ボルボ・セレクト豊洲/サービスショップ(@東雲)で、フロントの中心を担う近藤サービス課長。
電話対応、見積もり、接客、整備との連携まで、日々多くの案件が集まる現場で、「また来てもらえる対応」を積み重ねています。
もともとはスポーツジムのトレーナーとして、人と向き合う仕事を続けてきた近藤課長。
未経験から自動車業界に入り、今ではサービスの最前線でお客様の安心を支える存在になりました。
その歩みと、並木盛自動車で働く魅力について伺います。
目次
第1章 人と向き合うことが好きだった——近藤課長の原点
第2章 並木盛自動車を選んだ理由は、「安心して相談できる環境」だった
第3章 フロントに立つとは、“受付”ではなく“安心を渡す”こと
第4章 「一発で直す」だけではなく、「納得して帰っていただく」までが仕事
第5章 支えるのは仕組みだけではない。一人ひとりのプロ意識
第6章 興味があるなら、まず一歩踏み出してほしい
編集後記
最後に
第1章 人と向き合うことが好きだった——近藤課長の原点
ーーー まずは近藤課長ご自身のことから伺わせてください。ご出身は新潟県とお聞きしました。
近藤課長:
はい、新潟県柏崎市の出身です。
実は双子でして、小学校5年生の頃に先生から声をかけてもらったことがきっかけで、弟と一緒に陸上を始めました。
ーーー 陸上競技では、かなり本格的に取り組まれていたそうですね。
近藤課長:
中学2年生の時に良い指導者に出会ってから、本格的に向き合うようになりました。
専門は400mと800mで、県大会や市内大会で入賞したこともあります。
陸上を通じて学んだのは、地道に積み重ねることと、自分で自分を律することだったと思います。
ーーー その後、すぐに自動車業界へ進まれたわけではないんですよね。
近藤課長:
はい。
最初はスポーツジムでトレーナーをしていました。
20歳から約10年ほどですかね。
転勤も経験しましたし、東日本大震災の時には福島で勤務していました。
トレーナー時代から、お客様と話をするのが好きだったんです。
ただ運動を教えるだけではなく、その方が何を目指しているのか、どんなことで困っているのかを聞いて、一緒に前に進んでいく。
その感覚は今の仕事にもつながっています。
第2章 並木盛自動車を選んだ理由は、「安心して相談できる環境」だった
ーーー そこから、どうして自動車業界へ転職しようと思われたのでしょうか。
近藤課長:
スポーツ業界はやりがいのある仕事でしたが、年齢を重ねる中で、自分の役割の発揮の仕方を考えるようになりました。
体が資本の仕事でもありますし、この先どうキャリアをつくっていくかを改めて考えた時期でした。
その中で求人を見つけて、並木盛自動車に応募しました。
ーーー 最終的な決め手は何だったのでしょう。
近藤課長:
一番大きかったのは、安心して働けると感じたことです。
言葉にすると「心理的安全性」かもしれません。
分からないことがあっても、一人で抱え込まずに相談できる。
人間関係も含めて、そういう環境があると感じました。
ーーー 異業種からの転職だったからこそ、その感覚は大きかったのではないですか。
近藤課長:
そうですね。
未経験で入る以上、分からないことはたくさんあります。
だからこそ、「誰に聞いてもいい」「相談してもいい」という空気があるのは、とても大きかったです。
実際に働き始めてからも、その印象は変わっていません。
今振り返っても、自分にとって大きな転機だったと思っています。
真剣にお客様と向き合いながら日常業務にあたる近藤課長
その笑顔からは嘘偽りない真の優しさが滲み出ている
第3章 フロントに立つとは、“受付”ではなく“安心を渡す”こと
ーーー 現在の役割について教えてください。近藤課長は、今どのような業務を担っていらっしゃるのでしょうか。
近藤課長:
今は、基本的にフロント業務が中心です。
電話対応、見積もり、接客、受付から納車まで、一連の流れを担っています。
課長職としてのマネジメントもありますが、比率で言えばフロントが9割、マネジメントが1割くらいですね。
ーーー かなり現場の最前線に立っていらっしゃるのですね。
近藤課長:
そうですね。
今は特にその比重が大きいです。
ボルボ・カー豊洲(並木盛自動車 豊洲支店)からの入庫が中心で、全体の7〜8割ほど。
残りは他店購入などの新規のお客様です。
最近はこの東雲工場の認知が上がってきたこともあって、検索してご連絡いただく方も増えました。
他店で受け入れが難しかったお客様からご相談いただくこともあり、頼りにされているんだなと感じています。
ーーー 新規の問い合わせもかなり多いと伺いました。
近藤課長:
そうですね。
毎日何十件というわけではありませんが、1日に1〜3件ほど新規のお問い合わせをいただく感覚です。
リコール対応もありますし、とにかく“まず受け止める”ことが大事だと思っています。
ご希望の日程でお受けできないことがあっても、別日程をご提案したり、必要であれば墨田と連携したりして、「どうすれば対応できるか」を考えるようにしています。
何より、困っているお客様がいたら放って置けない性格なので、どうしたら受け入れることができるか、を最優先に考えています。
ーーー 近藤課長にとって、サービスの仕事を一言で表すと何でしょうか。
近藤課長:
お客様に、きちんと対価をお返しする仕事だと思っています。
もちろん車の不具合を直すこともそうですが、それだけではなくて、お客様に安心していただくこと、また来てもらえる関係をつくること。
私はお客様と話をすることが好きなので、その時間も含めてこの仕事の価値だと感じています。
第4章 「一発で直す」だけではなく、「納得して帰っていただく」までが仕事
ーーー これまでの中で、印象に残っているお客様の一言はありますか。
近藤課長:
やはり「また来るよ」と言っていただけた時ですね。
一回で直せないケースもありますし、一般修理では特定に時間がかかることもあります。
それでも、きちんと向き合って、次の提案をして、納得していただけると、また信頼して来てくださる。
その一言は、やはり嬉しいです。
ーーー 近藤課長が、サービスの仕事で譲れないことは何でしょうか。
近藤課長:
一般修理であれば、原因をしっかり特定して、安心して乗って帰っていただくことです。
車検のように予定が見えやすい仕事もありますが、一般修理はそうはいきません。
だからこそ、「ここだ」と思えるところまできちんと詰める。
そのうえで、お客様にきちんと説明することは譲れませんね。
ーーー 難しい案件に向き合う時、意識していることはありますか。
近藤課長:
一発で直せなかった時こそ、振り返ります。
何が足りなかったのか、どう伝えれば良かったのか。
異音やコンピューター関連の不具合は特に難しいですが、そういう案件が解決した時は、メカニックと一緒に本当にほっとします。
お客様に納得してお渡しできた時の達成感は大きいですね。
ーーー そのためには、かなりの知識量も求められますよね。
近藤課長:
未経験から入っているので、最初は当然分からないことばかりでした。
墨田工場にいる氏次(うじつぐ)部長に聞いたり、現場で教わったり、本を読んだり。
大事にしているのは、「分からなかったことを、その日のうちに理解する」ことです。
宿題として持ち帰るにしても、そのままにしない。
自分の言葉で説明できるようにしておきたいと思っています。
一発で直したい、という言葉の重みは自身が一番わかっている
だからこそ、真剣、かつ、実直にお客様・車・業務に向き合っている
第5章 支えるのは仕組みだけではない。一人ひとりのプロ意識
ーーー 近藤課長のお話を聞いていると、個人のプロ意識をとても大事にされているように感じます。
近藤課長:
そうですね。
もちろんマニュアル化や仕組み化は大事です。
ただ、それ以上に大事なのは、それぞれが自分の立場で何を果たすべきかを考えることだと思っています。
誰かが調べてくれる、誰かがやってくれる、では回らないですし、現場ではそれでは遅いこともあります。
ーーー その考え方には、スポーツジム時代の経験が大きく影響していそうですね。
近藤課長:
そうですね、かなり大きいと思います。
以前いたスポーツジムでは、フロントだけ、ジムだけ、プールだけという分業ではなく、全員が全体を理解して動く前提でした。
フロントにも立つし、ジムも見るし、プールも見る。
月1回のテストもありましたし、全員がゼネラリストであり、同時にそれぞれのプロでもある、という感覚でした。
ーーー それが今のサービスショップの考え方にもつながっている。
近藤課長:
そうですね。
もちろん役割分担はありますが、フロントだけ分かればいい、メカニックだけ分かればいい、ではなく、全員がもう一歩踏み込んで考えられるほうが強いと思っています。
4人で協力しながら回している今の体制でも、その意識は大切にしていきたいです。
第6章 興味があるなら、まず一歩踏み出してほしい
ーーー EV化やデジタル化については、現場でも変化を感じますか。
近藤課長:
感じます。
EVになると整備の考え方も変わりますし、システム面の知識も必要になります。
お客様もまだ使い方に慣れていない部分もありますから、その不安にどう応えるかも重要です。
ただ、不安そのものを恐れているわけではありません。
変化に合わせて、自分たちも学んでいけばいいと考えています。
ーーー 今後のサービスの“勝ち筋”は、どこにあると考えていますか。
近藤課長:
結局は、人だと思っています。
新しい人が入ってきた時に、考える力が育つこと。
みんなで考え、みんなで改善していけること。
時間はかかっても、その積み重ねがチームを強くしていくのだと思います。
ーーー 最後に、応募を迷っている方へメッセージをお願いします。
近藤課長:
大きな覚悟や、立派な言葉が最初から必要だとは思っていません。
少しでも興味があれば、この仕事は十分始められると思います。
実際、私も未経験からここまで来ましたし、清水社長や氏次部長をはじめ、多くの方々に育てていただきました。
並木盛自動車は、家族のような距離の近さがあって、互いに話しやすい会社です。
少しでも関心があれば、ぜひ一歩踏み出していただけたら嬉しいですね。
インタビューに同席した清水社長とのツーショット
二人からは”苦楽を共にした親子”のような雰囲気を感じた
編集後記
今回の取材で印象的だったのは、近藤課長が何度も「また来てもらいたい」と口にされていたことでした。
サービスの仕事は、目立つ仕事ではないかもしれません。
けれど、お客様がもう一度この会社を選ぶかどうかは、実はこうした現場の対応によって大きく左右されます。
未経験からこの業界に入り、分からないことをその日のうちに調べ、自分の言葉で説明できるようにしてきた近藤課長。
その積み重ねの背景には、「一人で抱え込まなくていい環境」がありました。
歴史ある会社でありながら、決して閉鎖的な環境にはしない。
フレンドリーで、率直に相談できて、それぞれが自分の持ち場で力を発揮しようとしている。
そんな並木盛自動車の空気が、近藤課長のお話から自然と伝わってきた気がします。
「少し興味がある」——その気持ちから始められる仕事がある。
この記事が、その最初の一歩につながれば嬉しく思います。
最後に
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