今回の「ストーリー」は、2020年8月より業務委託として参画、2021年に入社し、現在はカスタマーサクセスとしてプロダクトの成長を支える堀田にインタビューしました。
創業半年頃から現在に至るまで、会社の成長を業務委託と社員という立場で外と中の両側から見てきた堀田。長く寄り添ってきたからこそ見える現在のXAION DATAの魅力を語ります。
XAION DATAのプロダクトの意義や、今ここで働くやりがいを見出していただける記事です。
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堀田 光一/Koichi Hotta
新卒で化学系専門商社に入社し貿易事務を経験。ビジネス職としての経験を積むため、不動産検索サイトを運営するLIFULLにて法人営業、人材ベンチャーにて転職支援・キャリア支援などを経験後、フリーランスとして活動を開始。2020年8月からXAION DATAに創業初期メンバーとして参画し、AUTOHUNTを用いた人材紹介事業の立ち上げを担当。現在はAUTOHUNTのカスタマーサクセスの立ち上げを担当。
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縁が結んだキャリア「人と向き合う会社」で働く決意
ーー堀田さんは新卒からXAION DATAに入社されるまでに、さまざまな業務をご経験されていますね。
大学時代からビジネスの基礎である営業を経験したいと思っていました。アルバイトで居酒屋の呼び込みをしていて、自分に向いているとも感じていたんです。
新卒で入った化学品の専門商社では、貿易事務の仕事を経験しました。その後どうしても営業の仕事を諦め切れず1年後に転職を決意し、メディアの営業を2年半経験しています。
ーーその後、まったく異なるHR業界へ進まれていますが、どのような気持ちの変化があったのでしょうか。
転職活動をサポートしてくれたエージェントの仕事に感銘を受けたことがきっかけです。
私の転職の軸や強みなどを時間をかけて整理し本質的な提案をしてくださり、人に向き合う仕事の姿勢にとても惹かれました。
また、転職エージェントの仕事内容が当時の私の希望にマッチしていました。メディアの営業はSEOやデジタルマーケティングの関係上、報酬以上の価値を返すことが難しく、次はもっとスキルや経験で直接お客様に貢献できる仕事をしてみたいと思っていたんです。
担当エージェントの方から入社しないかと声をかけていただいたこともあり、社員5名の人材会社にそのまま入社しました。
ーー思いがけないご縁の繋がりがあったんですね。
その会社から離れた後も、知人の紹介で人材紹介事業の立ち上げやキャリアカウンセラーとしての業務をするなど、お繋ぎいただくことが多かったです。その後、独立したい気持ちがありフリーランスとして自分で事業をしていました。
ーーXAION DATAとはどのように出会ったのでしょうか。
CEOの佐藤とは、私が人材会社に在籍していたときから知り合いなんです。HR周りの情報を共有したり、アライアンス先の紹介をしてた間柄ですね。
佐藤がXAION DATAを立ち上げたタイミングでは、私はすでにフリーランスになっていたので、業務委託として立ち上げのサポートもしました。当時はまだ顧客も少なく、システムもまだ最低限のことしかできない状態でしたね。
ーーそこからどのような経緯があって正社員として入社するに至ったのでしょうか?
会社を拡大するにあたり、社員として責任ある役割を担って欲しいという打診を佐藤から受けたことがキッカケです。しかし、当時は個人で事業を作っていきたい気持ちが強く、あまり前向きに考えられず……。
ところが、佐藤から熱烈に誘いの言葉をもらえたことで気持ちが動きました。私を信頼してくれていること、まだまだ会社も私自身も成長の余地があると期待感を伝えられ、今は共に会社を大きくしよう、と優先順位を変えることを決意しました。
ーー「XAION DATAなら社員として働ける」と思ったのですね。決め手はどんなことでしたか?
佐藤を初めとして、XAION DATAの仕事に対する姿勢を知ったからですね。
XAION DATAは、経営陣を中心に論理的に話し合える人ばかりで、誠実に向き合い、他者の声に耳を傾ける体質です。入社前に佐藤と仕事をする中で、議論を重ねながら会社の方針を考える姿勢を目の当たりにしてきました。誰よりも佐藤自身がバリューである「Integrity First」を体現し、人に誠実に向き合うことを大切にしています。
変化の激しいスタートアップ環境でも共に同じ方向を向いて歩んで行けるのではと感じました。また、佐藤とは物事の捉え方が似ていて、意思決定に納得感を持ちやすいんです。これも後押しになりましたね。
会社の成長に伴い、今後もさまざまな問題に直面するでしょう。しかし、この会社なら乗り越えていけるのではないかと感じ、「ここでなら働ける」と気持ちが決まりました。
未開の市場を切り拓くパイオニアの一員に
ーー現在はどのような業務を担当されているか教えてください。
現在は『AUTOHUNT』というプロダクトのカスタマーサクセスというポジションです。お客様がAUTOHUNTを利用して成果を生み出す支援やプロダクトの企画開発、仕組み作りなど幅広い業務を担当しています。
ーーどのようなミッションを持つポジションなのでしょうか?
XAION DATAは資金調達を含め、今後さらなる事業成長に注力していかなければなりません。
事業成長のために欠かせないのが、AUTOHUNTを使用したお客様の成功事例です。カスタマーサクセスとして、成果と価値の最大化に導き、事例を創出することが大きなミッションの1つですね。
ーー事業成長の地盤作りですね。堀田さんは、スタートアップで働くことのやりがいや面白さはどこにあると感じていますか?
地力を高め、馬力がつけやすい環境というところですね。会社が常に成長し続けるためには、与えられた仕事を目標どおりこなすのではなく、自ら水準を設けて超えていくメンバーが集まっている必要があります。そんな場に身を置くこと自体が成長の種です。
ーーXAION DATAならではの面白みややりがいはなんでしょうか。
新しい市場を切り拓くプロダクトに携われることだと思っています。
AUTOHUNTは、SNS上に潜む求職者の情報を集めて統合し、独自のプロフィールをデータベースとして構築しています。現状、ここまでデータを子細かつ大量に扱うプロダクトを扱う会社は、国内にあまり例がないです。
プロダクトやサービスを見た投資家からは「新しいことをやっている」と言っていただけますね。外部からの客観的なコメントからも、国内にまだ存在してない市場を切り拓いていると実感できます。これはXAION DATAの事業だからこそ経験できる面白みですね。
ーープロダクト以外ではどんな魅力があるでしょうか?
現場の声が反映されやすい点は良いところだと感じています。
スタートアップにはさまざまな経営スタイルがあると思いますが、XAION DATAは現場の意見を集めて進むボトムアップスタイルです。
経営陣は、メンバーならできる、と信じて見守り任せてくれるので、提案や相談をしやすい状態です。成果を出すために能動的に提案や実行できる方は、身動きがとりやすく、力を発揮しやすい会社ですね。
ーー逆に、どのようなところに難しさを感じていますか?
プロダクトやサービスの価値を理解していただくのに、一定のハードルがあるところです。
AUTOHUNTはSNSなどのオープンデータを利用して採用活動を行うプロダクトです。候補者に企業からダイレクトにアプローチすることで、優秀な人材への効果的な採用活動が行えます。
しかし、こういった採用活動は日本ではまだ一般的ではなく、未経験の企業が多いです。その中で採用の成功率を上げるためには、潜在的な転職ニーズを持った方の行動をどのように促していくかがカギになります。
候補者へのアプローチを支援し、プロダクトの価値を実感していただくことが、今我々が取り組まなければならない課題です。
すべてが新規事業、自らが成長の起爆剤になれるチャンス
ーー堀田さんは現在のXAION DATAをどのように見ていますか?
創業4年の今年がまさに正念場だと思っています。昨年はCFOが就任し、組織コンサルの助言もいただきながら経営体制を整えてきました。
これからはAUTOHUNTをはじめとしたプロダクトの成長やデータを活用したソリューションを成功させ、結果を出していくフェーズです。1年1年確実に成果を上げていかなければならないですし、その成果が会社の成功に関わる大きなターニングポイントだと感じています。
ーー今後XAION DATAが成功するためには何が必要になってくるでしょうか。
人材の充実ですね。XAION DATAはボトムアップの経営スタイルだからこそ、1人1人が自主性をもって社員全員で会社を伸ばしていく必要があります。
経営層や現メンバーの成長ももちろんですが、まだまだ担い切れていないポジションもあります。事業を伸ばす経験ができる稀有な環境とも言えます。
今後は資金調達を予定しており、大きな金額を扱う機会が発生します。経験がある方にジョインいただくと、意思決定の際に心強いですね。
ーー会社として殻を破るタイミング、言い換えると今がスタートアップで働く醍醐味を感じられる好機とも捉えられますね。
新規事業に取り組む経験が得られるチャンスは今ですね。
XAION DATAのプロダクトは複数の新規事業です。どのポジションで入っても難易度は高いですが、事業成長に携わる面白みを味わえる絶好のタイミングとも言えます。
事業内容としても市場を切り拓く貴重な体験ができ、やりがいも感じられます。自分が事業を伸ばす当事者になりたい方、チャレンジしたい方、成長したい方にフィットする環境です。
ーーエンジンがかかった今のXAION DATAの魅力が感じられるお話でした。ありがとうございました。
(取材・文:橋尾 日登美、鎌田 美希 写真:田中 愛樹)