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こんにちは!
オータム代表取締役の内山です。
オータムでは週に1回のペースで社内報を発信しています。
役員の会社に対する想いやビジネスについてのノウハウやマインドについて、会社の方針についてなど、内容は多岐にわたります。
今回はそんななかのひとつを公開します。
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今回は正解を知らない者同士の議論は不毛であるというお話しをします。
これは僕が新卒時代の上司に口酸っぱく言われていたことで、業務上の疑問や不明点を、新卒同士で話し合って解決しようとしているとかなり温度感高めで怒られました。
理由は2つあります。
1. 正解を知っている人に聞いたほうが圧倒的に早い
いわずもがなですが、正解を知ってる人がいるのであれば聞けば済むことです。
意図的に答えを導き出すように指示されていないのであれば、正解を知らない者同士が正解を導き出そうとする時間自体が無駄というわけです。
2. 最終的に正解かどうかの判断がつかない
正解を知らない者同士が議論をして、「正解だと判断した」ものが本当に正解とは限らず、場合によっては間違ったものを正解として認識をしてしまう可能性があります。
実際に、そういった形で効率の悪い業務ルールや間違ったナレッジが定着してしまい、組織にとってマイナスを生んでしまうこともありますし、正解かどうかを最終的に確認する必要があるならば、やはり正解を知ってる人に確認すれば済む話です。
業務ではなく、エンジニアとしてのスキルを身につけるための研鑽においては、正解を聞くのではなく「自分で解決できるチカラ」を身につけることが非常に重要ですが、実際の業務を進める上ではここの切り分けがすごく大切です。
自分で調べてわかりそうな内容であればまずは調べてみるアクションは大切ですが、基本的にはわからないことは積極的に聞く、そして同じことを2回聞かないこと(1回でナレッジとして蓄積する)が最速で成長するために重要です。
これは今後皆さんが人に教える立場や管理する側になったときも同じです。
管理しているチームで無駄な議論が発生し、不要な時間を費やしてしまったり間違った答えをもとに業務が進んでは全体のパフォーマンスが低下してしまい、管理者の資質が疑われることになります。
自分でもわからないことであれば、「〇〇さんに聞きに行こう」とか「〇〇さんに確認して」という指示が出せれば、一瞬で解決することも多いはずです。
また、個々での議論で毎回済ませてしまうと、チームのナレッジ蓄積が遅れるというリスクもあります。
例えば5人のチーム中、4人が正解を知らないとしたら、1人が疑問に感じた時点で正解を知ってる1人に確認し、その正解をナレッジとしてチーム内共有するというフローが確立できれば一度の確認作業で5人の共通語がひとつ増えることになります。
いかに効率的に業務を進めていくかを考えるときに重要な考え方ですし、それが自身のバリュー(付加価値)を高めていくことにつながっていきますのでぜひ意識してみてください。
内山