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製材業を地道に営んできた真摯さに惚れて。里山の循環の実現に挑む、46歳の挑戦。

25年以上建築の現場に携わってきたベテランが、なぜフォレスト・ドアグループに転職したのでしょう。1300棟以上の施工設計を経験したからこそ見えてきた木材のおもしろさに惹かれ、材木の価値向上と里山の循環の実現に挑戦する。いつ始めても、遅くない。46歳の挑戦を聞きました。


岸本泰典 / 第一事業部工事部

現在46歳。学校を卒業してから、25年ほど建設業に従事。3840歳までは公共事業がメイン、3940歳以降は木造住宅をメインに76年ほど、現在のフォレスト・ドアグループに転職。前職の仕事を通じて、木材に関して興味が湧き始めた。自社で生産、加工、施工を一貫して行う事業に惹かれ転職。

これまでの経験やウッドショックから、より業界の課題に着目するように

ーー岸本さんは、そもそもなぜ建築に興味を持たれたのでしょう?

実は隣家を新築で建設する現場を、中学校3年生の時に偶然に見て興味が湧いたんです。高校卒業後、建築の専門学校に進学しました。2年間専門学校に通い、その後公共工事をメインとする建設会社に就職しました。


ーーその後、別の会社に転職されましたよね。きっかけはあったのでしょうか。

地方では公共の新築田舎だったため改修工事などの需要が減り、案物件数が少なくなっていきました。すると現場に出る機会ことが少なくなり、現場にいないにも関わらず給与をもらう状態に居心地の悪さを感じるようになったんです。そこで、39歳のとき、前職の会社に転職を決めました。


ーー居心地の悪さを大事にする勇気が素敵です。前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょう?

前職では、設計をメインに担当し、会社の主な事業としては、こだわりのある注文住宅の設計・施工を行っていました。7年間、施工管理や発注業務現場監督などを担務しましたね。太陽熱を利用したて床暖房をつくったりと、自然エネルギーを活用している特色のある企業でした。お客様の反応が直接見えるので、働きがいもありましたね。


ーー地産地消の木材を扱う、フォレスト・ドアグループに転職するきっかけはあったのでしょうか?

前職では木造住宅の事業部があり、木造住宅を設計していました。その中で、大よそ3年前にウッドショックが起こったことで木材の流通に関心に興味を持つようになりました。ウッドショックとは、当時、主な輸入国だった中国やアメリカが、自国で木造住宅を多数建設するようになったことがきっかけといわれています。特に住宅の骨組みになる材料であるベイマツなど、外材が入ってこない、入ってきたとしても非常に価格が高い、という供給量も価格も安定しない状況を目の当たりにしたことが大きな理由です。


ーー木材は基本的に外国産のものを使うことが主流なんですね。

そうですね。以前は木材を切り出して製材しても、安価すぎてあまり商売にならない状況でした状況です。その結果、日本の山が荒廃していく悪循環ですね。その課題にアプローチできるフォレスト・ドアグループの事業展開にも惹かれましたね。

仕事が好きでアイディア豊富。主体的な仲間と共に働く、自慢の職場。

ーー話は変わりますが、フォレスト・ドアグループに転職した理由を教えてください。

前職の経験を活かして、施工管理がメインの公共工事や現場管理という職種も転職先の候補にあげていました。ただ、今までと同じことではなく、新たなチャレンジをしたい、という思いもあったので、フォレスト・ドアグループの事業展開が魅力的に感じましたね。


ーー長年、建築業界で働く中でも珍しい業態なのですね。

そうですね。会社自体は20数年前から知っていたのですが、まさかここまで森林の6次産業化に力を入れているとは知りませんでした。皆さんに入社にあたってお話を聞く前までは普通の製材所だと思っていました。


ーー現在の業務内容を教えてください。

現在は、グループ会社の一つである木栄株式会社木栄の工事部署に所属し、大工にかかわる現場管理をメインに担務しています。具体的な案物件だと中学校の新築工事を行っています。工事部に加えて、製造部が2030人くらい、営業部が7〜8人ほどでチームを組んでいます。


会社概要
山林を資源化し、循環する里山をつくる古くから人々に楽しみや憩い、癒しをもたらしてきた自然豊かな里山の景観。しかし経済発展に伴い、人の暮らしが里山から離れてしまった結果、農村の過疎化が進み、放置された山林が増え続けています。私たちは、木材の生
https://www.mokuei.co.jp/company-info/


ーー建設業界に長年いる、岸本さんだからこそ見えるフォレスト・ドアグループの魅力は何ですか?

仕事が好きでアイディアが豊富な人、いろんなことに挑戦したい人が多いので、一緒に働くのが楽しいたのしいですね。できないことができるようにと、毎日皆が努力仕事をしています。そんな恵まれた環境の中で、自分自身も限界を決めないようにしています。その時々時において、最善の選択を行うことを大切にしているというか。


ーー素敵な仲間と共に働ける環境なのですね。仲間が集まる点において、何が一番の求心力になっているのでしょうか?

そうですね。社長の魅力も然り、地域と丁寧に関係性を築きながら地道に今まで積み重ねてきた実績や信頼があってこそ、色んな人が集まってくるのだと思います。また、「丹波の山林を資源化し、循環する里山をつくる」や「森林の6次産業化の発展」をという目指していることの社会的意義や明確さも一つの要因だと感じています。


【代表インタビュー】「森林の6次産業化を拡め、循環する里山づくりを」兵庫県丹波市から日本の地方創生を目指す覚悟とこれからについて | 株式会社フォレスト・ドア
「自分以外の誰がやるんだ。」そう覚悟を決めて、決断できる人は一体どれくらいいるでしょうか。日本の国土の3分の2は森林であり、その大きさは約2500万ヘクタール。しかし、それにも関わらず衰退の一途...
https://www.wantedly.com/companies/company_6673092/post_articles/432134


必要だから、やる。真理を追及する、信念に惹かれた。

ーーフォレスト・ドアグループの持つ、岸本さんから見た一番の魅力は何でしょう?

先ほども少し触れましたが、山を循環することって、必要なことだと思うんですよね。客観的に見ても、「やっぱり必要だ」と誰もが思うことに、先陣を切って挑んでいる姿が魅力だと思いますね。日本初の「森林の6次産業化」に再現性を持たせることができる企業として、私もその一助になれればと考えています。


ーー一方で、岸本さんの感じる業界全体が持つ課題を教えてください。

課題と言うよりこうあれば良いなという希望点観測ですが、農業と同様に、生産者の名前と顔がきちんと分かることが、家づくりにおいても大事にされるべきだと思います。誰がどこの木材を切り出し、誰が設計をして、誰が建てた家か、ということが分かることはこれから必要だと思いますね。


ーーフォレスト・ドアグループは現在、様々な新規事業展開を行っています。岸本さんから見て、このチャレンジはどう見えていますか?

同業界で見ても、このような大きなチャレンジ、動きをしている企業は稀だと思います。やはり腰の重い業界というのは否めないと思いますので。解決しなければならない課題も明確な中、ファーストペンギン的にどんどん様々な挑戦をしているのは社員の一員ながら非常に感銘を受けます。このような動きが、業界の未来を変えるきっかけになる可能性があると考えるとワクワクしますね。


ーーどんな方がマッチすると思いますか?

色々なことに挑戦したい人、がいいなと思います。皆が色んなことを考えてはいると思うのですが、その気持ちを自分なりに表現出来る人がいたらいいなと思いますね。地方移住へのハードルを感じている人でも、木が好きな人や自然が好きな人、好きになれそうな人であれば、ぜひ一緒に挑戦してほしいですね。人も親切な人ばかりですし、飛び込んで来てくれたら嬉しく思います。




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