SABU代表、齋藤篤はすごい。
秘書がこう言うとポジショントークに聞こえるかもしれないが、逆説的に言えばこのポジションの人間を尊敬させ続けるのはすごいことではなかろうか。
私がこのポジションになってちょうど1年。
少しは明るく振り返ることができる時期になったので赤裸々に書いてしまうが、SABUは2023年8月9月10月の3か月連続で大幅赤字を出していた。
スタートアップは赤字を出しながら成長していく。 よく耳にする言葉ではあるが、倒産してしまえば成長も何もない。
2023年8月、齋藤は経理の川尻からこう言われていた。
「あっちゃん、このままだと会社つぶれるよ」
SABUではこれを"川尻アラート"と呼んでおり、このアラートは創業以来2度目の警報だ。
アラートを受けながら開催された2023年9月全社研修。 (SABUでは年に1度、全社員がオフラインで顔を合わせる機会がある)
この時、齋藤が来年も開催できると確信していたかは定かでないが、無事に今年も開催することができた。社外関係者の方も、貴重なお時間を割いて足を運んでくださり、多くのエールをいただいたのでここに記していきたいと思う。
アメリカで開業されている日本人歯科医師の宮本先生からLIVEコメントをいただいた
齋藤は、権限を委譲し「任せる」ことが組織成長につながると考えていたため、既存事業にはタッチせず、未来の布石として新規事業に力を入れていた。
川尻アラートから3か月、悪い意味でうなぎ上りになる赤字。。2023年11月、ついに齋藤は新規事業を止め既存事業へ戻る決意を固めた。
秘書としては致命的かもしれないが、齋藤の心情まで深く気にすることがなかったため、この決意は日常に当たり前に存在しており、重く受け止めることができていなかった。。だが、研修の中で顧問の先生や投資家から
ーー 経営者が自分の信念を曲げることはなかなかできない。
それを怖がらずにスピード感もって実行できるのはすごいこと。 ーー
とお言葉をもらった。これまでの経験で培った価値観と信念を曲げることは「自分を否定」する作業になる。 齋藤はよくこの言葉を発していたが、やっと私の中に落ちた瞬間だった。
そして、これができる経営者齋藤に改めてついていきたいと思えた。
GENOVA平瀬社長、オリックス・キャピタル田中さんとの対談後
5期が締まる2024年7月末時点での「黒字化」を目標に走り、無事に目標達成を果たした。
(これも当たり前でないので実はもっと賞賛されてよいと思っている(笑))
社長自ら商談をし、受注を取り、キックオフに参加し、現場メンバーとコミュニケーションを取り、課題を洗い出し、スピード感をもって様々な施策を実行していく。同時に資金調達も走らせた。
目の前の数字改善だけでなく、来期スタートダッシュを切る土台作りとして、7‐8月で計4本のウェビナーに登壇しリード獲得に動いた。また、事業の成長曲線を考えSaaS開発も進めていた。関係各位にヒアリングの時間をいただき、協力者を募り、齋藤のイメージを現実的な画として描いていった。
ここで感謝すべきは、現場で頑張ってくれているメンバーだ。 日々の変化に適応し、ついてきてくれるメンバーへ感謝したいところだが、常日頃、会社全体で感謝の発信をすることが多いので、今回はあえて社長に焦点を当てさせていただきたい。
齋藤の出す施策には「三方良し」の精神がある。 クライアントに必要とされることはもちろんだが、従業員のキャリアを考えている施策が出てくる点が私の推しPOINTだ。
会社が大きくなると、比例して社長とメンバーのコミュニケーション量は減ってしまい、どことなく「篤さんは私のことなんて」と思ってしまうかもしれない。
だが、社員60名とその家族の人生を背負う社長がメンバーのことを考えていないはずがない。
Egg FORWARD徳谷代表との対談の中で齋藤から
「幸せの総量を増やしたい」
と本音が出た通りだ。
Egg FORWARD徳谷代表に社長解剖していただきました
ORIXの田中さんからは「齋藤ほどSABUのことを考えている人はいない、短期的に自分にとって不都合があるかもしれないが信じてついて行ってほしい。」とエールをいただいた。
GENOVAの平瀬社長からは「医療業界のBPOはやりたくてもできない。周りから見ればすごいことをやっている。」とエールをいただいた。
毎日必死で走っているメンバーが救われた瞬間になったと思う。私たちが見えていない視野、視座、視点からの意見をいただき、お時間を取っていただいた皆様に改めて感謝をしたい。
とても未来性のある歯科市場。
歯科という予防医療から、幸せの総量を増やすお仕事に惹かれませんか?
齋藤篤が時流をキャッチし、3か月先、1年、5年10年先を見て走るために、一緒に走ってくださる方をお待ちしております!