社会人として働いていると、「自分って成長してるのかな?」と不安になることがあるかもしれません。でも、多くの社員を見ていると、成長の時期ってちゃんとありますし、それはほんの小さなきっかけから生まれることがほとんどです。
特に成長が印象的に現れるタイミングには、大きく2つのパターンがあります。
① ハードルを乗り越え“内側からの自信”が生まれたとき
若手社員の皆さんが大きく変わるきっかけのひとつがこれです。最初は不安だったタスク、苦手意識があった仕事、なかなか結果が出ずに焦っていたプロジェクト…。そうした“ちょっと背伸びが必要な仕事”を時間をかけて乗り越えたとき、人は見違えるほど変わります。
そのときに生まれるのは、誰かから褒められることで得る自信ではなく、「自分で乗り越えられた」という、内側から湧き上がる確固たる自信。これは次の挑戦に向かう力になりますし、「あ、自分って意外とやれるんだ」という前向きな気持ちに火がつきます。
② 助言やフィードバックで“ズレ”に気づけたとき
もうひとつの成長きっかけは、周りの人の言葉がきっかけになるとき。励ましのひと言で気持ちが軽くなることもあれば、少し厳しいフィードバックが胸に刺さることもありますよね。でも、その言葉を通して、「自分が思っていた自分」と「他者から見えている自分」の違いに気づけたとき、人は大きく前に進みます。この“認識のズレ”がわかると、改善ポイントが明確になり、次に向けた動きがとてもスムーズになります。もちろん、厳しめの指摘だった場合は一時的には心が痛いもの。でもその痛みの分だけ成長の伸びしろがある、ということでもあります。
成長は多くの場合“積み重ね”。後から気づくもの
人事の立場からお伝えすると、実は多くの成長は“瞬間的にガラッと変わる”ことのほうが珍しいと感じます。むしろ、日々の業務にコツコツ取り組む姿勢や、少しずつ改善しようとする習慣――こうした“小さな積み重ね”が、あるとき、目に見える大きな成長として表れるものです。
実際に「いつの間にか頼もしくなったな」と感じたり、その方の上司から「一段レベルアップした」という報告を受けたとき、人事としてもとても嬉しい気持ちになります。ただし、この変化は多くの場合、本人には日々連続的に起こっているため、自分では非常に気づきにくいものでもあります。
そのため当社では、上司との月1ミーティング(1on1ミーティング)や評価フィードバックの場を活用し、社員自身が気づきづらい変化や成長ポイントを、意識的に言語化して伝えるようにしています。
若手の皆さんには、焦りすぎなくても大丈夫だと伝えたいです。
成長は「じわじわ型」が普通ですし、毎日の小さな行動が未来のあなたをつくります。
ハードルを乗り越えたとき、誰かの言葉で視野が広がったとき。
そのどれもが、立派な成長と思います。応援しています。