皆様こんにちは。カホエンタープライズの湯野です。
本日は、嘉穂無線ホールディングス株式会社 人事総務部の山口亮太さんにお話を伺います。
嘉穂無線ホールディングス株式会社は、ホームセンター「GooDay」を運営する株式会社グッデイ、電子工作キットを販売する株式会社イーケイジャパン、そして当社株式会社カホエンタープライズを傘下に持つ、持株会社となります。
山口さんは2011年に新卒でグッデイに入社され、今年で13年目になります。店舗での勤務経験の後、2016年から人事総務部に配属され、研修・教育関係から採用まで、幅広い経験を持っておられます。実は私(湯野)も、新卒でグッデイに入社した際、山口さんには選考の過程で大変お世話になりました。
今回は山口さんに、これまでのキャリアや採用活動を行う上でのポリシー、これからカホエンタープライズが求める人物像について伺いました。
(本社オフィスの入口で撮影しました。緑がいっぱいです!)
【学生時代】
ーーー本日はよろしくお願いいたします。まずはこれまでの経歴について伺ってみたいと思います。山口さんはどちらのご出身ですか?
山口:福岡市南区の出身です。高校卒業までを福岡で過ごし、大学は東京に進学しました。大学では社会学系の研究に取り組んでいました。
ーーー学生の頃に打ち込んでいたことはありますか?
山口:中学までは剣道、高校・大学ではボクシングをしていました。大学生の頃は、月曜から土曜まで毎週6日ジムに通ってトレーニングに励んでいました。当時は今より30kg以上痩せていましたよ(笑)
ーーー学生の頃、何かアルバイトはされていましたか?
山口:喫茶店とファミリーレストランでアルバイトをしていました。ファミリーレストランで働いていたときに、印象深い出来事がありました。店舗の正社員の方がお客様に提供する魚を焦がしてしまってクレームを受けたのですが、社員の方に頼み込まれて、なぜかアルバイトの自分が代わりに謝ることになりました。その時社員の方から言われたのが「山口さんの顔つきが人を怒らせない効果があるから。」という理由でした。それで実際にお客様のところへ行ってみると、激怒されていたお客様からあまり怒られずに乗り切ることができました。以来「この顔つきは得してるのではないか」と思うようになり、ちょっとした自信にもなりました。
ーーー学生の頃の交友関係はいかがでしたか?
山口:地元の友達、好きなブランドの服を一緒に買いに行く友達、ボクシング関係の友達など、いろんな友達をつくるのが好きでした。また、当時は大人と一緒になって遊ぶのが好きで、自分の知らない世界を見聞きできることが楽しかったです。そのおかげで、人に話しかけることや年上の方とコミュニケーションをとることへの抵抗はなくなったと思います。採用の仕事だと初対面の人と話すのが前提になるので、当時の経験が活きているかもしれません。
【就活~採用担当になるまで】
ーーー出身は福岡で、大学時代は東京で過ごされた山口さん。就職活動をする際には、地元にUターン就職しようと考えていたのですか?
山口:もちろん頭の片隅には、地元に帰るという選択肢もありました。しかし、場所に対するこだわりはあまりなくて、福岡に戻ってもそのまま東京にいてもどちらでも良いと思っていました。
ーーーグッデイの選考を受けたきっかけは何でしたか?
山口:当時、働く場所も業種もあまり絞らずに就活をしていました。就活を始めて間もない頃、明日すぐに参加できる就職説明会は無いかと就活情報サイトで探していたところ、たまたまグッデイの説明会が東京で開催されているのを発見しました。そこで、懐かしい気持ちに駆られて参加してみることにしました。当時はグッデイが九州にしかないと認識しておらず、気軽な気持ちで参加しました。東京だとグッデイを知っている人が少ないので、説明会に参加している人もわずか2名でした。たまたま東京で説明会があったことでご縁がありました。
ーーーグッデイへの入社の決め手について教えていただけますか?
山口:説明会等色々と話を聴く中で、グッデイの事業内容や理念が自分自身が持つ価値観(モノを大切に扱う(モノを大事に使う、長く使う))と強い親和性を感じられたことが、グッデイへの大きな入社の決め手となりました。
ーーー入社されてからはどのような仕事を経験してこられましたか?
山口:新卒で入社後、山口県にある宇部西店に配属されました。当時のグッデイでは売場が4つの区分に分かれていたのですが、私はレジャー用品等を扱う第4売場に配属されました。しかし、当時の店長からは「何でもやりなさい」「みんなが助けてくれるから一番に動きなさい」と言われ、いろんな経験をさせていただきました。
約2年間勤務した後、豊前店に異動しました。ここでは工具や水回り関係を扱う第2売場と、日用品等を扱う第3売場を経験しました。担当売場が変わりましたが、最初の店舗で何でもやっていたため、あまり抵抗はありませんでした。
さらに2年ほどして中津大貞店の第1売場(園芸関係等を担当)に異動し、4つの売場全てを経験しました。その後、2016年に人事総務部へ異動しました。
ーーー人事総務部への異動は希望されていたのですか?
山口:異動希望は特に出していなかったと思います。なので、会社側としても自分自身のパーソナリティも踏まえた上で人事総務部への配属を決定したのではないでしょうか。
ーーー人事総務部への配属後は、どのような業務に取り組んでこられましたか?
山口:最初の2年間は社内研修を担当していました。一番初めに任された仕事は各店舗ラウンドで実施する「挨拶研修」です。自分が店舗を回り、従業員の方に挨拶や五大接客用語を指導するという内容でした。自分より年上の店長に挨拶を指導するという経験で、かなり度胸がついたと思います。その後、1年ほど採用と研修の兼任期間を経て、採用担当専任になりました。
(パソコンと向き合っている時もニコニコです。)
【採用担当として】
ーーー現在の業務について教えてください。
山口:グッデイの新卒採用、中途採用(カホエンタープライズ含む)、パート・アルバイトの管理、障がい者雇用に至るまで、採用関係の業務を幅広く担当しています。履歴書を確認するところから、面接、内定後の面談に至るまで、採用フロー全体に携わっています。
ーーー日々の業務の中で楽しいと感じるのはどんな時ですか?
山口:人の成長に喜びを感じられることです。自分が採用に携わった従業員がしっかり仕事に取り組んでいる姿を見るのが嬉しいです。成長の過程や活躍している姿をみて、「この人が働くきっかけに自分が携われたんだ」と心の中で思えるのが採用の楽しいところでもあります。自分の価値観も年々変わってきていると感じています。
ーーー逆につらいと感じる時はありますか?
山口:やはり退職者が出たときですね。前向きな理由でなくネガティブな理由で退職される場合は悲しく思います。選考の段階では、適性があると見込んでいろいろな将来像を思い浮かべながら採用しているわけですが、その適性を活かせるような機会を提供してあげられなかったことを心残りに思います。
ーーー採用活動は貴重な出会いに恵まれる楽しさがある反面、人の人生を左右する重責も伴うと思います。日々の業務に従事するにあたって、気を付けていることや心がけていることはありますか?
山口:「自分で決める」ことのサポートをしたいと考えています。採用の方針として、無理やり入社を決断させようとすることはしておりません。一方的に押し付けて半ば強制的に入社を決断させるのではなく、あくまでも本人の意思に沿い、入社するかどうかを決断してもらうように意識しています。人にやらされるのではなく、「自分で決めた」ということが大きな心の拠り所になると考えているからです。そのために、決断するための材料はできる限り全部与えたいと考えています。相手が欲しいと思っている情報は可能な限りお伝えして、「自分で決める」ためのサポートに注力しています。
また、「門を閉じない」ことも非常に重要です。基本的に嘉穂無線ホールディングスでは採用の窓口を閉じることがありません。一度閉じてしまうと、もし非常に適性が高い求職者の方がいたとしても、その方に出会う機会すらなくなってしまうからです。採用に関しては「来るもの拒まず」という雰囲気で、多くの人に開かれた環境を目指しています。
ーーーたしかに、自分が入社前に面談した際にも、多数の質問に惜しみなく答えていただいた印象があります。そのおかげで不明点や不安な箇所はほとんどない状態で入社できました。
山口:自分はこの会社のことを良い会社だと思っていますが、それは他の人にとっては違う可能性もありますし、本人にしか分からないですよね。だから、判断材料はたくさん与えて、最終的な決定は相手に委ねるという手法をとっています。
ーーーそう考えると、嘉穂無線ホールディングスの採用の仕組みにはDIYの要素があるんですね!判断材料や情報を集めて、自分のキャリアプランという作品をつくっているわけですね。
山口:なるほど!(笑)やはり、既につくられたものにはまっていくだけの人よりも、自分で創造する人が多い方が楽しいですよね。上から押さえつけるようなことをせず、人を人としてちゃんと扱っているのがこの組織の良いところだと思います。
【プライベートについて】
ーーーここからは少しプライベートの過ごし方を伺ってみたいと思います。休日はどのように過ごされることが多いですか?
山口:中学2年生の娘がおりますが、最近はスイーツが無いと一緒に出かけてくれないので、ドライブついでにスイーツを買いに連れて行っています。美味しいお菓子を使って、何とか娘を連れ出す口実をつくっています(笑)他には家族みんなでキャンプに行く等、一緒に過ごして話をする場を大切にしたいと考えています。また、毎晩娘と犬の散歩に行くのをルーティンにしています。
ーーー毎晩ですか!それはすごいですね。
娘は特に用事が無い限り父親とはなかなか話してくれなくなるので、こうやって話す機会をつくるようにしています。たとえ喧嘩していても一緒に行きます(笑)もちろん一人で遊びに行ったり、友達と出かけたりすることもありますよ。
ーーープライベートでも「家族でつくるいい一日」を意識されているんですね!
山口:いいこと言いましたね。そのまま書いておきましょう(笑)
※「家族でつくるいい一日」はホームセンターグッデイの企業理念です。
(人事総務部のメンバーと。家でも職場でも、人とのコミュニケーションを大切にしています。)
【嘉穂無線ホールディングスの魅力】
ーーー嘉穂無線ホールディングスの良さはどんなところだと思いますか?
山口:人柄が良く、人間的に優れた人が非常に多いことです。正社員として採用される従業員は全員、会社のトップが選考の過程で顔を合わせています。社長の中に共通した方向性や価値観があり、それに照らし合わせて採用されていることが、従業員全体の「人の良さ」に現れていると思います。
ーーー山口さんの目から見て、カホエンタープライズはどんな企業ですか?
山口:いろんなことが新しい組織で、働き方や業務内容など、日々様々な実験をしている企業だと思います。合理的な考えの人が多く、「仕事らしくする」ための体裁を整えるよりも課題解決に向けた最短ルートを目指しているので、結果が出ているのだろうと思います。
【求める人物像について】
ーーー選考を行う際に意識的にチェックしているポイントはありますか?
山口:「勉強」という言葉がキーワードになると思います。常に学び続ける姿勢がある人が良いですよね。また、「その人らしさ」を仕事で表現できている人が良いと思います。自分がこれまでの人生で積み重ねてきた「やれること」と、これからの人生で「やりたいこと」の両方を話してくれる人は非常に魅力的です。どちらか一方だけになってしまうと、その人なりのビジョンとして少し物足りないかなと感じてしまいます。
ーーーカホエンタープライズにはどんな人が向いていると思いますか?
山口:カホエンタープライズが取り組む「データの民主化」を面白がって取り組んでくれる人や、社会課題の解決にデータというアプローチから挑むことに意義を感じてくれる人が向いていると思います。ただパソコンに向き合ってプログラムを書くだけではなく、その先にある新しい働き方や、そこで働く人の顔が見えることが大事だと思います。
ーーー最後に、カホエンタープライズへの入社を希望されている皆様へのメッセージをお願いします!
山口:カホエンタープライズを通して、自分のやりたいことを実現したり、世の中を良くしたいと考えていただけると嬉しいです。大きな秘めたポテンシャルを持つこの組織を是非うまく活用してほしいと思います。既に組みあがった組織の中で歯車的に働くのではなく、これから一緒に新しい組織をつくっていく意識のある方や、従来の働き方にとらわれずゼロベースで考えられる人が非常に向いていると思います。皆さまのご応募をお待ちしております!
(人事総務部長の渡辺さんと。やっぱり笑顔が素敵です!)
【編集後記】
いつもニコニコ笑顔で、明るい表情が印象的な山口さん。職場でもプライベートでもコミュニケーションを非常に重視されており、人とのつながりを大切にする人柄が文面からも伝わってきたのではないでしょうか。いろいろなお話を伺いましたが、中でも印象的だったのは、自発的に決断することを重視する採用の方針です。人の心情や価値観を尊重する弊社の社風がよく表れていると感じました。
「新しい組織づくりに参画したい!」「自分の人生はちゃんと自分で決断したい!」そう考えておられる方にとって、カホエンタープライズはうってつけの場所だと思います。私たちと一緒に、ぜひカホエンタープライズをもっと面白い会社にしていきませんか?皆様のご応募を心よりお待ちいたしております!