こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

簡単に遺伝子を操作できるゲノム編集技術を開発 クリスパーキャスナイン 」を開発した、エマニュエル・シャルパンティエ氏、ジェニファー・ダウドナ氏が2020年の化学賞を受賞しました。

前回の『Silent』でも難病について取り上げましたが、
難病治療の希望だとも言われるゲノム編集について紹介していきます。

ゲノム編集とは？

人間など生物の体は、DNAと呼ばれる4種類の塩基から構成される配列が約2万個集まり構成されています。
ゲノムとは、染色体を構成するDNAの配列を指し、生物の特徴や機能といった遺伝子情報のことです。

また、このゲノムを酵素によってつくられた「はさみ」を使ってDNAを切断し、遺伝子を書き換えるゲノム編集技術も発見されています。
クリスパーキャス9のメカニズムは？何がすごい？
近年、クリスパーキャス9と呼ばれるゲノム編集技術が話題になっています。

クリスパーキャス9とは、ゲノム編集技術のことで、2020年にジェニファー・ダウドナ及びエマニュエル・シャルパンティエの両教授がノーベル化学賞を受賞しました。

クリスパーキャス9がノーベル化学賞を受賞した理由としては、今までの技術とは違い、狙ったゲノムの場所を簡単に改変できる点にあり、従来の遺伝子組換えと比べて安全だ
ともいわれています。

クリスパーキャス9は、ガイドRNAでお目当てのDNAの塩基配列を探してキャス9が「はさみ」として塩基配列をカットするのです。
この際にカットするだけでなく、挿入したい塩基配列を導入することでDNA配列を組み込むことも可能になり遺伝子疾患の治療にも期待ができます。

遺伝性疾患には何がある?

遺伝子疾患には、染色体異常疾患やダウン症、13番トリソミー・18番トリソミーと言ったものがあります。
遺伝性疾患は、日々の生活に支障があるものやないもの様々ですが、それぞれ染色体の異常が原因であり、遺伝子組換えやクリスパーキャス9の応用などで治療することすることが期待されています。

最後に

医療・介護分野の課題解決に向けて、ヘルスベイシスは「HR × IT × 医療・介護」の領域で事業に取り組んでいきます。

興味のある方は、ぜひ気軽にカジュアル面談にお越しください！