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新体操とダンスで鍛えたタフネス精神──裏方としてスタッフに寄り添う社員へと成長

ビーモーションの販売スタッフとして働いていた吉村 美咲希は、2021年4月に正社員として入社しました。大学時代には地下アイドルとして活躍していた吉村は、人を支える裏方や運営の仕事に憧れを持っていました。念願の運営の仕事に就いた吉村が、大学時代の思い出やスタッフとしての経験、意気込みを語ります。

授業が終わると地下アイドルに変身──チケット販売で身に付いた耐性が強み


私は2016年に、大学進学のため福井県から上京し、大学では『ユニドル』というダンスサークルに入りました。

アイドルのダンスをコピーして衣装や演出も全部自分たちでプロデュースしたり、全国大会では、総合的な精度や出来栄えを競い合ったり。ダンスにのめり込んでいました。

また、私は「モーニング娘。」が好きで、ライブ映像を何度も研究するほどにドハマリしていたんです。演出ひとつでガラッと雰囲気が変わるのが格好よくて、将来は演出の仕事に就きたいと思っていました。

そんなある日、サークルの紹介がてら自分のダンス動画をTwitterに載せたところ、地下アイドルのプロデューサーからオファーが来たんです。そして、舞台の裏方の仕事への足掛かりになるかもしれない、という期待もあって引き受けることになりました。

地下アイドルとしての活動は、大学3年の終わりから4年生まで約1年間続けていました。

ライブはほぼ毎日です。授業が終わったあとに劇場に通っていました。

しかも、月1回の主催ライブでは、ライブチケットを自分たちで販売しなくてはいけません。誰がチケットを販売したのか確認できる仕組みになっていて、誰目当てのお客様が何人きているかを毎日チェックされるんです。

「チケットを買ってください」とお願いするのが苦手だったこともあり、当時はプレッシャーとの戦いでした。正直、「楽しかった」より「大変だった」という印象のほうが強いです(笑)。

しかし1年間頑張ったことで、「数字への耐性」がつきました。その経験が、大学卒業後に販売スタッフとして入社したビーモーション株式会社(以下、ビーモーション)での家電販売において非常に活きていますね。


新体操部での過酷な体験があるから、コロナ禍での店舗販売も頑張れた


販売スタッフとしてビーモーションに入社をしたあとは、数万円という高額商品でもある筋トレグッズの販売職に携わりました。学生の金銭感覚のままだったので、最初は売ることをためらっていました。

私の場合、5万円もする商品を買ったら生活できなくなりますから、こんな高価な品物を買う人はいないのではないか、と思い込んでいたんです。

そんな迷いの中で、売り場責任者から「大人の金銭感覚はこんな感じだから、もっとこうすればいいよ」とアドバイスをもらったんです。

そこで、購入者の金銭感覚を想像した上で、その方の生活を思い描きながら売り場に立つことで、だんだんと販売できるようになってきました。

こんなこともありました。外国人の方がその筋トレグッズの商品を気に入ってくれて、ローンを組んでまで購入をしてくれたんです。

ローンの手続きがなかなかスムーズにいかずに1~2時間ぐらい寄り添って対応しました。その結果、お礼にタピオカをもらいました(笑)。

時間をかけて誠実に寄り添ったからこそ、私のために何かプレゼントしようと思ってくれたんだと気づき、接客のやりがいを実感しました。

このように嬉しいこともありましたが、2020年はコロナ禍で家電量販店に来店するお客様が少なかったため、接客があまりできず、苦労した時期もありました。

ですが、そんな時期にも、売り場の人間関係が良かったことや、ビーモーションの担当者が親身になって寄り添ってくれたおかげで、私自身気落ちすることなく、仕事に臨めました。

私があまりマイナス思考に陥らない要因として、自分自身の経験が影響しているかもしれません。大学時代の地下アイドルに加え、高校時代に新体操部に所属していた経験が、価値観の礎になっているんです。

高校時代の新体操部のコーチは「THE昭和」の熱血漢。スパルタすぎて何度もやめようと逃げ出したことがあったのですが、そのたびに連れ戻されました。

新体操は体重制限が厳しくて、少しでもオーバーすると連帯責任として部員全員サウナスーツを着てランニング……なんてこともありました。3年生では部長になったため、私のせいで後輩に迷惑をかけるわけにはいきません。

「自分のやるべきことはしっかりやる」という責任感や、物事をやり遂げるタフさが、そこで身につきました。その経験が今に活きているのではないかと感じます。


念願の運営の仕事はダンスの演出と似ている──スタッフを見守る立場へ



ビーモーションのスタッフとしては、約1年半家電量販店での販売に携わりました。

そして、後に社員になるのですが、そのきっかけは、そろそろ就職先を探そうと思っていたときに、ビーモーションで社員登用の仕組みがあると聞いて、相談をしたことでした。

しかし、ただ登用の仕組みがあったから社員になったわけではありません。社員になりたいと思った理由は、ビーモーションの「人を大事にする文化」に惹かれたからでした。これまでの経験から、スタッフに対して積極的にコンタクトをとろうと強く意識している会社なのだと実感していたんです。

実際に、当時私の担当だったビーモーションの方は、家電が売れた要因や売れない要因を、私に問うことで考えさせてくれました。

答えを示すのではなく、聞いてくれたことで、自分なりに「売り場をこういうふうに変えたら、導線が変わっていいのではないか」と考えるきっかけになりました。

また、以前にレコード店でPOPを描いていた経験から、家電量販店の売り場にPOPを描きたいと提案したことがありました。

最終的には、その家電のブランドイメージとの兼ね合いで実現にはいたりませんでしたが、ビーモーションの担当の方が話を聞いてくれて、メーカーと相談をしてくれました。

そういった背景から、2021年4月に正社員として入社し、7月現在はクリーナーや扇風機で有名なメーカーを担当する事務局員として内勤をしています。

業務の基本は資料の処理などですが、最近では、家電量販店の巡回に行くようになりました。私が販売スタッフとして店頭にいた頃に、巡回にきてくれていた営業担当者と同じような立場になったのです。店頭スタッフと直接話をする機会も急増しました。

売上アップのためにどんなアクションを起こせばいいか考えることは、学生時代のダンスの演出を考えることとよく似ています。元々やりたかった運営側の仕事ができているので、その点は大きなやりがいですね。

また、それ以外にも、新入社員研修で提案したプロジェクトも並走しています。スタッフに長く働いてもらうことを目的として、業務上の得意・不得意なことだけでなく、スタッフとの会話の中で見えてきた、どちらかというとプライベートな部分を社内で一貫して共有できるツールを作ることをチームで企画しました。

その企画が通り、新入社員である私達が主導となり、実際にプロジェクトが進んでいます。ビーモーションには新入社員であっても任せてくれる文化があるので、必要以上に謙遜せず、しっかりと進めていければと思っています。


コロナ禍を経験したから学んだノウハウをスタッフに伝えたい



最近はある程度仕事に慣れてきたので、自分なりの工夫や意見を伝えるようになりました。

たとえば、店舗の巡回の報告するときに、単に見たままの現状を報告するだけでなく、「ここが課題の原因だと思うので、こうした方がいいのでは」といった提案を追加するようにしています。

私がスタッフ時代に携わった筋トレグッズは競合がなく、ほぼ一強のメーカーなので差別化という意味でそれほど苦労はありません。ですが、現在携わっているメーカー商品の場合はライバルがとにかくたくさんいて、どう戦っていくか、戦略の立て方が勝負のカギとなります。

コロナ禍で店頭に立っていた私ならではのやり方や、工夫した点を積極的にスタッフに発信していけたらいいな、と思っています。

結果につなげるためのポイントの一つに、「まず商品を好きになる」ことが挙げられます。

販売員時代に、担当外の別メーカーの商品を、お客様にご紹介したことがあります。というのも、実際に私生活で使っていたので、良さを実感していたんです。

違うメーカーの人間が紹介すると、説得力があるのではないでしょうか。「本当にいいものをすすめてくれるんだ」と思っていただけたのか購入されました。

自分の体験から生まれた「いいですよ」という言葉は、やはり重みがあります。現在店頭で活躍する販売スタッフにも、まずはいろんな商品に興味を持って、好きになることから始めてほしいですね。

また、私だからこそ発信できる情報を活用していきたいと思っています。

たとえば、私が今携わっているメーカーはヘアドライヤーも出しているのですが、ヘアアレンジ用のコテは、使い方が難しいイメージを持っていました。しかしSNSで情報収集をすると、簡単にヘアアレンジに活用している投稿が見つかるんです。そういった情報を販売スタッフに伝えることで、先入観を払拭することから始めようと考えています。

今後は売上アップさせるために、営業戦略を立ててスタッフと共有し、マニュアルのようなものを作りたいですね。まだまだ職歴は浅いですが、店舗経験を活かし、スタッフに寄り添う裏方として頑張っていきたいです。

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