【プロフィール紹介】
F・Aさん 大阪出身。大学生の頃にビーモーションでアルバイトをスタートし、後に正社員へ。2020年4月で、入社4年(アルバイトを入れると6年)目。
趣味はカメラ。休みの日は、友だちと写真を撮りに出かけたり、料理教室や、ジムへも通う。
いちお聞いとくね「基本情報」
――担当されている業務内容について教えてください。
新入社員へのトレ―二ングを担当しています。販売職を希望されている方に、商品の売り方、売り場での立ち振る舞いを中心にトレーニングを行っています。
他には、実際にクライアント(メーカー様)をお伺いして、「こういう理由で実績が上がっています。」「これからはこう対策していきます。」といった、レビュー、今後の見通しなどについて、お話しさせていただく機会もありますね。
――どんなやりがいを感じますか?
一から育てたスタッフが、売り場に立っていく仕事なので、トレーニング期間は短いですが、最初はぜんぜんできなかった子が、売り場に立てるようになり、そこから仕事をしていくうちに、メーカー様側から指名が入ることもあるんです。「F・Aさんがトレー二ングしてくれた○○さん、すごく良かった!ぜひまた来てくださいね。」と言われると、「ヨッシャー!」って思いますね。そういう時に、すごくやりがいを感じます。
また、私がマイクパフォーマンスのトレーニングを担当しているので、「将来アナウンサーになりたい」、「役者で食べていきたい」という人たちも少なくないです。店頭でのマイクパフォーマンスの経験を経て、将来的にその業界でも活動するようになっていくのを見るのも、すごく嬉しいですね。
「ソチ落ち」の私と羽生結弦さん
――そうですか。では、そろそろ本題に。羽生くんファン歴何年ですか?もう‘ファン’とかじゃないですかね?
そうですね、神様なので。信仰対象です。
――呼び方は、羽生くんで大丈夫ですか?
ぜんぜん大丈夫です。私は一周回って‘羽生結弦さん’て呼んでますけど。‘ゆづくん’とか言えないんで。
――どんなきっかけで、羽生くんにハマりましたか?
羽生さんを好きな人って、だいたい三階層あるんです。
① ジュニアの頃から好きだった人
② ソチオリンピックで金メダルを取ったタイミングで好きになった人
③ 平昌オリンピックで金メダルを取ったタイミングで好きになった人
っていう風に。ちなみに、ソチからを「ソチ落ち」、平昌からを「ピョン落ち」って言うんです。
――F・Aさんは「どこ落ち」ですか?
私は「ソチ落ち」なんです。で、ソチの時のプログラムは、こちらご覧ください。(ここで自作の資料を出してくれる)
――これは、もしや、極秘資料ですか!?
とんでもないです。ぜんぜん見ていいです(笑)。今日のために作りました。自分の中でも整理するきっかけになって、すごくよかったです。
はい、(資料を指しながら)、フィギュアスケートはショートプログラムとフリープログラムの合計点で競うんですが、ショートがこの「パリの散歩道」っていう、超かっこいい衣装のものと、「ロミオとジュリエット」(新)の方ですね。個人的に好きなのは旧の方でこれがまたやばいんですけどね~。ステップシークエンスと言って、ジャンプなどが終わった後のステップがあるんですけど、あそこに行く前に雄叫びをあげるんですよ。これで死にました。「わぁーーーー!!!!」って雄叫びをあげてから、ステップシークエンスに入るんです。最高なんですね~。クゥー!!
なんともない時にコケちゃうんですよ。ジャンプは全部成功させて、「コケるんかい!」みたいな(笑)。「え~?かわいいぃぃ。好き~。」みたいな。
――そこも愛しいんですね?
まあそこ(コケるの)込みでのロミジュリと言われてるんで。これはまぁまぁまぁまぁ、なんですけど、本格的に羽生さんがやばくなってくるのは、2012年あたりからですかね。やっぱり人気の第一波が来まして。一番演っているプログラムが「バラード第1番ト短調」っていうプログラムで、通称「バラ1」と言われているんですけど。「バラ1」はもう5回ぐらい演っていて、今期は「バラ1」なんですね。それで今期の注目、「秋によせて」と「Origin」というプログラムは、前の年から引き継いでやってたんですよ。同じプログラムをやることは少ないんですが、勝利を取りにいくためにあえての。
この「Origin」、実は羽生さんが尊敬する、エフゲニー・プルシェンコのプログラムから感銘を受けて作った、いわゆるオマージュなんですね。‘Origin’は‘起源’という意味で、羽生さんの起源ということで、プログラムを作ったんですが、途中で気付くんですね。人の真似ばかりしていたら、自分のスケートはできないと。それで、「自分のスケートとは何だ?」と考えた時に出てきた答えが、「SEIMEI」だったんですね。
――あの有名な。
そうです。途中プログラムから、この「SEIMEI」に戻すんです。「SEIMEI」に戻して取ったタイトルが、四大陸選手権!四大陸選手権では羽生さんは金メダルを取ったことなかったんですよ。銀ばかりだったんですが、その四大陸選手権で、初めて金を取ったら、世界中のタイトルで金メダルを取った人、史上初の「スーパースラム」を達成することになるんです。そこがね、もう本当。。。ありがてぇ、ありがてぇ。てなわけで、今年がアツいんです。今年がアツい!
――なるほど。すごい「羽生愛」を感じます。
もう、なんかもうね、人間のふりをしてくれてるんですよ。人間のために。ボランティアです、すべては。
羽生か、羽生以外か
――写真を撮るのがお好きなんですよね?
はい。(F・Aさんが実際に撮った羽生くんの写真を取り出す)これが、そこそこ高いカメラとそこそこ高いレンズで撮れた写真です。どうぞ。
――きれいに撮れてますね~。実際にお休みを取って、地方まで遠征するんですか?
行きますね、日本の大会では写真が撮れないので、韓国とかイタリアまで。職場の方々が寛容なんです。「君がいなかなきゃ誰が行くの?」って、それでイタリアまで行ってきました。
――拠点はカナダですよね?
そうですね、トロントです。ちなみに私、昨日時計買ったんですけど、トロントの時間にしてるんですよ。羽生さんと一緒の時を刻んでます。
――もはや時間を見るための時計ではないんですね(笑)。ずばり、羽生結弦さんの魅力は何ですか?
もう何周かしすぎて、最近やっと結論が出たんです。
私の、「ディズニープリンセス」みたいな感じなんですよね。お姫様なんですよ。憧れでもないけど憧れだし、「ただただきれいなもの」といった感じで、もう死ぬまで生きててほしい!って感じです。
――恋ではないんですよね?
やぁ、でも、羽生さんと結婚できないなら、誰と結婚しても一緒だなって、思ってます。
――まさに「羽生か、羽生以外か。」ってやつですね(笑)。グッズなんかも、定期的に買うんですか?
ANAとかロッテとか、スポンサーが何社か付いてるんですけど、ロッテのお菓子を買うと羽生さんのファイルなんかが当たるので、それは会社中の人に頼んで買ってもらってます(笑)。もうポストに入れてくれるんですよ。あとアイスを買うと懸賞に応募できて、QUOカードが当たるのが去年あって、みんなで食べまくりましたね(笑)。
――社内の理解度が高いですね!
はい、例えば平昌オリンピックの時、会社でハワイにいたんですよ。で、ハワイ時間で昼間の15時に羽生さんの滑走の順番が来ていて、みんなちょうど海で「ウェ~イ!!」とかやっている時に、一人だけ「ちょっと、すいません。部屋戻るんで。」って言って、そのままLIVEで(羽生さんの演技を)観れたんですけど!皆で車借りて遠くのビーチまで行ってたので、戻んなきゃって言って、みんなで帰ってくれました(笑)。
――みなさんめっちゃ理解ありますね(笑)!
ほんと、いい会社ですわ。それで無事観れて、金メダル取れて。おいしいシャンパン飲んで、最高でした(遠い目)。
羽生結弦さんが好きすぎて
――しかし、あれ、相当な数ですよね。
プーさん何トン、とからしいですね。あれは現地の子どもたちに寄付してるので。森に帰らせてるので、プーは。
――森に帰ったって言うんですね。きれいな表現ですね(笑)。
ありがとうございます。羽生さんがミスすることを「ほころぶ」とも言うんですよ。ジャンプなんか失敗すると「まぁ、ほころびあるよねー。」みたいな。ミスじゃないんですよ。
――なるほど。
そんな感じです。なんと言うか、「死ぬ前に見るきれいな夢」みたいな感じです。
――噂によるとF・Aさん、羽生くんが好きすぎて、髪形まで変えたとか?
はい、すごく短く切ったんですよ。元々はロングだったんですが。
――いつ切りましたか?
羽生さんがスーパースラムを取った次の日に切りました。3週間前ぐらいですかね。
――最近なんですね。
最近バチっとやって。羽生さんの画像見せて「この髪形にしてください。」と言って、切ってもらい、髪の毛は寄付しました。
――羽生くんと仕事とで、何か繋がってる部分はありますか?
カメラですかね。今年から、ちょうどカメラの担当になったんですけど、羽生さん好きじゃなかったら、きっとカメラとも縁がなかったと思うので、それは芸が身を助けたと言うのか。あとは仕事への意欲が変わりましたね。お金稼がないと!とにかく海外行くには。
いちお仕事の話に戻るけどね「びーもって?」
――ビーモーションの魅力は何ですか?
わりと個人主義のまったく反対だと私は思っています。けっこうみんな、構いたがりというか。もともと販売を担当していた人が営業になったりすることが多いので、話すことが好きなんですよね、みんな。なので、困っている時に(どうしよう。)って固まっていたら、絶対誰かが話しかけてくれるし、放っておかれることは基本ないですね。
あと、キャラが立っている方は多いんですが、それぞれ尊重しつつ仕事する風土はありますので、楽しくやらせていただいています。よくバイトの募集なんかで「アットホームな職場です」とか書いてたら、個人的には「うわー。。」ってなっちゃうんですけど、その嫌さはまったくないアットホームな職場なんです!