「無農薬のお米を、1人でも多くの人に届けたい」。その一心で、失敗を恐れず新しい事業に挑戦し続ける信州ファーム荻原。今回は、美味しいお米を少しでも低価格で作るため、副農場長として活躍する佐藤一樹さんにインタビューしました。佐藤さんの経歴や、未経験で農業の世界に飛び込んだことによる変化、一緒に働きたい方へのメッセージを伺ったので、農業に興味がある方はぜひご覧ください。
■プロフィール
佐藤一樹(さとうかずき)
地元でホストを8年間続けるも、思いがけず長野県へ移住。25歳で「信州ファーム荻原」に出会い、未経験から農業を始める。10年以上農業に向き合い続けた結果、副農場長に就任し、様々な事業に取り組む。大好きな言葉は「気合と根性」。
■「ホスト」から未経験の「農業」に挑戦し、農業の魅力に気付く
ーこれまでの職歴を教えてください。
地元の秋田で、18歳から8年間ホストをしていました。
上京した時期もありましたが、結果的に行き着いたのは長野県。理由は「夜の仕事を開業するから来てほしい」と声をかけてもらったためです。移住したものの、はじめは住む場所すらない状態でした。しかし、長野で夜の仕事を続けているうちに運命の女性に出会い、結婚に至ります。思い返せば、なんだかんだで幸せな生活を送っていましたね。
「このまま夜の仕事を続けていくんだろうなあ」とぼんやりと考えていましたが、25歳のときにフリーペーパーでたまたま「信州ファーム荻原」の求人を見つけたんです。当時の求人には写真が一切なく、記載されていたのは「オペレーター募集」というテキストのみ。そのため、土建会社の求人だと思ったんです。
興味を持った私は求人に応募し、実際に現会長と面接することに。ただ、話しているうちに「土建会社ではなく、農家だ…」と気付いてしまったんです。しかし、せっかくのご縁なので、未経験の農業に挑戦する覚悟を決めました。
農場で働き始めたときは正直、夜の仕事をずっと続けていくと思っていたので「なぜ今農場にいるんだろう?」と不思議に思うこともありました。ただ、私は人との出会いを大切にしていることもあり、信州ファーム荻原と出会えたのは”運命だ”と感じたんです。
ー初めて農業に挑戦してみてどうでしたか?
想像をはるかに超える大変さでした。祖父が実家の秋田で農業をしていたので、なんとなくのイメージはありましたが、思っていた以上に体力のいる仕事でしたね。夜職からの昼夜逆転生活をガラっと変えたから、というのも原因でしょう。
ただ、農業はメリハリを付けられる点も魅力の1つだと感じました。冬は農閑期で時間に余裕ができるので、リフレッシュに旅行もできます。
また、仕事時間は朝8時から夕方6時くらいまで。そのため、思っている以上に家族との時間を取れていると実感しています。
■農業初心者でも、活躍できる場がある
ー副農場長になった経緯を教えてください
信州ファーム荻原に入社したときの私は、まだ25歳でした。社長も26歳で、農場長の小宮山も23歳という若さ。全員が若かったからこそ、情熱的に、そして勢いよく仕事に邁進していたんです。
しかし、私は未経験からのスタートだったため、社長や農場長の2人に「もっと追いつきたい」「2人と対等に話がしたい」という熱烈な気持ちがありました。
その想いから、一生懸命農業に向き合っていた結果、いつの間にか副農場長を任せていただくことになりました。
■自分で作ったお米を収穫し「美味しい」と言ってもらえる瞬間が最大の幸せ
ー農業のやりがいはなんですか?
初めて自分で作ったお米を実際に食べた時は、嬉しくて嬉しくて言葉になりませんでしたね…。そして、そのお米を急いで家に持って帰り、家族に食べてもらったんです。そのとき言ってもらえた「美味しい!」のひとことで胸がいっぱいになり、「これこそが最高の瞬間だ」と実感しました。
この感情は、農業を十数年続けている今でも変わりません。毎年新米の時期になると、「今年も頑張ったな…」と、報われたような気持ちが体中に染み渡るんです。
これまで、お金や住む場所がない生活をした経験があったからこそ「情熱を注げる仕事ができて、大切な家族が待つ家がある」そんな生活が、私にとって心からの幸せだと思えるんです。
ー信州ファームの魅力を教えてください。
信州ファームの魅力は、社長ですね。社長の攻める姿勢や、なんでもポジティブに捉える姿に勇気をもらっています。事業で失敗しても次に繋げるために改善点を考え、前向きに取り組む社長がいるからこそ、私たち社員も前を向いて進んでいけるのだと思います。
信州ファーム荻原では、社長が「アクセル」で小宮山が「ブレーキ」、そして私が「補助輪」のような役割だと言われています。さらに例えるならば、「水戸黄門がいて、そのお供として助さん格さんが傍にいる」という感覚ですね。
みんなの強みを活かしつつ、困ったときはしっかり助け合う。また、お互いの考えが”阿吽の呼吸”のように分かるんです。こんな私たちと仲間になったら、絶対に楽しいと思います!
■私たちが全力でサポートするので、農業未経験者も安心して飛び込んでほしい
ー信州ファーム荻原で働きたい方にメッセージはありますか?
これから入社してくださる方には、自分が5年かけてきたことを2~3年でできるようになる指導をしていきたいですし、早く一人前にさせてあげられる環境が整っています。
自分自身が農業未経験で入社したので、はじめは右も左も分からない状態でした。しかし、農業を十数年続けた現在、副農場長を任せてもらっています。
最初は分からないことだらけかもしれませんし、難しいこともあるかもしれません。しかし、怖がらなくても大丈夫です。失敗もたくさんしたっていいんです。
一生懸命農業に向き合う方を、私たちが全力でバックアップするので、安心して飛び込んできてください。
ーこれから一緒に働きたい方は、どんな方ですか?
「農業に対する覚悟感」を持っている方とぜひ一緒に働きたいです。農業を始めるなら、チャレンジ精神や攻めの姿勢はあったほうがいいと思います。また、私たちは仕事中のコミュニケーションを大切にしているので、話すのが好きな方だと嬉しいですね。
現在長野県には大きな農場がたくさんありますが、若い方は信州ファーム荻原に魅力を感じてくださることが多いと感じます。若い方が入社してくださることは地域活性化にも繋がりますし、弊社としても嬉しい限りです。
また、弊社には、県外から長野に移住してきた社員もたくさんいます。「農業をしたい」と心に決めて入社してくれる方ばかりなので、内に秘めている情熱を上手く引き出してあげられるような指導をするのが私たちの使命です。県外の方でも、年齢が若い方でも、私たちがしっかりサポートするので安心してください。
―ありがとうございました!
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