こんにちは。dotDデザイナーの山口です。
タイトルからなんとなく年代が想像できなくもないですね。
さて、実はここ数ヶ月、採用活動を加速させるために数十人のデザイナーさんたちとお話する機会があったので、カジュアル面談に関して色々と書いてみようかなと思います。
同じように採用側の人間としてカジュアル面談を実施する方や、話を聞きにいく側の方など、この記事の内容が何かの参考になれば幸いです。
▼目次
- dotDでのカジュアル面談って?
- ① 採用面接の手前に位置するコミュニケーションの場
- ② 応募者の聞きたい内容についての会話をする場
- 目的・ゴール
- 『記憶に残る』ために気にしていること7選
- ❶ 話しやすい雰囲気づくり
- ❷ 自社が抱える課題もちゃんと話す
- ❸ 現場の声を届ける
- ❹ 声をかけた理由や背景を伝える
- ❺ 情報収集の場であることを忘れない
- ❻ 類似性の法則を使ってみる
- ❼ タイプ別にアプローチを変える
- 最後に
- We are hiring!!
dotDでのカジュアル面談って?
ひとくちに「カジュアル面談」と言ってもパターンはいくつかあります。
① 採用面接の手前に位置するコミュニケーションの場
現在実施しているカジュアル面談の多くは、ダイレクトリクルーティングの一環として行なっています。さまざまなメディアを利用して直接デザイナーさんにお声がけさせてもらった上で面談を実施しています。
よくよく考えると、dotDという知らない会社からの連絡で、実際にお話を聞いていただく時間まで割いていただいた方には感謝しかないですよね。
この気持ちは大事ですね。
② 応募者の聞きたい内容についての会話をする場
こちらの形式のカジュアル面談は、あまり実施できていません。
今後は僕達のことを知ってもらうためにも必要な場だと思っています。
採用面談を実施する場合は、参加メンバーが限られてしまうのですが、この形式でのカジュアル面談であれば、どんなメンバーともお話出来るようにしたいです。今後具体的に検討します!
目的・ゴール
会社の事を知ってもらうことは大前提です。
そして興味を持ってもらい、求人募集に応募してもらうこと。
これに尽きます。
ただし、転職意欲は人によって異なりますよね。
現時点で「いますぐ転職するために会社を探している人🔥🔥🔥」もいれば、「いますぐ転職は無理だが、ゆくゆくは別の会社でやりたいことがある」などステータスが異なる方々に向けてdotDという会社を候補に残すことが出来れば良いわけです。
『記録に残る選手になるより記憶に残る選手になりたい』
みたいなやつですね。
じゃあ記憶に残してもらうにはどうしたら良いでしょうか。
会社として奇抜な事業をしているわけでもなく、僕自身もモヒカンとか見た目のインパクトがあるわけではないですし、するつもりもないです。
『記憶に残る』ために気にしていること7選
記憶に残してもらうというのはちょっと大袈裟かもしれないですが、面談終了時に「お話しできて楽しかったです!」とか「他社のデザイナーさんと話す機会が少なかったのでとても良い時間になりました!」などというありがたいお言葉をもらったりすると、こちらも嬉しいですし貴重な時間を割いて参加していただいて無駄にならなくてよかったな〜と思えます。
ということで、僕が面談の際に気にしていることを挙げてみました🙌
❶ 話しやすい雰囲気づくり
カジュアル面談ですし、「カジュアル」に会話ができる雰囲気を重視します。もちろん礼を欠くことはあってはならないですが、面接では無いですし、相手は未来の仲間になってもらえるかもしれない方です。
そもそもお堅い社風でもありませんし、相手にとっては「僕=dotD」な訳ですから、その点は意識して面談に臨むようにしています。
単純に堅苦しい雰囲気が苦手なだけ、ともいえますが…笑
❷ 自社が抱える課題もちゃんと話す
良いところだけをひたすらアピールしたい気持ちもわかります。
仲間になって欲しいですし。とはいえ、いま会社で抱えている課題が見えているならば、そこは正直にお話しするのが良いと思っています。
良い点しか伝えずに入社してもらったとしても、結果的には相手にとってのミスマッチに繋がるわけです。その課題も含めて一緒に解決していけるような仲間を探しています!くらいのことを伝えるようにしています。
❸ 現場の声を届ける
カジュアル面談でお話し出来る部分のメリットともいえると思います。実際に現場で手を動かすデザイナーであるからこそ話せることもありますし、より具体的な働き方などをお伝えできます。
また僕自身、元はdotDの求人に応募した側の人間な訳です。外から見えていたdotDと中に入ってからのdotDの両面で感じた事や見えた事をお話しすることができるので、通常の面接ではお伝えしきれない部分になるかもしれません。
❹ 声をかけた理由や背景を伝える
特にダイレクトリクルーティングの場合は当然の事ですが、なぜdotDからお声がけしたのかを、お伝えするようにしています。
経歴・ポートフォリオ・個人活動など、デザイナーさんによって魅力はさまざまですが、dotDのカルチャーにフィットしそうだなと感じたり、現在のDesign Div.に足りないポジションの人だな、などと思える方にお声がけしているケースがほとんどです。
❺ 情報収集の場であることを忘れない
これは意外と大事なことかなと思っています。
こちらから会社の特徴や魅力を伝える場であることは間違いないのですが、同時に相手の方の所属している会社での働き方や、チーム構成・プロジェクトに関することや社風など、さまざまな生の声を聞くことが出来る場でもあるんですよね。
一方的に押し付けるだけではなく、自分にとっても有益な場となるように興味のある部分はどんどん突っ込んで聞いてみましょう。
❻ 類似性の法則を使ってみる
類似性の法則は👇
自分と共通点を持つ人に親近感を覚える心理作用を、心理学では「類似性の法則」といいます。類似性の法則は、相手との共通点が多くなるほど強力に作用します。
ということで、自分と相手で共通点があると急に距離が近くなったりしますよね。早速ミラーリングしてみましょう…なんてことはする必要はなく。
面談の短い時間の中でも有効で、たとえば実例として「趣味が同じ」「フリーランス経験があり、また企業に所属した」「制作会社出身」「採用を担当している」「共通の知り合いがいた」など、案外共通点は見つかるものです。
そういった会話で、どこかこの人とは似た点があるという事が分かると会話も弾み、より記憶に残ってくれるのではないかと思っています。
❼ タイプ別にアプローチを変える
会話を進める中で、ご本人が「何を大事にしているか」によっていくつかのタイプに分かれます。もちろん、それしか大事にしないという訳ではなく、何に比重を置いているかを判断材料にしています。
A 事業重視タイプ
「よりユーザーに近い位置でのものづくりをしたい」であるとか、「社会課題を解決したい」「こんな領域での事業を立ち上げたい」など具体的に自身が携わりたいものが見えていて、それが実現できる場所を求めている方です。
B 裁量重視タイプ
「事業やプロジェクトにどこから関与出来るか」「より上流のフェーズから関与していきたい」「UXデザインをやりたい」などデザイナーはどういった裁量で仕事をするのかを重視する方です。
C 環境重視タイプ
リモート勤務やフレックス制の有無、社員の年齢層や社員同士のコミュニケーションの有無、女性であれば育児休暇についてなど、主に労働環境を重視して、安心して働ける環境を求めている方です。
どういったことに重きを置いているかで、その内容を多めにお話をすることでアピールするようにします。幸いにもdotDはどの点も強みとしてお話しできる事が多いのです。
ちなみに A>B>C の順でdotDへのマッチ度は高いかなという印象です!
※Cタイプの方が向いていないという事ではありません
最後に
結構な数のカジュアル面談を実施して、個人的にも得るものが多かったなと思います。もちろん業務の時間を割いて採用活動に充てている状況ではありますが、通常の業務では得ることが難しいものだったと思います。
たとえば、同じ立ち位置(採用を担っていたり、チームづくりをしている)のデザイナーさんとの情報共有ができる。接点のなかったデザイナーさんとの「繋がり」のきっかけになる。などです。
これからカジュアル面談をする側もされる側も、お互い有効に場を使うことを意識することで、Win-Winになれると良いですよね!
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