祖母の一言から、世界へ。──侍の末裔が"令和の刀"を握るまで
あれは、小学生の頃だったと思う。
祖母から、ふいにこう告げられた。「あなたは、石田三成と縁があるのよ」と。
僕の家系は、祖母の代まで「石田」という苗字が18代も続いた家だった。今になって思えば、あの言葉は、決して軽いものではなかったのだ。
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それでも正直、その時はまったく実感がわかなかった。僕は高卒で、勉強なんてろくにせず、ただひたすら部活に打ち込むような学生だった。歴史上の人物と自分がつながっていると言われても、ピンとくるはずもない。
でもひとつだけ、ずっと思い当たることがある。
僕は、どんな時も異常なほど負けず嫌いだった。ピアノでも、サッカーでも、野球でも、卓球でも。やるからには、負けたくない。その性格だけは、自分でも説明がつかないくらい、いつも体の奥にあった。
今になって思う。もしかしたら、ほんの少しだけ天下に手をかけたと言われる、あの男の血が、僕にも流れているのかもしれない、と。
そして今、僕は台湾へ向かう道の途中でこれを書いている。「AI TAIWAN 2026」というイベントに参加するためだ。
ご先祖様は、武力ではなく仕組みで天下を目指した
【ひいおばあさま】
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石田三成という人は、関ヶ原で敗れた武将として語られることが多い。
でも、彼が本当に強かったのは、剣でも槍でもない。兵站、財務、検地、行政。戦国の世を動かす裏側の仕組みだった。豊臣の天下を支えていたのは、まさにこの緻密な統治の力だ。
三成が目指した天下統一は、なるべく武力ではなく、文治
つまり、仕組みと統治によって世を治めるかたちだった。前線で派手に名を上げるタイプではない。けれど、組織を回し、世の中を動かす。そういう天才だったのだと思う。
僕は、この生き方がたまらなく好きだ。
時代は令和。刀はAIになった
そして時代は、令和になった。
僕は今、SamuraiAX(グローバルでは SamuraiAI)というサービスを展開している。
侍の末裔として生まれた僕が、いま手にしているのは刀ではない。AIだ。この"令和の刀"を使って、企業の組織そのものを変革しようとしている。
ご先祖様が文治で世を治めようとしたように、僕は AI という仕組みで、企業の現場を変えていく。人がすり減っていた手作業を、仕組みに置き換える。問い合わせ対応も、調査も、集計も、AIに任せられる時代が来た。それは、426年前に三成がやろうとしたことの、現代版なんじゃないかと思っている。
刀から、AIへ。武力から、仕組みへ。やっていることの本質は、何も変わっていない。
SamuraiAXとは
ここで少しだけ、僕らがやっている SamuraiAX(グローバルでは SamuraiAI)について話させてほしい。
ひとことで言えば、SamuraiAXは 「企業のAX(AI Transformation)を、戦略から実行まで丸ごと担うエンタープライズAI」 だ。AXとは、AIを導入して業務や事業の進め方そのものを変える取り組みのこと。ツールを入れて終わり、ではない。組織の動き方が変わるところまで、やりきる。
具体的には、3つがひとつになっている。
- AIアドバイザー & スペシャリスト — 大企業の経営層やCDO/CIOを経験したプロが、AI戦略の立案から現場への定着まで伴走する。機能の導入ではなく、事業の成果にコミットする。
- AIプラットフォーム — Microsoft 365 × Claude / Gemini / ChatGPT を土台に、既存のテナントデータの上で動くセキュアなAI基盤(ISO/IEC 27001 認証取得)。
- コア業務の自動化 — 競合調査、問い合わせ対応、社内チャットのコンプライアンス検知、請求書集計、口コミ返信、メール対応まで。業務を"きっかけから完了まで"まるごと自動化する。
そしてこれは、机上の理論じゃない。実際の現場で、こんな成果が出ている。
- 競合商品の調査:月140時間 → 月8時間(▲94%)、新商品の検知は1日以内
- 口コミ返信:平均6時間 → 3分、返信カバー率 28% → 96%
- 物流の人員配置最適化:計画工数 ▲80%
人が行っていた業務を、仕組みに置き換える。これこそ、426年前に三成が兵站や行政でやろうとしたことの令和版だと思っている。
そして今度は、世界へ
これまでは、日本国内が中心だった。でも SamuraiAI は、ここから世界へ羽ばたく。
日本はもちろん、世界中の課題を「AI」という切り口で解決していく。台湾へ向かっているのも、その第一歩だ。
正直に言う。僕は、世界一馬鹿かもしれない。学もないし、器用でもない。
でも最高の仲間たちと一緒なら、本気で世界を獲れると思っている。
関ヶ原から426年。志は同じ。手段だけが変わった。
今度は、AIで天下を獲る。
SamuraiAX / SamuraiAI 🔗 https://samuraix.ai/
あとがき
……と、ここまで偉そうに天下統一なんて語っておいて、最後に正直な話を。
僕は、すこぶるお腹が弱い。まわりからはよく「三成腹だね」と言われる。繊細で、堅物で、ちょっとしたことですぐにお腹を壊す。
きっと三成も、あの関ヶ原の決戦の前の晩、緊張でお腹を壊していたんじゃないかと思う。天下分け目の朝に、内心ヒヤヒヤしながら陣を構えていたかもしれない。そう想像すると、なんだか少しだけ親近感がわく。
三成は、堅物で不器用で、人付き合いが上手いタイプではなかったらしい。だからこそ、敵も多かった。でも僕は、そのまっすぐすぎる不器用さも、ちゃんと自分に流れている気がしている。それは、欠点であると同時に、たぶん誇りでもある。
正直に言えば、僕も思ったことをそのまま口にしてしまう性格だ。そのせいで、人に誤解を与えてきたことが、何度もある。一緒に働いてくれているみんなには、不器用な自分を見せてしまうことも多くて、本当に申し訳ないと思っている。
それでも、ついてきてくれる仲間がいる。僕のぶっきらぼうな言葉の奥にあるものを、ちゃんと受け取ってくれる人たちがいる。本編で「最高の仲間たちとなら世界を獲れる」と書いたのは、強がりでも誇張でもない。心の底から、そう思っているからだ。
だから今日も、整腸剤をしのばせながら、世界を獲りにいく。
繊細な腹と、図太い志、そして最高の仲間とともに。
最後に仲間たちへ
社内のみんなへ。
僕らは、天下を取るぞ。
いつも、不器用な僕についてきてくれてありがとう。この旅は、みんながいなければ一歩も進まなかった。ここから先も、一緒に世界の頂きを目指そう。
そしてこれから仲間になるかもしれない、あなたへ。
株式会社Kivaは、本気でグローバルカンパニーになる会社です。まだ、誰も見たことのない未知の一歩目。地図もない。正解もない。でも、だからこそ面白い。
侍の末裔と一緒に、AIという令和の刀で世界の課題に斬り込む──そんな無謀で痛快な挑戦に、本気で乗ってくれる仲間を募集しています。
世界を獲りにいく旅は、ここから始まる。
代表 野尻
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