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「人は変われる」。
そう信じさせてくれる奇跡が、「人財版 令和の虎」で起こりました。
今回は、特に印象深い回として記憶に残る、短期離職を繰り返す24歳の青年、永澤一稀さんの挑戦について、私、人財版令和の虎3代目主宰を務める榊󠄀原清一が、その軌跡を振り返りながらお話ししたいと思います。
彼の「変貌の瞬間」に、ぜひ注目していただきたいです。
(1) 志願者:永澤一稀さんについて
永澤一稀さん、24歳。
彼が私の前に現れた時、その経歴はまさに「短期離職の繰り返し」という言葉に集約されていました。
高校を卒業されてから、彼は様々な職種を経験されてきましたが、どの職場も長続きせず、定職に就けない日々が続いていたのです。
具体的には、高校卒業後、新卒で入社した会社をすぐに辞めてしまい、その後も数ヶ月から1年程度の短い期間で職を転々としていました。
いわゆる「ジョブホッパー」と呼ばれる状態でしたが、彼のケースは前向きなキャリアアップというよりは、人間関係の悩みや仕事内容への不満からくる退職がほとんどだったようです。
そのため、彼自身も自信を失い、不安定な状況にありました。
そんな彼が今回、「人材版令和の虎」に応募したのは、これまでの自分を根本から変えたいという、非常に強い思いからでした。
不安定な職歴に終止符を打ち、正社員としての安定した職を得て、地に足の着いた生活を送りたい。そして、将来的には結婚して家庭を築きたいという具体的な目標も持っており、そのためには何としても人生を立て直したいという、切実な気持ちが伝わってきましたね。
(2) 現状打破への挑戦:繰り返される短期離職の真実
永澤さんが口にした離職の理由は、
「人間関係、特に自らコミュニケーションを取れないことによる孤立」でした。
しかし、私たち虎の目はごまかせません。
私をはじめとする虎たちからは、彼の言葉の裏に隠された真の問題が次々と指摘されていきました。
私たちが感じたのは、彼が「言われたことだけやっていれば給料がもらえるという受動的な姿勢」に陥っているのではないか、ということでした。
彼とのやり取りの中で、まるで学生時代に授業を受けるかのような、どこか他人事のような態度が見受けられたのです。
与えられた仕事をこなすだけで、それ以上の価値を生み出そうとしない。そのような姿勢が、彼の職が続かない根本原因ではないかと感じました。
また、「困難な状況になるとすぐに諦めてしまう」傾向も見て取れました。
例えば、営業職での経験を話す際にも、目標達成が難しいと感じるとすぐに意欲を失ってしまっていたようです。
これはビジネスの世界では致命的です。
私たちは、彼が壁にぶつかった時に、それを乗り越えようとするのではなく、安易に逃げてしまう癖がついているのではないかと危惧しました。
さらに、彼の言葉からは「自分の問題をコミュニケーション能力不足に集約し、根本的な原因から目を背けている」のではないかと感じられました。
コミュニケーションが苦手というのは一つの側面ですが、彼の本質的な問題は、困難から逃避する癖や、自ら主体的に行動しない点にあると私たちは見抜いていました。
竹之内社長からも「問題の原因を自分ではなく環境や他人のせいにする傾向がある」と、
非常に本質的な指摘がありましたね。
これは多くの若者に共通する課題でもあります。
当時の永澤さんは、言葉尻や返事の仕方など、相手にリスペクトが感じられないコミュニケーションの癖も気になりました。
例えば、質問に対して単調な返事をしたり、目を合わせなかったりする様子は、社会で働く上で非常に重要な「報・連・相」や、相手との信頼関係構築において大きな障壁となると感じました。
彼は、これまで直面した困難から逃げ続け、結果として成功体験が乏しく、継続力が不足しているという悪循環に陥っていたのです。
(3) 虎たちの「問い」が引き出す本質
虎たちの厳しい指摘は、
永澤さんをただ追い詰めるだけでなく、彼自身に深く問いかける時間を与えました。
虎たちは彼に対し、「単にお金を稼げる仕事を探すのではなく、自身の能力を高める努力が必要だ」と、成長意欲の重要性を繰り返し伝えました。
彼は「お金を稼ぎたい」と漠然と口にするものの、
そのための具体的な努力や、自己成長への投資意識が希薄に見えたからです。
他の虎たちからも、永澤さんの心を揺さぶる言葉が投げかけられました。
竹之内社長からは「急激な成長は、安心領域の外、つまり不快で困難な状況に飛び込むことで得られる」という、コンフォートゾーンからの脱却の必要性が説かれました。
これは、彼がこれまで居心地の良い場所を選び、困難から逃げてきたことへの強烈なメッセージでした。成長には痛みが伴う、ということを彼に突きつけたのです。
また竹之内社長は続けて、「何かを成し遂げるためには強い情熱が必要であり、永澤さんのプレゼンからはそれが感じられない」と、本質を突く言葉をぶつけました。
彼のプレゼンはどこか淡々としており、本当にこの職に就きたいのか、この人生を変えたいのかという「熱意」が伝わってこなかったのです。
永澤さんは、当初「一流のビジネスマンになる」という目標を口にしましたが、私たちはさらに具体的な情熱や覚悟を求めました。
なぜ一流になりたいのか、そのためには何を犠牲にできるのか。
彼の言葉からは、まだ抽象的な理想論しか見えませんでした。
その中で彼がようやく語ったのは、「結婚して家庭を築きたい」という個人的で、より具体的な目標でした。
そのために正社員として長く働き、成果を出す必要があると語った彼の言葉に、私たちはかすかな変化の兆しを感じ取ることができました。自分のためだけでなく、未来の家族のためという具体的な動機が、彼に覚悟をもたらすかもしれない、と感じた瞬間でした。
(4) 「変わる瞬間」:覚悟が未来を切り開く
後編では、永澤さんの「変貌っぷり」がより明確になっていきました。
虎たちとの厳しい質疑応答の中で、彼は自身の問題点を認識し、コミュニケーションの取り方や仕事への姿勢を改めようと努力する姿を見せ始めました。
彼の目つきが変わり、返答にも力強さが出てきたのを覚えています。
特に私が印象に残っているのは、彼から「10年続ける」という言葉を引き出せた瞬間です。
これまでの彼の職歴を考えると、この「10年」という言葉の重みは計り知れません。
これは、彼が本気で自分を変え、一つの場所で長く働き続けるという覚悟を決めた証だと感じました。
また、具体的な行動として、地道な仕事であるティッシュ配りのようなことにも前向きに取り組む姿勢を見せたことも、彼の内面で起き始めた変化が、私たち虎たちにも確かに伝わった瞬間でした。
彼は以前のように「やりたくない」と逃げることなく、
与えられたミッションに真摯に向き合おうとしていました。
私自身も、永澤さんの変化と可能性を強く感じ、最後まで採用に前向きな姿勢を示し続けました。
私だけでなく、他の虎たちも彼の変化を認めざるを得ない状況でした。
竹之内社長も、永澤さんの現時点でのスキルレベルでは通常の採用は難しいとしつつも、
「教育によって変わる可能性」を指摘し、彼のオンラインサロンへの無料招待を提案してくれました。
これは、彼の潜在能力と、我々の叱咤激励によって引き出された成長の可能性を、皆が感じ取っていたからこその提案でした。
そして最終的に、私は永澤さんを年収360万円の正社員として採用することを決定しました。
彼は竹之内社長のオンラインサロンへの無料招待も快く受け入れ、新たなスタートを切ることになったのです。
彼がこの機会を活かし、大きく羽ばたいてくれることを心から願いました。
(5) 榊󠄀原社長が語る「人財版 令和の虎」の真価
永澤一稀さんの変貌を目の当たりにして、私は改めて「人財版 令和の虎は単なる採用の場ではなく、志願者の成長を促す教育的な側面も大きい」と感じています。
永澤さんのように、私たちからの厳しい指摘を受けながらも、短時間で劇的な成長を見せる志願者と、それを見守り、時に厳しくも温かい言葉をかける私たち社長たちのやり取りこそが、この番組の真骨頂だと考えています。
「仕事における『継続』の重要性や、困難な状況でも工夫して楽しさを見出すことの大切さ」を、永澤さんは身をもって示してくれました。彼のこれからの活躍が、私にとっても非常に楽しみです。
永澤一稀さんの物語は、「人は変われる」という希望を私たちに与えてくれます。そして、その変化の瞬間を間近で見守り、共に歩む「人財版 令和の虎」の意義を改めて教えてくれる、まさに傑作の回でした。