当に難しいと思います。
食べログ☆3.5でも潰れる理由
食べログは、いわゆる食通の人たちが評価していることもあって、比較的シビアな数字が出やすいといわれています。「満足」という観点で見ると、☆3.5を獲得していれば、ひとつの妥当なラインでしょう。ところが、このくらいの評価を得ていても、閉店してしまう飲食店はたくさんあるそうなんです。
理由は意外とシンプル。美味しいと感じても、満足した程度のレベルでは、短期間のうちに「もう一度行こう」とはなりにくいからです。
家の近くにある店なら、頻繁に通うこともあるかもしれません。でも、久しぶりに街に出て外食をする場面をイメージしてみてください。不満はないけれど、それ以上でも以下でもない店より、行ったことのない店や、以前からのお気に入りの店を選ぶのではないでしょうか。
結果として、一度ひと通りお客さんが来ると、売り上げは右肩下がりに。そうなると、業態を変えざるを得なくなります。「オーナーは同じなのに、気づいたらラーメン屋から丼もの屋になっている」みたいなこと、よくありますよね。
きっと、味が悪かったわけではありません。みんなが「満足」してしまっただけです。それくらい、「満足」と「感動」の間には、想像以上に大きな差があるのだと、僕は考えています。
暗黙知で同じ道を選べる組織へ
実は、ここまで話してきたことは、当社の人事制度の話につながっています。
これまでは、メンバー数も少なかったので、評価基準は定量的な成果指標だけで十分でした。ただ、最近では、ありがたいことに人数が増えてきました。そうなると、チームワークが一気に複雑になります。言葉にしないやり取り、いわゆる「暗黙知」や「ハイコンテクスト」と呼ばれる領域が増えてきたんです。「あの時のあれです」「ああ、これですね」といった会話がその例ですね。
コミュニケーションを楽にするという意味では、こうした会話はとても大切です。ただし、前提として、全員の共通言語を揃えることが必要になります。それは、言うなれば企業文化です。
何か判断を迷ったときに、Aを選ぶのか、Bを選ぶのか。たくさんの人がいる中で、「なぜBではなくてAなのか」を一から伝えていると、コミュニケーションコストが跳ね上がってしまいます。
だからこそ「うちの会社なら、言わずもがなAだよね」と選択できる組織であることが大切なんです。僕は、それが今後の評価基準、そして、採用基準になると考え、改めて「行動評価」の基準を作りました。
「シンシア・ハート」を体現するために
行動評価を作るにあたって最も大切にしたのは、社名である「シンシア・ハート」が意味する「誠実な心」です。
僕は、前職の会社で、およそ50人から4000人規模までの発展を支え、その過程を間近で見てきました。たくさんの人の感情にも触れ、誠実であることの大切さを実感したことが、僕の根底にあります。
そして、数年にわたって「誠実さとは何か」という問いを考え続け、たどり着いたのが「真」「善」「美」という3つの心です。具体的にどういうものなのか、一つずつご説明します。
「真善美」を「心技体」で高める
まず、真の心とは、約束を守ることです。シンプルに、社会や会社のルールを守り、個人で決めた目標を達成する。人として、そして、プロとしてあるべき姿を体現する行動を指します。
次に、善の心とは、相手を喜ばせること。他者に対して感謝・助言をしたり、想いやノウハウ、成功事例を惜しみなくシェアしたり。相手に「ありがとう!」と言われるような行動です。
最後に、美の心とは、期待を超えること。明確に定義するのは難しいのですが、賢い、美しい、かっこいい、面白い、ユニークといった言葉で定義しています。行動としては、リモート忘年会のために用意した贈り物や、お店で出された七草粥のように、満足を超えて感動を生むことです。
これを、「心(スタンス)」「技(スキル)」「体(行動)」に落とし込んだのが、当社の新たな行動指針です。
これからの時代に必要なのは「美」
正直に言えば、「真」と「善」は当たり前の話です。真っ当な人間であろうとすれば必要ですし、組織として成り立つための前提条件でもあります。
一方で、「美」というのは、正解がなく、数値化できません。見る人の感じ方によって変わるものです。フィギュアスケートやM-1グランプリで評価が割れるのも、その象徴ですよね。だからこそ、この領域は、AIがどれだけ進化しても、最後まで人間に残る価値だと思っています。
そして、会社という視点で見ると、日本には「真」と「善」を体現している会社はあっても、「美しい会社」は本当に少ないと感じます。
海外に目を向けてみると、その違いはより明確です。利益のうち数%を寄付する企業は多数ありますし、世界的なスポーツブランドの「NIKE」も、自社の不利益を顧みずに差別問題を扱う広告を出すといった取り組みを行っています。
ボランティア精神と一言でいってしまえばそれまでですが、僕は、他のいろいろな思いや価値も含めた「美の心」を持ったリーダーによる企業運営が必要だと考えています。
見た目もまた「美」の一部
ちなみに、「美」は決して表面的な話ではありませんが、見た目から伝わる部分もあると思っています。僕自身、年齢を重ねる中で、「ここはちゃんと気を遣わないとな」と感じることも増えてきました。「“エイジレスな社会”とか言ってる割に、代表おじさんじゃん」と思われたくないですしね。
そこで最近は、眉毛を整えに行ったり、AGA治療を始めたりと、見た目の“美”に向き合う行動もしています。なお、AGAについては、髪だけでなく、もともと薄かった腕や足の毛までめちゃくちゃ生えてきてしまい、結果的に永久脱毛も始めることになりましたw
もちろん、いち企業の経営者として若々しい見た目でいる必要がある、という側面もあります。僕は、「ベストボディジャパン」に出るために体を絞った経験があるのですが、それ以降、以前よりも自信を持って人前に立てるようになったんです。
自分自身が美しくありたいと思う心は、見た目に限らず、仕事や振る舞い、考え方まで含めて、あらゆるものを底上げしてくれる気がしています。
行動指針を日常の中へ
少し話が横道に逸れましたが、行動指針として「真善美」を評価していくにあたり、普段使っているコミュニケーションツールに、毎日1回「真善美」に関わる投稿をしてもらうことにしました。業務に関わるかどうかは問いません。むしろ、直接業務に関わらない内容のほうがいいくらいです。
まだ構想段階ですが、こうした行動を将来的に表彰するなどの展開も生まれてくると思っています。
こうしたことを改めて言語化し、メンバーに共有し、全員で交流する。そんな時間を持てた12月だったので、僕にとっては本当に素敵な12月になりました。
シンシア・ハートは、下半期もガンガン加速していきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!
メンバーを募集しています
僕が代表を務める株式会社シンシア・ハートは、おかげさまで2025年5月末で第3期を終了し、6月から第4期を迎えました。
当社の掲げるビジョンは「全世代がときめくAgelessな社会をつくる」こと。年齢に関係なく、全ての人が自分の未来に期待し、今を生きること、明日が来ることにときめくことができる社会をつくるため、全力を尽くしていきます。
そんな当社では、現在創業メンバーを募集中です。COO候補をはじめ、キャリアアドバイザーや求人ライターなどさまざまなポジションがあり、副業やフルリモートといった働き方も選べます。
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