『i-Vinciで育休が取得できてよかった』そう語る藤田さんへ、1ヶ月の育休を取ってみた感想を聞いてみました。
妻の妊娠がわかってから育児休暇を取るまでの経験を通じて、今感じているのは、同僚、部下、上司、そしてお客様を含め、関わってくれた全ての人に対する感謝の気持ちです。
はじめに、藤田さんが育休を取得された期間を教えてください。
2023年の9月ごろ、妻が妊娠していることが分かりました。
会社に相談したのは年末年始ごろのタイミングで、その後参画している案件と調整して育休に入りました。ゴールデンウィークと有給休暇も加えつつ、いわゆる産後パパ育休と呼ばれる制度を使って、5月の頭から6月の中旬ごろまでのおよそ1ヶ月半、育休をいただきました。
育休を取得された背景やきっかけはありますか?
きっかけとしては、今回生まれた子供は二人目なのですが、実は一人目が生まれた時は妊娠期間も含めて妻をサポートすることが全くできませんでした。
一人目が生まれた当時、全く別の会社というか業種というか、陸上自衛隊で自衛官として働いていたのですが、男が育休を取ることなど全く考えられないような職場でした。
妻の妊娠・出産の前後も、ほぼ数年間、訓練のため静岡、仙台、北海道や種子島などに行き、家庭を離れていて育児には参加できませんでした。妻には大変な苦労をかけたと思っています。
それもあり、『今回こそは!』という気持ちで育休を取りました。
実際に取得してみて、家族や周囲の反応はいかがでしたか?
家族は喜んでくれました。妻はもちろんですが、特に一人目の息子が喜んでくれたかなと思います。
息子はちょうど今年から小学一年生です。学校までの登下校をちゃんとできるか、学校の宿題にちゃんと取り組めるか、忘れ物しないよう準備できるか、などなど、息子が小学一年生になるにあたり、いろいろな不安がありました。そこに正面から向き合うことができました。自転車の乗り方なども教えることができました。
会社の同僚、部下や上司、さらにはお取り引き頂いているお客様に至るまで、自分のことのように考えてくれて快くサポートしてくれました。
私は課長としてグループの運営を任されている立場です。参画しているプロジェクトでもリーダーとして案件業務を任されています。
普段一緒に働いている皆さんのサポートがなければ育休は取れなかったと思います。
育休中の印象に残ったことがあれば教えてください?
今回生まれた息子は、予定日よりも1ヶ月程度早めに生まれました。そのため息子は、NICUやGCUと呼ばれる新生児用の集中治療室に1ヶ月ほど入院することになりました。息子が入院している間、妻と私は一緒にその集中治療室に面会に行きました。妻を一人にさせずに寄り添えたことが印象に残っています。
取りづらさや言いづらさはなかったですか?
なかったです!
実はi-Vinciでは、私よりも前に育休をとった男性社員がいました。妻が妊娠した旨を報告した時に、当然取るよね、という感じで育休を取るつもりがあるか聞かれました。
仕事に復帰してみて、変わったところなどはありましたか?
育休という形で家族と向き合うことで、非常に良い経験ができました。今後私と同じように育休を取りたいというメンバーが出た時に、積極的にサポートしてあげたいと思いました。
たくさんの仲間に支えられ、自分の家族を支えられた
最後に、これから育休を取得しようと考えている方へ、メッセージをお願いします。
今回私が育休を取得して強く感じたこととしては、国の制度として育児休業を定めているとはいえ、一緒に働いている人の理解がなければ、安心して育休は取れないということです。
法律で取得が定められているとはいえ、育休には、休んでいる間の業務をどうするか、復帰してから何をするのか、元の仕事に戻れるのかなど、単純に育休を取ること以外にも様々な不安や課題がつきまといます。