前編では、りょうさんのこれまでのキャリアやメドエックスに入社した背景について伺いました。
後編では、子育てと仕事の両立、日々の仕事で感じる「幸せ」、そして少しプライベートなお話まで、もう一歩踏み込んで聞いていきます。
──りょうさんはお子さんがいらっしゃるとお聞きしました。働くパパとして子育てと仕事を両立させる上で、もっとも大切だと思うポイントを教えていただけますか?
そうですね、僕は子どもがいるということを仕事の上でネガティブにしたくないと考えてるんですよ。なので、「子どものことも、仕事のことも、どちらも諦めないこと」まずは、これに尽きると思っています。
正直、両立は簡単ではありません。時間も体力も限られている中で、「どちらかを優先しなければならない場面」はどうしても出てきます。
でもそのときに、「もう無理だから仕事はセーブしよう」「子どもがいるからこれはできない」と、自分で自分の可能性を閉じてしまわないことが大事だなと感じています。
もちろん、全部を完璧にやろうとすると苦しくなります。
だからこそ、「諦めない」=「無理をする」ではなく、「どうしたら続けられるかを考え続ける」ことだと思っています。
もうひとつ、とても大切なのが周囲の理解を得ることです。家族はもちろん、職場のメンバー、関わる人たちに、自分の状況や考えをきちんと伝える。「言わなくても分かってもらえるはず」と思わず、きちんと共有することで、助け合える関係が生まれると感じています。
メドエックスは、そうしたコミュニケーションを大切にしてくれる会社だと思います。子育てをしながら働くことを「特別扱い」ではなく、「一人ひとりのライフステージのひとつ」として自然に受け止めてくれる。その環境があるからこそ、前向きに仕事に向き合えています。
──なるほど、そういった環境だと働くパパもママも前向きになれそうですよね。普段の仕事の中で「幸せ」を感じるのはどんな瞬間ですか?
一人の候補者の方が、当社への入社を決断してくれる瞬間じゃないでしょうか。採用活動では、その方のこれまでのキャリアや価値観、不安や迷いまで、いろいろなお話を聞くことになるんですよ。
「本当にこの会社でいいのか」「自分に合っているのか」——悩みながら、真剣に考えてくださっているからこそ、最終的に「ここで働きたい」と言ってもらえた瞬間は、やはり特別だと思うんですね。
その決断の裏側には、僕らにも「この人の人生の大事な選択に関わっている」という責任があるわけで、だからこそ入社を決めてもらえたときは、嬉しさと同時に「ここからがスタートだな」と身が引き締まる気持ちにもなります。
人事の仕事は、数字や制度を扱う場面も多いですが、根っこにあるのはやっぱり「人」。その人が新しい一歩を踏み出す瞬間に立ち会えることが、何よりのやりがいであり、幸せだと感じています。
──確かにそう考えると、その人の人生の選択に関わるお仕事ですよね。そういった中で、りょうさんが自分らしさを最も発揮できるのはどのような場面ですか?
人事のプロとして、意見や解決策を求められるときだと思います。
「このケース、どう考えたらいいと思いますか?」
「制度として、どんな選択肢がありますか?」
そうやって相談を受けたとき、自分のこれまでの経験や知識をフルに使って考え、言語化し、提案できる瞬間はとても楽しいです。
人事は正解がひとつではない分野です。会社のフェーズ、文化、メンバーの価値観によって、ベストな答えは変わります。だからこそ、「制度論」だけでなく、「その会社らしさ」や「今このタイミングだからこそ必要なこと」を考えることを大切にしたいと思っているんですよ。
そうした視点で意見を求められたとき、「あ、自分はこの仕事が好きなんだな」と実感します。
──職場の仲間からは、どんなキャラクターだと思われていると思いますか?
正直、僕自身もまだjoinしたばかりなので、今は分かりません(笑)。
ただ、これまでの職場では、
「ムードメーカー」
「みんなの味方」
と言ってもらえることが多かったように思います。
困っている人がいたら声をかけたくなるタイプですし、場の空気が少し重たいときは、つい何か一言言いたくなってしまう性格なので……。
メドエックスでも、役割や立場に関係なく、「安心して話しかけられる存在」でいられたらいいなと思っています。
──それは例えるならメドエックスの癒しキャラでしょうか?(笑)ちなみに子どもの頃の夢は何でしたか? 今の仕事とどこかで繋がっていると思いますか?
子どもの頃の夢は、学校の先生だったんです。人に何かを伝えたり、教えたり、導いたりする仕事に、昔から自然と惹かれていたんだと思います。
そう考えると、人事の仕事は、その延長線上にあるのかもしれませんね。
採用も育成も制度づくりも、「人がより良い方向に進むためのサポート」という点では、先生という仕事と共通する部分が多いですよね。
形は違っても、「人に向き合う」「人の可能性を信じる」という軸は、昔から変わっていないのかもしれません。
──お休みの日や空いた時間は、どんなふうに過ごしていますか?
基本的には、子どもと過ごす時間が一番多いかな。一緒に出かけたり、家でのんびりしたり、何気ない時間を大切にしています。
それともうひとつの楽しみが、クラフトビールです。
空いた時間があれば、クラフトビールを飲みに行くことも多く、先日も友人とクラフトビールフェスに行ってきました。
ブルワリーごとの個性やストーリーを知るのも面白くて、気づくとつい語りたくなってしまいます(笑)。
実は、いつか自分だけのビールを作るのが、今の小さな夢です。
仕事とは直接関係ないようでいて、「好きなものを形にする」という点では、どこか通じるものがある気がしています。
──それは素敵な夢ですね!最後にメドエックスへの入社をお考えの方へ、一言メッセージをお願いできますか?
メドエックスは、まだまだ創業期といわれるフェーズで、正直、整っていない部分もたくさんあります。
でも、だからこそ
・自分たちで考え
・提案して
・議論して
・一緒に作っていける
そんな面白さとやりがいが詰まった時期だと思っています。
「ここかも」と少しでも感じた方は、ぜひ一歩踏み出して、門を叩いてみてください。ご一緒できる日を、心から楽しみにしています!
編集後記|2026年のメドエックスへ
2025年も年末を迎えた今、メドエックスはあらためて「これからの会社」だと感じています。
事業も組織も、まだ完成形ではありません。だからこそ、日々の選択や対話、一人ひとりの意思が、そのまま会社の輪郭になっていくフェーズにあります。
今のメドエックスは、整った環境を“使う”会社ではありません。
考え、話し、試しながら、「自分たちでつくっていく」会社です。
その分、ここで働く一人ひとりの価値観やスタンスが、組織そのものに色濃く反映されていきます。
2026年は、きっと変化のスピードがさらに増していく一年になるはずです。
新しい仲間が加わり、役割が広がり、挑戦の幅も大きくなる。
その中で、どんな言葉が生まれ、どんなストーリーが積み重なっていくのか——今からとても楽しみです。
来年もメドエックスは、歩みを止めることなく、成長を信じて前に進んでいきます。設立当初から応援し、支えてくださった皆さまの存在は、私たちにとって大きな力です。
日々の声かけやご縁、何気ない一言一言が、挑戦を続ける原動力になっています。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、良いお年をお過ごしください。