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1日の業務の流れをご紹介 _ Case03

入社1年目男性社員のとある1日をご紹介します!


主に動画を見ての計測や分析、分析レポートの作成を担当しています。トリノ・ガーデンにおいて、最も多くリソースを割いている業務は計測と分析の業務です。

クラウドカメラで録画した店舗の営業風景や、時にはオリンピック代表チームの試合中のプレーを、スタッフや選手の動作を目視で計測していきます。お客様の代わりの目となり日々動画やデータを見続けることは、地道な作業の連続でもありますが、計測の末にお客様の現場改善につながる道筋を見つけ、分析結果から全国数千店舗の飲食店や小売店の業績を左右するオペレーションを見出す業務でもあります。

自分の担当した分析データが、お客様にどのように伝わり、どのような形で、世の中で活用されているのか効果や影響などの最終工程までを目の当たりに出来ることがトリノ・ガーデンの分析業務の醍醐味でもあります。


出社後まずは他のスタッフと同様「タスクチェック」「進捗表(工程表)のチェック」を行います。

前日に何に何分費やしたのか、今日は何に何分費やすのか各メンバーの業務予測と実績と進行タスクを一目できることで、お互いにエラーやイレギュラーに即座に対応できる体制をとっています。

また、スケジューラーなどデジタルツールはたくさんありますが、弊社では毎日あえて「時間管理」「タスク管理」を専用の手帳を作成し、手で書くようにしています。手書きすることでの短期の記憶忘却を抑止することと、前日と同じタスクを翌日も手で書く煩わしさから、できるだけその日に終わらせようという心理が働く傾向にあることも理由の一つです。

またタスクを、重要度と緊急度の度合いを分類し色分けして書くことで、相互での優先順位のズレや仕掛りタイミングの判断ミスを抑止する目的もあります。大手チェーン店などのクライアント企業の業務分析の結果、最も効果的なタスク管理、時間管理のスキルを常に社内で実践するような取り組みを行っています。

1つの案件が数か月続くことが多いですが、日々細かい計測・分析業務が発生する中で、複数のプロジェクトを同時に進行していくためには、タスク管理、時間管理が欠かせません。タスク、時間の使い道が全スタッフ一目でタイムリーに共有する仕組みをつくることで、日報や週報などは皆無で、進捗会議などのミーティングを極限まで減らしていることも特徴的です。


計測を行う際は、必ず「どういった目的」で「何を見出せると良いのか」という仮説を、各メンバーで擦り合わせてから行います。分析を担当するメンバーの中で、分析対象となる業界を経験しているスタッフは稀で、基本的には業界の固定概念や知識が無い状態でも分析できるように、独自の分析・調査手法に則っていくと、課題や伸びしろを抽出できるスキームを確立しています。

仮説をもとに、計測する対象や計測方法の定義を言語化したあと、専用ソフトを使って、動画を目視で計測していきます。

動作を計測することは、生産性改善の肝となる作業であることは広く知られていますが、実際のところ、世の中の多くの会社では「大変だから」と、この地道な作業は敬遠されています。

しかし、独自にシューティングゲームのコマンドのような計測ツール(専用ソフト)を使うことで、効率よく、かつ大量の情報を数値化・言語化することが出来ます。

計測業務についてはオリエンテーションでじっくりとレクチャー、トレーニングする時間を設けておりますので、練習してから実務に入って頂きます。

未経験で緊張や不安もありましたが、計測する定義やエラーが無いかを細かくすり合わせる仕組みや、個々の解釈だけに依存しない体制があることで、2~3日ほどで余計な不安はなくなりました。多くのメンバーは、未経験からスタートして3日〜4日で習得することが多いです。


オンラインでの報告会が増えたことで、プレゼンター以外もリアルタイムで報告会にオブザーバーとして参加することができるようになりました。携わった案件の報告を聞ける環境があることで、お客様の反応を見ることができ、今後どう深掘りしていくかという方向性もスタッフ内で伝言することなく認識できるようになっています。

自分たちが計測したデータから重要な判断を下されるという場面は緊張感もありますが、お客様に「なるほど!」と言っていただけることが何よりも励みになります。日々黙々と地道な作業を行いながらも、週に2〜4案件は報告会の視聴を行なっています。


動画の目視計測が完了したら、次は、計測したデータをExcelで加工し、数値化したデータが仮説に対して、どのような結果だったかをグラフ化していく作業に移ります。

基本的には、Excelの基礎グラフスキルがあれば問題ない作業ですが、見せ方、伝え方については、上場企業のIR資料にも耐えられるような品質で作成しています。

抽出したデータから、どのようなことが言えるのか、どのようなグラフ・表で表現するかは、毎回正解があるわけではなく、ベースとなるアウトプットの型を毎回社内でブラシュアップしています。当初予定していた仮説とは異なる結果が出ることがほとんどですが、仮説とは異なる結果の裏側にある背景や要因を導き出す作業は、探偵のように仮説-確認を繰り返していきます。

結果、とことん目で見て測るということを繰り返すことにより、お客様にとって、より有益な情報を提供することが出来ています。


担当が一人で計測から分析レポート作成まで行うこともありますが、分析の難易度やボリュームによっては熟練の分析スペシャリストに細かい頻度で確認・相談をして進めていきます。どういった考え方でデータを捉えたら良いか、ここから何が言えるのかを探って店舗の課題や伸び代を可視化していきます。


先ほどのExcelで可視化したグラフなど分析結果を、分析報告書としてわかりやすくお客様に伝えるための資料作成です。基本的にはPPTで作成しています。

Excelでまとめたデータもどういった見せ方が分かりやすいか、社内で意見を出し合いながら進めていくこともあります。

使用するフォントやレイアウトなど表現にも気を使いながら作成を進めていくため、人によってはデザイナーのような思考や能力も備わっていきます。誰に何を伝えたいかを常に考えなくてはいけない時間です。

闇雲に計測するのではなく、毎回どこの何の数字が分かればどういったことが言えるのかを考えていく過程はとても頭を使う難しい作業ではあります。しかし、計測・可視化をすることで改善への鍵を見つけられれば、その先の何万人ものお客様やスタッフさんへの日々の暮らしを豊かにするきっかけとなる可能性があります。

自分が日々やっていることがどのような価値を見出したのかが見えやすい仕事と言えるかもしれません。

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