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【社員ストーリー Vol. 01】スタートアップって実際働きやすい!? COOが1か月育休を取れた理由とは?

はじめに

はじめまして!株式会社RevieでCOOを務めている佐竹です。

Revieは、先日1億円の資金調達を終えたシード期のスタートアップで、B2C事業者向けの顧客体験パーソナライゼーションSaaSを提供しています。

私はベイン・アンド・カンパニーというコンサルファームで4年ほど働いたのちD2Cスタートアップに転職。その後ベイン時代の同僚だった中沢(弊社CEO)から誘いを受け、彼の想いに共感し、2人目のフルタイムメンバーとしてRevieへジョインしました。

Revieではビジネスサイド全体を統括しており、事業戦略・活動計画の策定から、お客様のもとに出向いてのセールスやプロジェクト運営まで、守備範囲広く仕事をしています。また少人 数とは言えBizサイドもチームで動いているため、個人プレーのみならずチーム全体のマネジメントにも取り組んでいます。

普段このような仕事に取り組んでいる私ですが、プライベートでは2022年8月末に第一子が誕生し、翌月から1か月間育休を取得させていただきました!

初期のスタートアップでメンバーが丸1か月席を空けることは、会社としても非常に挑戦的ではありましたが、幾つかの工夫によってこれを実現することができました。

この記事では、シード期のスタートアップCOOである私が1ヶ月育休を取れた理由について詳しくお話したいと思います。特に「スタートアップへの転職を検討中だが、働き方の観点で躊躇している方」や「現在スタートアップで働いていて出産・子育てなどのライフイベントを控えている方」に向けてお話しています。この記事が、スタートアップ転職への後押しになれば嬉しいです!

スタートアップへの一般的なイメージ =「ワークライフバランスって?!なにそれ?おいしいの?」

みなさん、スタートアップと聞いて、どんな働き方をイメージされますか?「ブラック?」「ワークライフバランス皆無?」「とにかく忙しそう、私用で休むなんてできるの?!」と思われる方が多いのではないかと思います。

Revieは、最近シードラウンドで1億円の資金調達をしたばかりで、現在は、PMFを目指して初期の顧客獲得とプロダクト開発に取り組んでいます。プロダクトを繰り返し市場に問い続ける、楽しくもチャレンジングなフェーズにあります。

特にシード期では、メンバーが少ないなか刻々と事業ステータスが変化していくため、メンバーが1人でも欠けるとその影響は大きく、さらに経営メンバーが持ち場を離れることは一段と難しいこととされています。私も例外ではなく、自己紹介で触れたように、Bizサイド全体を管掌する立場で幅広く業務を受け持っていました。

そんななか育休を取りました

そんななか、8月末に子供が産まれたその直後から、4週間の育休を取得することを決意しました。育休の内容としても、4週間のうち最初の2週間は完全にオフとして子育てに全集中し、 後半2週間はフルリモートで1日数時間の時短勤務とがっつり育休を取ることができました。

私自身、「子育ては夫婦にとって最初で最大の共同作業」と考えていましたし、特に出産直後~生後3ヶ月までは母親への心身的負担が大きいので、妻をそばで支えたいという気持ちが強かったです。とは言え、前述のとおり事業フェーズとしてはハードな局面にあったため、育休の取得に際して努力と工夫が必要だったのも事実です。

お宮参りで撮った家族写真。子供の健やかな成長のついでに、Revieの成功もお祈りしておきました!

なぜシード期のスタートアップCOOが育休を取れたのか?

ここからは、Revieが今回の育休を実現するべく取り組んだ3つの工夫を紹介していきます。

1. 会社として育休取得を推奨・応援する思想

私たちRevieは会社の思想として、「スタートアップは長距離走であり、プライベートの充実を通して心身をパワフルに維持することも走り続ける上で大事」と考えています。

まず前提として、Revieはゴリゴリ仕事できる環境です。特に現在は「0→1」の非常にエキサイティングな事業創出フェーズにありますし、個人的にはライフとワークの境界は曖昧であり、週末も気が付いたら事業のことを考えてしまい、それを楽しむような人間です(笑)

一方で、スタートアップでの事業成長は10年単位の足の長い仕事です。

「ここまで走り切れば終わり!」という短距離走ではなく、長い時間持続的に成果を出し続けなければならない仕事です。だからこそ、メンバーがプライベートをしっかり充実させ、心身ともに最高の状態であるからこそ、仕事でも最大のパフォーマンスを発揮でき、結果として会社が持続的に成長し、社会に大きなインパクトを創出できると思っています。

そうした思想もあり、今回の育休取得に向け我々は早くから準備を始めました。

妻の妊娠が発覚した昨年12月ごろ、当時まだフルタイムメンバーが私と中沢の2人しかいない時点から「育休は会社としてもしっかり取れるようにしたいよね」と話をしていました。そこから、他の企業での育休制度などを調べ始め、Revieとしての育休制度をゼロから作っていきました。

2. 密なコミュニケーションを通して、育休取得に対するポジティブな雰囲気を醸成

今回の育休取得に関して、チームメンバーと私の間でしっかりコミュニケーションを取ることで、会社全体として私が育休を取ることに対してポジティブな雰囲気を作ってもらいました。

例えば、代表の中沢から、メンバー全員が参加するMTGで私の出産&育休取得について話してもらったり…


私からもチームメンバーに対して、育児のリアルを積極的に共有したり…

このように、私から子育ての様子を伝えたり、チームからリアクションをもらったりして、チーム内で相互のコミュニケーションを密にはかることで育休に対するポジティブな雰囲気を作ることができたと思います。

また今回は社内のメンバーだけでなく、Revieの投資家の皆さんにもこのニュースをお伝えしました。事業を一緒に進める仲間である投資家の皆さんへも出産の様子や育休に入ることを伝え、育休応援の雰囲気をさらに醸成できたのも良かったと思っています。

3.自分がいなくても、仕事が進む仕組みを作る

こういった「思想」や「雰囲気」といったソフトな仕掛けだけでなく、自分が不在でも仕事が回るように「仕組み」を準備していたことも、今回上手くいった理由の1つだと思っています。

(1) 仕事内容やコミュニケーションの明文化・透明化

Revieでは、普段からNotion上で思考ログや各MTGでの議論内容をしっかり残して明文化しています。またSlackでのコミュニケーションでも「DM」での会話を極力避け、全員がオープンに会話内容を見られるように透明化を図っています。

このように仕事内容やコミュニケーション内容を、いつでも・どこからでもアクセス可能な状態にしておいたので、私が育休取得直前までやっていたタスクを他のメンバーにスムーズに引き継ぐことができました。また育休期間中、私は夜寝る前の15分間、NotionやSlackを追うようにしていました。このように負担なくタイムリーにキャッチアップできていたので、育休を終えてからの「浦島太郎」状態がなく全速力で再スタートを切ることができました。

(2) 育休期間中のチームの動き方の認識合わせ

私が不在の1か月間に、チーム全体として「いつ・何を・どこまでやるか」の計画をしっかりと立てました。頭数が減ってしまうなかで事業の進捗を遅らせないために、改めて直近のゴールを明確にしたうえで、私がいないことを前提として、タスクの優先順位付けや着手タイミングについてシャープに考えました。

加えて、こうした論点をチーム内で議論を重ねしっかりと認識合わせをしたことにより、メンバー全員が安心して不在期間を迎えられたと思っています。

(3) タスク範囲の明確化

計画は立てるだけではダメで、これまでと変わりなくきちんと実行されることが大事です。

今回も、これまで私が担当していたBizチーム全体のマネジメントも含め、活動計画上の一つ一つのタスクに対してオーナーを明確にしました。「何をやるか」だけでなく、チーム内の「誰が」「どこまでやるのか」をはっきりとさせました。

これによって育休期間中も私がボトルネックになることなく、滞りなく意思決定がなされ、タスクを進めることができたと思います。

実際に育休を取ってみて感じたこと

個人として

今回しっかりと4週間の育休を取得できたことで、私個人としてかけがえのない機会を得られたと思っています。 赤ちゃんは産まれた瞬間から、その小さな身体でぐんぐん成長を重ねていきます。我が子がこのような急激な成長を遂げる期間はなかなかないですし、その姿をすぐそばで見守ってあげられることで、父としての自覚や子に対する愛情がぐっと深まったと感じました。

また、心身ともに大きな負荷のかかる妻を24時間体制で支えることができ、妻との信頼関係もますます深まったと思っています。今後家族として困難に立ち向かうこともあると思いますが、「あのとき一緒に乗り越えたね!」と言えるような共通の経験を得られたことは心強いなと感じています。

会社として

個人としてだけでなく、Revieという会社にも、ポジティブな影響を与えられたと思っています。

まず、ワーク・コミュニケーションを明文化・透明化・標準化する行動規範が強固になりました。今後Revieが事業をスケールさせるなかで、新たなメンバーが増えていくことを想像すると、仕事を属人化せず再現性を高めることは、成長の重要な要件のひとつになります。今回メンバーが不在になる経験を通し、この規範を貫くことのポジティブな効果を実感し、今後も続けていこうという意識が社内に根付いたと思います。

また「育休取得」が制度的にも心理的にもスタンダードになったと思っています。今回私が育休第1号メンバーだったため、ゼロから育休制度を設計しました。今後はメンバーの誰もが、より取得しやすく、かつメリットを最大限享受できるように制度をアップデートしていきたいと考えています。また今回経営メンバーが先陣を切って育休を取ったことで、チームの全員が当たり前に育休を取れる雰囲気がますます強まったと思っています。

生後1ヶ月のタイミングで、フルタイムメンバー全員と顔合わせを行い、誕生をお祝いしてもらいました!

今後について: Revieを日本で一番働きやすいスタートアップへ!

この記事を執筆している現在は、ちょうど4週間の育休を終えたところです。今後1-2か月間はフルリモートで仕事をしつつ、週に1回程度は必要に応じて出社する予定です。子供の成長や妻の体調に合わせて、少しずつ働き方を変化させていきます。初めての育休で試行錯誤の連続でしたが、自分がいなくても業務を回す経験を通して、その後に柔軟な働き方を実現でき、働きやすさを実感しています。

今後は会社としても育休制度のアップデートに留まらず、「日本で一番働きやすいスタートアップ」を目指してメンバーのプライベートを全力で支えるような制度や仕組みをどんどん作っていきたいと思っています。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ここまでお話した通り、Revieではメンバーの働きやすさを最大限追求しながら、事業もガンガン成長しています!そんな我々とともに、会社のミッションである「スキがあふれる社会」の実現を目指して一緒に走ってくれるメンバーを募集しています。

この記事を読んで、Revieに少しでも興味を持ってくれた方やカジュアルに話を聞いてみたい方がいましたら、私のMeetyからお気軽にリーチしてもらえると嬉しいです!よろしくお願いいたします!

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