※この記事は2020年6月24日に初回公開されたものです。
2021年5月1日よりこちらのアカウントへ移行いたしました。
こんにちは、メンバーズデータアドベンチャー(以下DA)採用広報担当です!
今回は、事業会社のマーケティング担当からデータアナリストに転職した河村さんにお話を伺いました。
(※本記事はコロナウイルス感染症の流行時期に敢行したリモートインタビューです)
河村 悠佳(かわむら はるか)さん
2019年9月 中途入社(28歳)
現在、大手飲料メーカー関連会社へデータアナリストとして常駐中。
「成果志向の面接」だからこそ、” わたし自身 ”を深く見てくれた。
ーー事業会社のマーケター職からDAへ転職されたのは、どういった背景からだったのでしょうか?
デジタルマーケティングのスキルを「データ分析」の観点から磨きたいと思うようになったことが入社のきっかけでしたね。
前職は大手ECサイト運営会社で、系列クレジットカードの新規顧客獲得に向けたデジタルマーケティングを担当していました。
主にSQLを用いた顧客情報データの抽出やエクセルでのデータ加工、Adobe Analyticsを通じたアクセス解析などに携わっていましたね。
当時は大手企業だったので決められた範囲の業務しか担当できず、「デジタルマーケティングをより幅広く担当したいな」と思い始め、そこから転職を考え出しました。
実は私、当初は転職軸に「データ分析」が無かったんですよ(笑)。
「ベンチャー企業で事業会社のマーケティング担当」を軸に探していて。
ーーたしかにDAはその軸に当てはまらないですね。そこからDAとはどのように出会い、入社まで至ったのでしょうか?
DAを知ったきっかけは、採用担当の工藤からのスカウトメールでした。
スカウトの文章を見た時に「あ、データ分析の専門家になる視点も大事だな」と、新たな転職軸が加わって。
デジタルマーケティングはユーザーの反応が数値で可視化できるからこそ、「そもそも数値を上手く分析できないと、効果の高い施策は立てづらい」と感じていたので、データ分析に特化した立場でマーケティングに携わるキャリアは自分の中でも腑に落ちました。
そこから採用ページやWantedlyの記事、社長である白井のインタビュー記事を読んで「DAでは学びのアウトプットが評価されるし、その成長支援の環境づくりに力を入れているんだ!」と、人を大事にしている気持ちが伝わって応募に至りました。
ーー他社も受けられたかと思いますが、最終的にDAへ入社を決めたのはなぜだったのでしょうか?
選考を通して「ポジションを埋められる人材かどうか?」でなく、” わたし自身 ”を見てくださった姿勢が決め手でした。
DA以外では、当初の転職軸に沿うベンチャー企業を2社受けていたのですが、その2社は面接の中で「いま空いているポジションを埋められるか?」を中心に見られているように感じていたんですね。
そんな中、白井との面接はその逆のスタンスで「この企業は能力や経歴だけでなく” わたし自身 ”を見てくださっているな」と強く感じるものでした。
ーー具体的にどのような面接内容だったのでしょうか?
特殊ケースのようですが、自分の将来像の深掘りを3時間に渡って一緒に進めてもらう面接でした。
DAは「成果志向」を大事にしているので、面接でも「将来なにをしたいのか?」を深掘りされたのですが、当時はまだ自分のビジョンが漠然としていたんですね。
その場で答えあぐねていたところ、白井が時間をかけて一緒に思考の解像度を高めてくれたことがとても印象的で。
面接後も、白井から「合否判断はまだしかねるから、メールで大丈夫なので『自分がやりたいこと』を改めて考えて送ってください」と伝えられ、その後に整理したビジョンを送り、そこで内定をいただくというちょっと変わった選考フローでした。
このやり取りの中で、「DAは能力や経歴だけを見るのではなく、人の将来もしっかり見据えた上で採用してくれる企業なんだな」と感じ、成果志向を軸に人を大切にする誠実な姿勢が入社へと背中を押してくれましたね。
未経験だからこそ気づいた「”分析外 ”のコミュニケーション」の重要性。
ーー入社後、常駐先ではどのような業務を担当されていますか?
主にGoogle Analyticsを使用したアクセス解析を担当しています。
具体的には、ABテストの効果測定や、メルマガからのサイト訪問確認・サイトの計測設計などの分析業務ですね。
また、Sales Force Marketing Cloudによるメールマーケティング業務の簡単な作業もお手伝いしています。
データアナリストの合田も話を以前していましたが、アナリストのキャリアや興味関心も考慮した上でアサイン先の案件を決めるDAのスタンスはありがたいですね。
学びたかったデジタルマーケティングの分析業務へ実際に携われていると、やはり自分のモチベーションも上がりますし。
ーー未経験からキャリアを積み始めて気づいた「アナリストとして重要なこと」はありますか?
「分析業務を” 分析だけ ”で終わらせないこと」ですね。
現在の常駐先ではGoogle Analyticsのデータ抽出がメイン業務なのですが、クライアントとの会話から「データを見るだけでなく、根本的な問題を捉えることが大切」だと学んだことがあって。
サイトページやマーケティング施策のデータを見るだけでなく、常駐先の文化や分析依頼主の目的・性格など、それぞれを” 点 ”で見るのではなく” 面 ”で捉えないと本当の分析とは言えないなと、その時に気づかされました。
業務レベルでも、以前はアクセス解析時に「よく分からないけど、とりあえずこの指標を使うんだよね」と浅く捉えていましたが、今はその指標の意味や取得している数値の意味を理解して扱うように変わりましたね。
ーー施策全体を” 面 ”で捉える際に意識されていることはありますか?
「施策目的を理解するための対人コミュニケーション」です。
1つひとつの” 点 ”に対して「そもそも、これってどうしてこうなっているんだっけ?」と、暗黙知を深掘りしていくコミュニケーションを意識することで、” 点 ”が” 線 ”になり、” 線 ”が繋がって” 面 ”になっていきます。
大手企業や事業会社では既に社内にある型通りに動いているケースも多いのですが、DAは客先常駐のスタイルなので「社外の目線を活かした型にはまらない質問・提案」をしやすい環境があるんですよね。
だからこそ、クライアントにとって最善策を考える土台となるのは、現状の施策背景や人間関係の” 点 ”を理解し、それを” 面 ”で捉えるための「分析業務の” 外 ”にあるコミュニケーション」だと感じています。
社内イベントの強制参加はゼロ。カルチャーの根幹は「多様性の尊重」。
ーー客先常駐だと周りに社内メンバーがいない場合もあるかと思うのですが、未経験で入った当初は不安になりませんでしたか?
はじめは勤務中の困りごとや悩みを相談できる人がいないことに不安を感じましたが、社内メンバーにチャットでSOSを出すとすぐにアドバイスをくれるので、大きな問題はありませんでした。
入社前は客先常駐のビジネスモデル上、「メンバー同士の関係性が希薄なのかな?」と思っていたのですが、実際に入ってみると全くそんなことはなくて。
みんな優しくて新メンバーにも積極的に接してくれる方が多いのと、未経験からの入社が多いからこそ「未経験の気持ち」を踏まえたアドバイスをくれるので、その点も安心でした。
勉強会も頻繁ですし、チャットでのやりとりも活発で自発的な情報発信・共有が多いので、私も何かあれば今でもすぐ相談しちゃいます!(笑)。
ーー未経験者でも安心して学べますね。DAはLT会を中心に社内イベントが数多くありますが、「参加しないと気まずい......」なんてことはないのでしょうか?
みんなが在りたいように在ることに寛容な雰囲気なので、業務として行われる月1回の帰社会や半年1回の社員総会以外、強制的な参加や無理強いはありません。
良い意味で「それぞれにとって心地いい距離感を大事にした関係性」が築かれているのはDAカルチャーの特徴ですね。
会社主催のイベントが少ない反面、現場メンバーの企画・運営で勉強会をよく開催するのですが、こちらも強制ではありません。
参加しなかった人がいたとしても、裏で自主的に勉強していると思いますし、仮にサボりがちな時期があっても「そんな時もある」と共感してくれる仲間も多いので、自分のペースで学習を進められます。
とはいえ、頑張っている仲間を見るとやる気が起きるので、お互いに刺激し合う良い関係にもなっていますね!
この寛容な文化の背景として「自分がマイノリティーになって嫌な気持ちを経験した人や、相手の立場に立って考え、接してくれる人が多いからなのかな?」と、個人的にですが感じています。
学ぶ意欲や成果志向などの価値観は共通で持ちつつも、性格や習慣といった” 個性 ”を互いに尊重し合う「多様性のマインド」が下敷きになっていることがDAのカルチャーの根幹なのかなと思いますね。
ーー「多様性」の感覚はこれから入社される方にも持っていていただけると良さそうですね。他に「DAに合っているな」と思われる方の特徴はありますか?
データ分析の仕事に興味はあるけれど、どう業務経験を積んでいけば良いだろうかと考えている方には合っているなと思います。
初心者向けのイベントや勉強会も行われていますし、相談に乗ってくれてアドバイスをくれるメンバーも多いので、やる気さえあればデータアナリスト未経験でも挫折せずに取り組める環境があります。
逆に合いにくい方なのですが、人と話すことに抵抗を感じる方は少し難しいかもしれません。
常駐先では多くの方から様々な依頼があるので、その方々の目的や性格を知る時に最低限のコミュニケーション能力が必要になります。
「〇〇を分析してください」と伝えられた時、「何を目的としているのか?」「今までにどんな施策をしてきたのか?」を知らないと提案がブレてしまうので、このやり取りが苦にならない方がマッチするかなと思います。
ーーありがとうございます。それでは最後に、これからDAに応募してみたいと思う方へ一言お願いします!
難しい・堅苦しそうといったイメージのあるデータの仕事ですが、難しい仕事をしているからこそDA内のサポートや横の繋がりはしっかりしています。
SQLやPython、Google Analyticsの計測設計などテック系の知識やスキルが必要になる場面もあるので、より難しく感じるかと思いますが、みんな初心者だったからこその体験や学びをシェアしてくれます。
なので、ぜひ不安になることなく応募していただければと思います!
ーー河村さん、ありがとうございました!
以上、河村さんへのインタビューでした。
お忙しい中、インタビューを快く引き受けて頂きありがとうございました!
(取材・文 ヤマグチタツヤ)
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