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こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
近年、精神疾患の一種である摂食障害が注目を集めていますが、
本記事では、そんな摂食障害についてご紹介していきます。
摂食障害とは
摂食障害は、食行動で大きな問題を抱える障害です。極端な食事制限によって痩せていく「神経性食欲不振症」と、過食と極端な食事制限を繰り返す「神経性過食症」に分けられます。
いずれも痩せたい願望や肥満への恐怖心を持っていて、体重や体型によって過度な自己評価を行っているという特徴を持ちます。また過食性障害は逆に食べ過ぎてしまう症状です。
食べ過ぎる症状なので摂食障害とは逆の症状ですが、神経性過食症は過食の症状も含まれるため、その点では過食性障害と共通します。
神経性食欲不振症を発症するのは、多くの場合10代の女性です。過度なダイエットやストレスによって発症するケースが多いです。そして神経性食欲不振症に陥った人はその後飢餓に耐えられなくなり、過食を行います。
その結果、神経性過食症に発展していくという流れです。過食性障害については、ストレスから過度な過食に陥るケースが多いでしょう。
摂食障害の兆候と症状
摂食障害では、食事の必要量に対して過度に少なくなったり、逆に過度に多くなったりということが起こります。またいったん飲み込んだ食べ物を意図的に吐き出す症状もあります。
同じ神経性食欲不振症、神経性過食症、過食性障害というカテゴリーに分類されたとしても、患者ごとに一人一人具体的な症状は異なります。上述の通りこれらの症状にはストレスも大きく影響しているため、別の精神疾患や、精神症状を発症していることもあります。
その結果、治療のアプローチも一人一人を観察して決定することが重要です。
摂食障害の治療
摂食障害の治療方法は一人一人詳細は異なるということでした。しかし、大枠では治療方法は共通しています。具体的には、精神療法と投薬療法の二軸です。
摂食障害の疑いがある場合、まずは精神療法を行うのが一般的です。精神療法には、力動的精神療法、行動療法、認知療法、対人関係療法、家族療法などがあります。
これらの精神療法で完治が難しい場合、並行して投薬療法も実施します。摂食障害の表面的な問題は体重の増減ですが、体重が戻っても根本的な問題は解決していない可能性があるでしょう。
根本的な問題とは、精神の問題です。精神の問題が解決されないと、また摂食障害の症状が繰り返され、体重が大幅に増減してしまう可能性があります。そのため、精神の問題が快方に向かえば、摂食障害が快方に向かっていると言えます。
ただし摂食障害は一度治ったように見えても再度発症するケースがあります。経過観測や根治のための治療が重要です。
最後に
摂食障害は精神疾患の一種で、若い女性が発症しやすい病気です。大きく分けると、拒食のみの症状と、拒食と過食を繰り返す症状に分けられます。また類似する症状として、過食のみの症状もあります。過食のみで拒食の症状がないと摂食障害には該当しませんが、表裏一体の症状ではあります。
摂食障害は一般的に認知されるようになっていて、今後は周囲の理解も治療も充実していくでしょう。
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