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公益社団法人 銀鈴会は喉頭がん、咽頭がん、食道がん、甲状腺がんなどで声帯を摘出し声を失った人に対し社会復帰をするお手伝いをしています。食道発声、電気式人工喉頭(EL)発声、シャント発声などの訓練で声を取り戻すことができます。
https://www.ginreikai.net/
名優で働く人が大切にしているValue(大切にする価値観)について、ショートインタビューするMy Value。
今回は、事業推進部で働くE・SのMy Valueです。
「Be different 異端であれ」です。
私個人としては、目立つのが好きではないので、異端であることは避けてきたのですが。。。
Be different 異端であれ
誰にでもできることは、他に任せておけばいい。
誰もやっていない、未来の当たり前を創ろう。
2022年10月に、名優のVision・Mission・Valueが変わる前は、社員行動指針であった「勇気をもって仕事をやりぬかん」という言葉に、いつも勇気づけられていました。
社員行動指針
・問題意識をもって積極的に学ばん
・創造的な解決策を考えん
・勇気をもって仕事をやりぬかん
・結果を見通し建設的な問題提起をせん
名優に入社してから5年が経ちましたが、今は「異端であれ」という言葉が、とても名優らしいなと思うようになりました。
私は元々、看護師として働いていていました。
でも、名優に入社した時は、 看護師であることに対して、何かを求められていたわけではないんです。いわゆる事務職として、メイト(アルバイト)で入社しました。
そんな、ある日。社長から
「銀鈴会という、癌などで喉頭摘出した患者さんの集まりに出展しているんだけど、やってみる?」
と言われ、社長と一緒に参加することに。
それから何回か社長に同行して頂き、今では月2回、一人で銀鈴会の展示を任せて頂いています。
普通であれば、製品の展示は営業が担当することです。でも、私には営業の経験はまったくありません。営業の皆さんのように、スキルがあるわけでもない。
それでも、私らしく誠意をもって患者さんと向き合っていると、患者さんも受け入れてくれるようになりました。製品を説明するというよりは、名優ブースの周りに患者さんが集まる「井戸端会議」のような感じです。
社員でもなく、営業経験がなかった私に、大切な展示対応を任せてくれる
売り込みをしなくても、それが許される
これって、異端なんじゃないかなと思います。
元々サラリーマンの患者さんに、営業のやり方を教えてもらう事もあります(笑)。
私は、自分が納得したものしか買いたくないんです。なので、患者さんにも、実物(サンプル)を実際に使ってみて、納得した上で購入して欲しいと思っています。
また、必ずしも名優の製品が全員の患者さんに合う訳ではありません。なので、自分に合うかどうかを確かめて、欲しいと思ったら買って欲しいんです。
喉摘者(喉頭を摘出した方)といっても、一人ひとり、症状は違う。
名優以外の製品を使っている方でも、否定的なことは絶対に言わないことを大切にしています。その患者さんに合っているのであれば、他社さんの製品でも構わないと思っています。
おしゃべりサロン
少し前に、Zoomを使った喉摘者のおしゃべりサロンを名優が企画しました。 残念ながら、当日参加者はいなかったのですが。後日に
「自分は参加しなかったけど、どうだったの?」
「Zoomではなく、現地でおしゃべりサロンをやって欲しい」
というご意見を頂き、現地でのおしゃべりサロンが開催できないか、今検討しているんです。
もっと話をしたいと思っている患者さんがお話できる機会を、名優がつくれるかもしれない。そう思うと、とてもわくわくしています。
是非、これを実現させたいなと思っています。