なぜ、税理士事務所が、経営者の課題解決をするのか?
税理士法人ナナイロは、麹町駅徒歩1分にある「オシャレなオフィス」と「在宅リモートオフィス」のハイブリッド型会計事務所です。
会社の財務数値を全て把握し、定期的に経営者とコミュニケーションをとれる、税理士事務所という外部の立ち位置にいるからこそ、経営者の課題解決を手助けできる、最適な存在であると考えます。
そんな信念の元で、税務顧問サービスや財務顧問サービスを主に提供しています。
ナナイロは成長途上ではありますが、常に経営者の課題解決に資する「かかりつけ医」でありたいと願っており、日々サービス研究や自己研鑽をするメンバー達が運営しています。
30名近くカジュアル面談をしてきた中で、
「試算表の納品だけではなく、社長の役に立つサービスを提供したい。キャリアアップできる環境で仕事をしたい。」
といったお悩みをよく聞きます。
そんな悩みを抱える方に、ナナイロが目指す「かかりつけ医」の一例をご紹介したいと思います。
業務部の先輩コンサルタントは、何をやっているのか?
【ナナイロパープルの1日(後編)】
パープルは、虹色物流サービスの経営陣とのオンライン会議が目前に控える中、自社ウェブサイトのサービス紹介ページに改めて目を通していた。
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税理士法人ナナイロの「財務顧問サービス」は、経営者が目指したい状態を明確にし、現状との差分である「課題」を抽出後、経営計画に基づいた「改善」を続けることで、経営者の夢の実現をお手伝いします。
社長向け
・中期5ヵ年計画立案支援
・単年度計画立案支援
・経営計画発表会
・毎月の経営会議(社長の壁打ち相手)
組織向け
・経営幹部向け社内研修
・ボトムアップ型の経営計画立案支援
・幹部主体の経営計画発表会支援
・毎月の経営会議(会議のファシリテート)
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ナナイロは、クライアントとのオンライン会議を、Google meetで実施している。Google Workspaceを活用しているため、Googleのサービスは業務で頻繁に使う。Googleサービスと連携する、rakumoボードという社内掲示板サービスもコンサルタントの重要な情報源だ。
定刻となり、Google meetでオンライン会議を開始する準備が整った。画面の向こうには、佐藤社長と経営幹部数名が参加している。程よい緊張感の中で自己紹介を行った後、パープルは面談アジェンダにしたがって会議を進行し、クライアントから現状の課題感を徐々に聞き出していく。
「営業拠点が4カ所あると思いますが、拠点別の部門別損益は把握していらっしゃいますでしょうか?」
「経営幹部の会議は、どのような目的で実施されていますか?他の会議体との関係性はどのように位置づけられていらっしゃいますでしょうか?」
「来年の経営計画や、中期経営計画は作成されていますでしょうか?」
「経営幹部の会議を実施する前に、佐藤社長と管理部の部長は、どのような擦り合わせを実施しておりますでしょうか?」
等々。。。
営業でもそうだが、クライアントの課題感を「よく聞く」ことで、プロジェクトの顧客満足度があがるというのが、パープルの持論だ。パープルは、クライアントの反応が目に見えて変わっていく中で、自身の仮説が確信めいたものに変わっていくのを感じた。
『クライアントの財務力をあげるためには、財務報告をビジュアルで表現し、皆んなが理解できるシンプルな経営分析から経営課題を浮かび上がらせる経営支援クラウドを活用してもらうのが1番だわ。それには、経営幹部のKeyマンに手を動かしてもらって、bixidの良さを分かってもらわなくっちゃ!』
パープルは、オンライン会議でヒアリングしたメモを見ながら、提案書を作成していく。クライアントとの関与内容・方法がだいぶ見えてきたと感じた。社内にアップする業務報告書のドラフトも、筆が進む。
虹色物流サービスは、TKCを使って記帳を自計化している。翌月15日に月次決算が締まるのは、10億円規模の売上高の会社としてはまずますのスピードだと思う。ただ、部門別損益の粒度は、30点といったところか。過去の経営会議の中で部門別損益を議論してこなかったことは明らかだ。
経営計画を設定して実績数値との比較を行っていない点も心配だ。設定された目標がないため、毎月の報告が実績数値の単なる発表会になってしまっている。これでは事業を伸長させる行動に結びつけづらい。
経営会議に用いる資料も、過去のエクセルを改修しながら作っているので、エクセルの数式も壊れているし、なにより全社ベースでの損益計算書までしか管理できていない。きちんとしたツールで社内の経営管理業務を標準化する必要がある。
パープルは、社内の業務報告書とクライアント向けの提案書をまとめながら、次回のオンライン会議の進行をイメージしていく。会議は来週にセッティングしたので、意外と作業時間は多くない。ただ、次回の会議日程を決めていかないと、プロジェクトはスムーズに進んでいかないので、良いプレッシャーと前向きに捉えるしかない。
『いずれにしても、経営幹部を巻き込みながら、それぞれの会議体の目的を再定義しなければ。。。場合によっては人事評価制度もテコ入れしなくちゃならなくなるわね。財務顧問サービスの導入事例として、rakumoボードで情報共有して、他のコンサルタントにも教えてあげなくっちゃ!』
プロジェクトはスタートしたばかりだが、伴走する方向性が間違っていなければ、きっと会社は良い形になるだろう。パープルは、そう思いながら、年末に仙台にいく日程を確認し、牛タン屋のレストラン検索を始めたのだった。
(実際の案件とは事実関係を変えてフィクションとして紹介しております。税理士法人ナナイロの現場の雰囲気を感じていただけますと幸甚です。)