地域アプリを作ったきっかけは、大阪から西宮に移住し、息子が習い事選びに苦労したことをきっかけに「YeePa!(イーパ)」というサービスを立ち上げ、運営していました。スタジオと教室を2つずつ用意し、先生を100人招いて、月額制で習い事を毎週サブスクで自由に選べるようにして才能を発掘しようとしたんです。オープンの際に都市部では不自由しなかったのですが、YeePa!の広告を出稿するのに最適なメディアが西宮に見つからなかったからです。サービスの知名度向上のためにはメディアを通した宣伝が必要不可欠ですが、新聞の発行部数は減少し、ポスティングの効果は薄く、Web広告を出しても安定した宣伝効果は見込めません。そんな中、大手メディアの掲載対象とならない地域には、同じような悩みを抱える企業は数多くあるのではないかと考えるようになりました。各地域で情報を共有できるメディアが必要だと感じ、このサービスの立ち上げに至ったんです。
CiPPo株式会社
CiPPoは、地域・企業・人をひとつの入口でつなぐ“地域特化型スーパーアプリ”をつくる会社です。 当社のミッションはAIではできない人の力で未来の当たり前を創ることです。 自治体DXや中小企業のマッチング、フードロス対策の事業を通じて、地域に住まう人たちが“自分ごと”として関わりたくなる世界をつくっています。 日々の生活の中で、行政からの大切な情報が届かない。 お店が受け皿を持てずに埋もれていく。 食べられるのに捨てられていく食品がある――。 こうしたモヤモヤは、誰もが一度は感じたことのある地域のリアルです。 私たちはそれを単なる“社会課題”と捉えるのではなく、仕組みとして成立させるプロダクトとして解決することに挑戦しています。 —— 地域スーパーアプリ「CiPPo」 中心となるのは、自治体・企業・住民がひとつの入口でつながる地域特化型スーパーアプリ「CiPPo」です。 スマホひとつで、生活圏内のお店情報、商店のお得な情報、チラシ情報、地域のイベント情報、そういった民間情報に合わせて行政からの通知、防災連絡、ゴミ出しルールのリマインドなどの行政情報… 生活に欠かせない情報を一元化して届けることで、地域の情報格差をなくし、住民が日々安心して生活できる環境をつくります。 特に自治体側の課題として多いのが「届けたい情報がちゃんと届かない」という点です。 自治体の情報には暮らしに直結する大切なものが多く含まれていますが、手段が分断されているために住民に伝わりきらない現実があります。 私たちはこの状況を、単なる通信手段の不足ではなく 「情報が届いたことを実感できるUI/UX」 の欠如だと捉えています。 そのため、誰にでも直感的に使えるデザインと、セグメント配信、再通知、優先度を可視化する仕組みなど、地域に求められる機能を丁寧に設計し、自治体と住民の距離をぐっと縮めています。 そこから生まれるのは、単なるデジタルツールではなく、“つながる安心” です。 子育て世代、高齢者、通勤・通学者…立場や生活環境が違うすべての人が、同じアプリを通じて地域と積極的に関わりたくなる。 それは、地域が“自分ごと”として体感できる瞬間です。 —— Wakeatte(ワケアッテ):フードロスを地域で解決する もうひとつの主要事業が、フードロス削減サービス「Wakeatte」です。 私たちはこのサービスを通じて、「捨てられる前に次の人へ」というコンセプトを実際の行動価値に変えています。 食品が価値を失う大きな原因のひとつは、タイミングと流通のズレです。 時間外で販売できない食品、店頭に並べられないまま期限を迎える食品。 これらは、本来ならば誰かの生活を支えられるはずの“価値あるもの”です。 Wakeatteでは、冷蔵スマートロッカーのリアルなインフラとデジタルの仕組みを組み合わせることで、時間や場所に依存せずに食品を販売・受け取りできる仕組みを構築しています。 これにより 販売店・小売店の食品ロスの削減 地域の循環型経済の創出 といった価値を同時に生み出しています。 さらには、生活困窮者や子育て家庭への支援にもつながる仕組みを導入します。 —— プロダクトと理念をつなぐもの CiPPoに共通しているのは、“人や組織が孤立しない社会をつくる”という思想です。 情報を届ける。人と人をつなぐ。価値を循環させる。 そのすべてが、デジタルとリアルの融合によって初めて成立する“地域インフラ”です。 私たちはテクノロジーで社会課題を解決するだけではなく、 人が日々感じる“暮らしの価値”を高め、誰しもが地域を自分ごととして関われる世界をつくる。 それが、CiPPoのミッションであり、これから一緒に働く仲間と共有したい未来です。